特定記録郵便(配達記録)とは?料金や補償、書留との違いを解説!

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特定記録郵便(配達記録郵便)とは
郵便局が取り扱うサービスの一つで、
通常の郵便物に、郵便物の追跡サービスがつく形で、
配達が完了したかどうかを確認できる、
というものになっています。

一見すると、簡易書留などと似ているような感じもしますが
事故などが発生した際の補償は存在していないなど、
簡易書留とは異なる点も存在します。

その点を解説していきます。

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特定記録郵便を利用するには?料金は?

特定記録郵便は
郵便物、もしくはゆうメールを利用する際に
オプションとしてつけることができるものになっています。

ただし、ポストに投函したり、
集荷(大規模な取引のある企業などは除く)を
お願いしたりすることはできず
(ポストに投函すれば、そのまま普通の郵便物扱いになります)
郵便局に持ち込み、特定記録郵便を希望した上で
窓口にお願いする必要があります。

料金は160円となっており、
通常料金+特定記録160円というかたちになります。

料金に関して言えば、簡易書留は+320円となっているので
特定記録郵便の方が安い、ということになります

メリットは?

特定記録郵便のメリットとしては「荷物を追跡できる」と
いうことですね。
配達が完了したのかどうかまで含め、
記録を確認することが可能になっています。

当然、”郵便物を出した”という証拠にも
することができるものになります。

ただし、配達前に郵便局から出るタイミングで
配達完了になったりと、若干のラグが発生する事例もあるほか
万が一の事故が起きても、補償はありませんので、
その点は注意する必要があります。

あくまでも「追跡・到着の確認ができるサービス」と
考えておくとよいでしょう。

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どのように配達されるの?

特定記録郵便は、手渡しではなく
郵便受けへの投函での配達になります。
そのため”配達完了”ということは
知ることができても
”相手が受け取ったかどうか”までは
確認することが出来ない、というものになります。

簡易書留の場合は
基本的に手渡しとなっており、
受領印も必要になりますので、
”確実に相手の手に渡った”ということを
確認できるものになりますが
特定記録郵便の場合は
そこまでのものではない、ということになります。

あくまでも「配達しましたよー」ということを
知らせるまでが限界となり、
例えば郵便受けに投函されたままになっていたり、
郵便受けから誰かが抜き取ったとしても、
それは誰にも分からない、
ということになってしまいます。

簡易書留の場合、普通郵便とは別便で
配達されるのですが
この配達記録郵便の場合に関しては
別便の場合もあれば
一緒に配達される可能性もある、
とのことですね。

補償の有無が違う

簡易書留には万が一紛失や、
事故などが発生してしまった場合には
上限5万円までという条件はついていますが
「補償」が存在します。

そのため、何らかの理由により
相手に届かなかった場合でも
それを補償してもらえる、
ということになります。

一方で、特定記録郵便の方には
そういった”補償”は存在しておらず
万が一紛失や事故などが発生した場合でも
補償は存在しません。

この点は、簡易書留と特定記録郵便の
非常に大きな違いになりますので、
しっかりと頭に入れておく必要が
ありますし、
万が一があったら困る、というものに関しては
特定記録郵便よりも、簡易書留などの
補償があるものを利用して
発送したほうが良いのは確かです。

日曜日や祝日に配達は行われるの?

特定記録郵便は日曜日や祝日の配達は
行われません。
そのため、日曜日や祝日を挟む場合には、
相手への到着が若干遅くなる場合があります。

逆に、簡易書留の場合は
日曜日や祝日にも配達が行われるように
なっているため、
こちらの場合は曜日を気にする必要はありません。

簡易書留のほうがいい!という話ではなく、
そういう違いがありますよ、というだけですが
この点も頭に入れておきましょう!

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追跡は正確なの?

この点は、ほぼ正確です。

ほぼ、というのは、最後の地点、
先程も書いたように「配達完了」後に、
ちゃんと相手の手に渡ったかどうかまでは
確認できないことぐらいです。

以前は、郵便局を出る前に
配達完了の端末入力が行われていることがあり、
「実際に配達される時間帯」よりも早く
配達完了になっているケースも実際に
よく起きていたようですが、
こちらに関しては現在はほとんど解消されている、
とのことですので、この点は
あまり心配しなくても大丈夫かと思います。

どっちを選べばいいの?

「どっちにするべき」という答えはありません。

上のような違いを考慮しつつ、
決めていくと良いのではないでしょうか。

特定記録郵便でも十分役目は果たしてくれますが
高価なものだったり「絶対に届かないと困ってしまう」
ものだったりすれば、簡易書留にすれば良いと思いますし、
そうでない場合で、出来るだけ費用を抑えたい場合は
特定記録郵便を利用する、
などなど、場面場面によって”使い分け”をしていくのが
ベストではないでしょうか。

まとめ

特定記録郵便は、費用を抑えた状態で、
追跡サービスなどを利用することが出来るものになりますので、
そういったサービスを利用する際には
とても役に立つ存在です。

一方で、上で紹介してきた通り
残念ながら劣ってしまう部分が存在するのも
事実ではあるので、
その点は理解した上で、
上手く利用していく必要がありますね。

お金はいくらでも出すからより確実に!
と、言う人は簡易書留を使った方が良いと思いますが
”どちらが正解”ということはありませんので、
最終的には各自の判断ということになります。

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