いくら消費税増税しても借金は減らず、保障費も足りない。その理由は?

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消費税は
どんなにあげても、
国の借金は減らず、社会保障費も足りないままでしょう。

確かに、消費税を上げれば
単純に計算すると税収は増えるでしょう。

ですが、現実的には
どんなに消費税を増税したところで、
国の借金というものは減らず
社会保障費も足りないままです。

今後15パーセントにしようが
20パーセントにしようが
35パーセントにしようが
「足りない、足りない」という声が消えるわけでは
ないのです。

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何パーセントに上げればいいという考えが間違え

そもそもの大前提として
「消費税を何パーセントにあげれば大丈夫」という
考え自体が間違え、というのが現実になりますね。
20パーセントだとか、25パーセントだとか、
35パーセントだとか
色々なことを言う人がいますが、
そういう問題ではありません。
それは机上の空論でしかなく、
数字だけを考えるのであれば、35パーセントだとか
そういうパーセントに上げれば
財政を賄うことができるのかもしれませんが
現実的に考えれば、そうはならないでしょう。

現実的な答えを言うのであれば
今のままでは「足りない」のは事実でしょうし、
仮に遠い未来、消費税が35パーセントになっていたとしても
「足りない」と言い続けている、というのが
現実でしょう。

その理由は、とても簡単です

税収が増えれば無駄遣いが増える

今後、増税した場合
”無駄遣い”もそれに伴って増えて行くでしょう。
そうなれば、借金だとか社会保障だとか
そういった部分には単純には回らず
”無駄遣い”の枠が増えて行くことになります。

無駄遣いが増えればどうなるか?
これは、単純に税収が足りなくなるわけです。

そしてまた増税を行う。
その繰り返しですね。

では、どうして無駄遣いが増えてしまうのか。
これも、簡単なことです。
人間はあるものは使ってしまう生き物
だからですね。
例えば、子供も、お小遣いを増やせば
あるだけ使ってしまう子供がいます。

それと同じことです。
税収が増えれば、あるだけ使ってしまう人が
いるのです。

そのため、どんなに消費税を増税したところで
無駄な支出が増えて行き、
どんなに増税しても
足りない!足りない!を連呼するのです。

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人間は欲のかたまり

人間は、つい欲が出てしまうものです。
消費税の増税が行われると、
次は「もうちょっと上げることができるかも」という
風になっていってしまうのです。

そして、
人間は”楽な方向”に逃げてしまう生き物でもあります。

そのため、
”無駄遣いを無くす”か
”消費税を増税するか”の
選択肢を前に、お偉いさんは後者の方を
残念ながら選びます。

そしてさらに増税されるー。
増税されたらその分、少し無駄遣いが
出来るようになり、
無駄遣いをするとまた、「もっとお金が欲しい」と
そういう風になっていくのです。

欲のある人間だからこそ、消費税の増税は
キリがないのです。

言い訳ばかりを考えているうちは止まらない

消費税増税で言い訳ばかりしている以上、
消費税増税は止まりません。

「国に借金があるから」
「社会保障が維持できないから」
こういった言い訳ばかりをしていて
「無駄遣いの削減」だとかそういった
前向きな方向を考えようとしないー。

そういう状況である限り
これからもずっと消費税は増えて行くでしょう。
根本的に壊滅するつもりがなく
言い訳ばかりしているー。
そういう状態ですね。

子供の教育に当てはめて考えてみてもそうですが
「言い訳すること」ばかりを考えていて
”どこが悪いのか”をちゃんと考えることのできない子供は
いつまで経っても同じことをします。

それと同じで
借金がー!保証がー!と同じ言い訳ばかりを
繰り返していて、根本的な部分を治そうと
努力もしない以上、
増税はこれからも続いていくのです。

何パーセントにすれば足りるのか?

残念ながら、これに答えはありません。
〇〇パーセントにしなければ借金は~
だとかそういうことをいう人もいますが、
それは数字しか見ていない証拠です。

何故なら、上でも書いてきたように
税収が増えれば無駄遣いも増えるためです。
そのため、計算上では〇〇パーセントにすれば
足りる、という答えを出せても
それはあくまでも数値上の答えでしかなく
実際の答えとは異なります。

実際は「何パーセントにしても足りない」というのが
残念ながら答えでしょう。
増税すればするほど”無駄遣い”も増えて行きます。
今後、社会保障費も増えて行きます。
そして、人間は欲深いですから
上げれば上げるほど、どんどん
次のステップを目指すようになるでしょう。

〇〇パーセントになれば足りる、
なんてことはあり得ないことであり、
無駄遣いを自制するようなことが
できなければ、消費税は
上がりつづけて行く、これが
答えになるでしょう。

〇〇パーセントになれば足りる!なんて
思っていると、
その時に「やっぱり足りませんでした」と言われて
愕然とすることになりますよ。

”消費税増税のゴール”は、
近づけば逃げて行くのです
ゴールに届くことは、永遠にないのかもしれません。

まとめ

消費税増税が行われれば行われるほど
無駄遣いが増えて行く。
それが、人間の性質であり、
お偉いさんの性質です。
残念ながら、誰がトップに立とうと、
これは変わらないでしょう。
口ではなんとでも言えますからね。

なので、消費税増税にゴールはありません。
〇〇パーセントにすれば財政が…なんて言っている人は
現実を直視できていません。
ゴールはどんどん遠くに行くのです。
上げれば上げるほど無駄遣いが増えて
いくら上げても「足りない足りない」と
言い続ける。

悲しいことですが、それこそが”現実”と言っても
良いでしょう。

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