芸能人の政治的発言はリスクが高い。安全のためのポイントを解説!

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芸能人が「政治」に関係する発言をする…。

これは、非常にリスクの高い行為であり、
できることであれば
「ノータッチ」を貫くのが、
「仕事」のことを考えるのであればベストです。

実際に、芸能人が政治的な発言をSNSなどで
することによって、
批判が集中したり、場合によっては炎上したりするような
ケースは、よくあることです。

また、ファン離れを引き起こすことも場合によってはあるでしょう。

綺麗事ではなく「世の中の現実」を見据えた上で、
芸能人が政治的発言をすることのリスクを考えていきたいと思います。

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法律上は問題なく、個人の自由。しかし…?

「芸能人が政治的な発言をしてはいけない」という
法律は存在していませんので、
政治関係の話題を口にすること自体は「違法」ではありません。
政治的な話をすることも個人の自由で、言葉遣いや行動に
気を付けていれば、それは悪いことではありません。

世間一般的な考え方でも、少数の考え方でも、
批判でも肯定でも、どんな意見を口にすることも、
これは個人の自由です。

どんな意見を口にしようと「法律の範囲内」なわけですから
ルールの上では何の問題もないわけです。

ただ…自分の職業が「何」を使っての商売なのか。
それはよく考える必要がありますし、
リスクについてもしっかりと考慮する必要があるのもまた、事実です。

それらを全て、承知の上で、
なお、政治的発言をする芸能人の方は全然良いと思いますが
単に「自分が言わないと!」ぐらいの使命感で、
軽々と、そういう発言を繰り返すようになってしまうと、
最後に気付いたときには、ファン離れを起こして
仕事もなくなってしまっていた…ということにも
なりかねません。その点は、注意しておきましょう。

正解がない話題だからこそ「リスク」は高い

政治系の話題は「全員が納得することはあり得ない」
難しい世界です。

例えば、Aという法律があったとして、
それに対して「賛成」の人もいれば「反対」の人も
当然いるわけです。

そのため、自分は賛成、と言えば
反対の人たちとは「異なる意見」になるわけですし、
自分は反対、と言えば賛成の人たちとは異なる意見になるわけです。

そして「どちらとも言えない」という態度であれば
双方から反感を買う可能性も否定はできません。

つまり政治系の話題に口を出すことは、
「必ず誰かの賛同を得ることができる一方で、必ず誰かとは異なる意見になる」
ということです。

政治系の話題の場合、特にピリピリしている人も多く、
賛成すれば反対の人たちから、反対すれば賛成の人たちから
猛烈に叩かれる可能性もあり、
有名な芸能人の方であればあるほど、
それぞれの衝撃は、非常に大きい物になる、というのが現実です。

政治系の話題には「正解」はありません。
意見Aと意見Bが常にぶつかり合い続けるものです。

そういう特性のある世界だからこそ、
簡単に発言することは、難しい世界でもあるのです。

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一般人以上に芸能人はリスクが高まる。有名であるほどさらに「危険」

政治系の話題は、”非常に炎上”しやすいですし、
実際にSNSなどを眺めていると分かる人も多いと思いますが
「過激な人」も結構多く存在します。
”自分と異なる意見は許さない”みたいな勢いの人までいるのです。
全員が全員そうではありませんが、そういう話題にのめり込んでいる人の
一部は、何故だか「非常に攻撃的」かつ「話し合いはできない」ことが
非常に多いです。

そのため、政治系以外の話題に比べても、
一般人でも「炎上」や「暴言のターゲット」になるリスクなどは
非常に高い話題です。
(なので、一般の方でもツイッターなどで、一切そういう話題を
 出さず、私生活でも話題を出さない人は多いです)

それに加えて、
芸能人の場合は「注目をイヤでも集める」ために、
政治系の発言をすれば「あっという間に大注目」される可能性もあります。

そうなってくると、あなたと同じ意見の人間からは
有名な〇〇さんがこう言ってくれた!と喜ばれるかもしれませんが
逆に、”意見が別”だった人たちからすると、
憎しみや怒りの対象にされてしまい、SNSなどを通じた
批判や酷い場合は誹謗中傷などが起きる可能性もあります。
面白おかしく週刊誌や、一部サイトなどが取り上げて
さらに混乱が拡大するような可能性もあるのです。

元々「トラブルになるリスクが高い話題」であり、
それに増して「”芸能人”という注目される立場」である以上、
”トラブルになる可能性が高い話題”を”一般の人よりトラブルになりやすい立場”から
発する…ということになり、
”芸能人が政治系の話題を出すことは、非常に高いリスクを伴う”
ということは理解する必要があります。

芸能人という”仕事”の特性を理解する

”芸能人”は、自分自身の見た目・キャラクター・イメージなどを
”商売道具”にする仕事です。
見た目勝負の人、キャラクター勝負の人、イメージ勝負の人、
色々な人がいます。

しかし、そういった”自分自身”が”商売道具”である職業の人が
政治系の話題を口にする、ということは、
例えばお店に例えれば、お店の商品に政治のポスターを
貼り付けて一緒に売るのと同じようなことを意味します。

例えば、ラーメン屋に行って、ラーメンを注文したら
ラーメンと一緒に、政治の話題のポスターが出てきたりしたら…?
当然”イヤ”と感じる人はいますよね。

例えば、コンビニなどの場合は”そこにある商品たち”が
商売道具です。
その商品たちに、いちいち政治の話題がくっついていたり、
買うたびに政治の話題をされたりしたら、
そんなコンビニ行きたくない、と思う人は確実に出てくるのです。

多くの人は、”コンビニに政治の要素”など求めていません。
それと同じで、芸能人にも政治の要素を求めている人は、
それほど多くはないのです。

”芸能人を見る”目的は人によって異なりますが、
芸能人が関係するドラマにせよ、バラエティ番組にせよ、歌でも
劇でも、イベントでも基本的には「娯楽」のために芸能人に関係する
「何か」に触れたり、買ったり、見たりする人がほとんどです。

そんな芸能人の方が”政治的発言”をすれば…
当然「法律」としては間違ってないですし、
「声をあげる」という行為は個人としては「好きにすればいいこと」です。

しかし、芸能人は”自分が商売道具”であることを忘れてはいけません。
自分自身のイメージ・姿・キャラクター…そういったものでお金を稼いでいるのです。

ですから、芸能活動で稼いでいる方が、政治的発言をすることは、
ラーメンで稼いでいるラーメン屋が、自分のラーメンに政治のポスターを貼り付けるのと
同じような意味だということは、忘れてはなりません。

確実にリスクは伴う。発言するならその覚悟は必要

「政治的発言が多い芸能人」を嫌う人は確実にいます。
”意見が反対側”の人からは当然イヤなイメージをもたれるでしょうし、
”政治的な話題に関わりたくない”人や、”興味のない人”、
”芸能人を見て楽しく過ごそうと思ってるのに、そういう話題をいちいち見たくない人”からも
敬遠される可能性は非常に高いです。

”人”としては別に間違っていません。
ただ、”自分の職業”としては、戦略的には間違っていると
言わざるを得ません。

絶対に”政治的な話題に触れないほうが”リスクは少ないですからね。

もちろん、そういう発言を”売り”にするような
芸能人の方もいます。
ですが、そういう方はやはり「よく炎上したり」しているケースは多いですし、
”リスク”が高まるのは、否めません。

まとめ

「自分が声をあげなくちゃいけない!」だとか、
そういう綺麗ごとはさておき
”自分自身にとってリスクが高い”こと、
そして”それを望んでいないファンも多い”ことは
忘れてはいけないことです。

その上で、自分がどう振る舞うかを決断するのは
最後には自分自身ですが、
後から「こんなはずじゃなかった」というようなことに
ならないように、という点はしっかり注意しておきましょう。

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