生活苦の人からすれば、自粛を求める人こそ「コロナ以上の脅威」

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新型コロナウイルスの騒動により
感染者の数が増える都度、
軽々と「再度の緊急事態宣言を」だとか
「自粛を!」だとか、
言い出す人もいます。

もちろん、感染症予防の対策は大事なことです。

ですが、自分のことしか見えておらず、
周囲に対する”想像力”が、あなたは
欠けてしまってはいませんか?

自分は、金銭的に大丈夫、
自分は、自粛が続いても職を失うことはない、

そういう状況だと、分からない、というのも
無理はありませんが、
「生活苦」に既に陥っている人や
「自粛が続けば失業するかもしれない」人からしてみれば、
感染者が増える都度騒ぐ人は
「コロナ以上の脅威」なのです。

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生活苦の人からすれば命に関わる

生活苦の人からすれば、
再度の緊急事態宣言や、自粛を求められる、ということは
「コロナそのもの」以上に
「自分の人生を脅かす脅威」となります。

綺麗事を言いたくなる気持ちは分かります。

本当の理想を言えば
「感染症対策のために、過剰と言えるぐらいまでの自粛をし、
 ウイルスを絶つ」ということが、理想なのでしょう。

でも、それじゃ、生きていけないのです。
あなたは平気でも、他の人の中には
耐えることのできない人が、大勢存在します。

自粛や緊急事態宣言で、収入減になっている人もいます。
ギリギリで生活していて、
もうこれ以上は…無理!という人も本当にいます。

会社やお店も「もうこれ以上は限界」というところも
たくさんあります。
そういうところで働く人からすれば、
「これ以上自粛させられたら、本当に人生壊れるんだけど…」と、
コロナ以上に、騒ぐ人が脅威になっているのです。

理想を追い求めたい気持ちは分かります。
でも、それでは生きていけない人はたくさんいますし、
この世は、綺麗事では成り立ちません。

金がなければ生きていけない

金が無ければ、人間は生きていくことができません。

そして、自粛や緊急事態宣言により、
”確実に”収入が減っている人はいるのです。

人間は「月々の収入で計算して」色々な支払いを
しています。
家賃もそうですし、保険料などもそうです。
ですが、それが、急に無くなったり、減ったらどうでしょうか?

経済的に余裕のある人ならともかく、
そうでない人は既に「削る部分」が存在しません。

「他ルートで稼げば?」などと軽々言う人もいますが
お金を稼ぐことを甘く見すぎです。

貯金も、全員があるわけではなく、
むしろ、「中央値」を見る限り
貯金のない世帯も非常に多いわけです。

つまり、何度も何度も自粛させられれば
それこそ「破産」の危機に陥る、という人は
たくさんいるわけですね。

そうなってくると、そういう「お金に余裕のない人」からしてみれば
新型コロナウイルスそのものよりも、
「騒ぐ人」の方が、脅威になるのです。

黙って自粛してたら、生活が破綻してしまうわけですからね。

お金に余裕のない人からすれば、
本当に、崖につかまっている自分を、騒いでいる人たちが
突き落としに来ているような、
そういう状態なのです。

”お金に余裕がない”
そういう状況を、少しは想像してみてください。
金持ち目線で、物事を考えては、いけません

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職を失う不安を理解できているか?

仕事が無ければ、収入はなくなります。

コロナの自粛や緊急事態宣言により、
収益が大幅に減り、
自分の職業の業種によっては、本当に
いつ「リストラされるか」
そもそも、いつ「倒産してしまうか」
そんなギリギリの不安と戦っている人も大勢います。

それなのに、軽々自粛だ!緊急事態宣言だ!と叫ぶ。

これはもう、職を失う不安と戦っている人からは
本当に「コロナ以上の脅威」でしかありません。

よってたかって、失業させようとしているのか?
と、思ってしまうでしょう。

転職すればいい、と軽々言う人もいますが
同じ待遇での転職は難しく、
また、こういうご時世ですから、転職も簡単ではありません。

コロナを想定して月々の支払いを考えていた人なんて
いませんから、ローンなどがあれば、
それこそ、どうすることもできなくなります。

このまま自粛ムードや
緊急事態宣言の繰り返しムードなどが続けば
「本当に職を失うかもしれない」
という人からすれば
職を失う恐怖・不安>コロナ感染の恐怖・不安
です。

自分の職業が安定しているからと、
自粛だ自粛だ騒ぐのは、
そういう人たちのことを、まるで理解していません。
弱いモノいじめと同じようなものです。

少し、想像力を持って
考えてみてください。

”仕事を失うかもしれない恐怖”
というのは、本当に恐ろしいものですし、
残酷なものです。

金が無ければ自粛もできない

結局のところ、金が無ければ自粛も
できないわけです。

自粛していて、お金が降って来る、なんて
ことはありませんから、
仕事に行かなくてはいけませんし、
お店も、お店を閉めていても、お金が
ガッポガッポ入って来るわけではありません。

自粛の長期化を耐えることができるのは
「お金がある人・企業・店」だけです。

そしてそれは、全体からすれば少数派です。

金が無ければ自粛もできない。
それは、理解する必要がありますし、
それでも強引に自粛させることは
「生きるのをやめろ」と言っているのに
等しいことであり、
ギリギリで耐えている人を
崖から突き落とす行為でしかありません。

生活が苦しいのは「自己責任」ではない

コロナの影響で生活が苦しい人に対して
「自己責任」などと心無い言葉を投げる人が
いますが、違います。

コロナなんて誰にも想像できないことであり、
感染症拡大などは想像できても
ここまで自粛させられたりするようなことを
想像して、人生設計をしていた人は
まず、いないでしょう。

そういった人に「貯金が無いのは自己責任」
「有事に対応できないのは自己責任」は
余りにもひどい言い草ですし、
完全に弱いモノいじめでしかありません。

コロナによる生活苦は自己責任などでは
ありません。

そして、自己責任と言うのであれば
その人たちが、働くこともまた自由であり、
自粛を強要したりしてはいけません。

自己責任でもなんでもなく、
一種の自然災害とでも言えば良いでしょうか。

少なくとも、絶対に「自己責任」などではありませんし
そういうことを簡単に口に出来てしまう人は
少し、冷静になって考え直した方が良いです。

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生活苦の人を追い詰めると大変なことになる

これ以上、生活苦の人を追い詰め続けると
どうなってしまうのか。

当然、生活が破綻する人、
職を失う人、
全てを失う人が出て来るでしょう。

そうなった人の中には
なんとか耐える人もいるでしょうし、
家すら失う人もいるでしょうし、
自暴自棄になって自ら命を絶ったり、
最悪のケースを言うのであれば
「無敵の人」となって
犯罪に手を染める人も出て来るでしょう。

”その人たちからすれば”世の中の騒ぐ人たちが
”コロナ以上の脅威”であり、
それに、人生を奪われた、となれば
恨みも非常に強いことは、
自分がそういう立場で無くても
安易に想像できるのではないでしょうか。

感染予防や自粛だけではダメなのです。
安易に自粛自粛騒ぐことは、
それは、生活苦の人たちからすれば
「コロナ以上の脅威」でしかありません。

もちろん、感染症自体の対策も大事です。

ですが”何かを制限し、身を削る対策”は
もう、限界です。
自分は平気だったとしても、
それに耐えられる人は”少数派”なのです。

まとめ

安易に自粛ばかり騒いでいる人は
よく、考えてみてください。

その人たちの立場になって考えるのです。

「コロナ」よりも「騒ぐ人」の方が
恐ろしく、自分自身の人生を奪う
「恐怖の存在」だと思えるのではないでしょうか。

もちろん、余裕のある人が、感染症の対策に
注力することは構いません。

ですが、それを生活苦の人にまで
押し付けたりしてはいけません。

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