職業病の治療方法と予防方法は?どうすれば健康を守れる?

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職業病(しょくぎょうびょう)は
仕事を原因とした病気や、
特定の職業についている人が
かかりやすい病気のことを示す言葉で、
色々な病気に対して用いられる言葉です。

特定の病気のことを示しているわけではなく
仕事をすることによって、なってしまう病気、
あるいはなりやすい病気などの総称になりますから
一言で”職業病”と言っても
症状や深刻度は人によって
異なってきます。

では、職業病にならないためには
どのように予防をしていけば良いのか
職業病になってしまった場合は
どのように治療を進めて行けば良いのか、
その点について解説していきたいと思います。

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職業病の原因とは?

職業病の原因は病気によっても
様々ですが、基本的には
仕事を起因としたものになります

例えば、デスクワークなどをしていて
首や肩が慢性的に痛くなってしまえば
それは職業病と言えますし、
目を使う仕事をしていて
目の疲労が蓄積されて
目の病気などになってしまった場合は、
それも職業病と呼ぶことができるでしょう。

”仕事”が原因で生じている病気、
これが職業病なのです。

また、病気とまで行かなくても
仕事が原因で
何らかの体調不良を招いているようなケースでも
職業病という言葉は使われますから
非常に幅広い範囲で、この言葉が使われている、
ということになりますね。

予防する方法は?

職業病を予防する方法は様々です。
一番は「仕事をしすぎず、ほどほどにする」ということに
なるかと思います。
どんな職業病であっても、やはり
仕事を長時間行う、ということが
そもそもの原因になるかと思います。
どうにもならないケースも多いかとは思いますし
なかなか仕事時間を減らすのも難しいですが、
一番の予防方法としては「仕事を減らすこと」以外には
ないでしょう。

仕事のしすぎはどのような職種であったとしても
最終的には人間の身体を壊してしまうことに
繋がってくるものになります。

予防する方法としては、「仕事をしすぎないこと」
これが、一番です。

ただ、現実問題として
普通に定時に帰っていても
職業病のような状態に
なってしまうことは普通にあると思いますし、
残業などに関しても、職場によっては
やらざるを得ないようなケースも
多いでしょう。

”職業病になってしまうからやりません!”
なんていうのは社会的には通用しないでしょうからね…。
なので、完全な予防というのは
なかなか難しいのも事実です。

仕事をしている以上、ザンネンながら
職業病になるリスクを避けることは
できないでしょうし、
みんな、どこかしら仕事によって
身体を壊しているような側面は
あるのもこの世の中の事実であると思います。

とは言え、可能性を0にすることは
できずとも、ある程度可能性を下げることは
充分に可能です。
例えば、職業病になりやすい職業と、
なりにくい職業が世の中にはあります。
例えば、上でも挙げたようなデスクワークでは
職業病になりやすいですし
格闘技などに関しても怪我などから
病気になってしまったりするようなことも
あるでしょう。

そのような、明らかに職業病になりやすそうな
職業を避けることで、
ある程度職業病のリスクは避けることが
できるでしょう。

ただ、職業病になりやすいかなりにくいかを
職場ごとに確実に判断することは
難しいですから、対処するにも限界が
あるのも事実です。

あとは本当に、職場ごとに
自分なりの予防方法を見つけて
予防をしていくしかありません。

例えばデスクワークであれば
姿勢が固まったりしてしまわないように
定期的に身体を動かしたりすることも
大事になってきますし、
外作業の仕事であれば
熱中症などを起こさないように
しっかりと対処をしていく、ということも
大事な部分のひとつになります。

自分の職場ではどのような職業病に
なりやすいのか、それをしっかりと把握しておき、
自分の出来る範囲で、そうならないように
上手く立ち回って行く、ということが
難しい事ではありますが
大切になります

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職業病の治療方法は?

職業の治療方法…
これは、人によって様々です。
上でも書いたとおり、
一言で「職業病」と言っても、
色々な種類があります。
一般的に病気、と言われるような状態や
症状が出てしまうような職業病もあれば、
単純に腰が痛いなぁ、ぐらいの職業病もあります。

そのため、職業病の治療方法はこうです!と
言ってしまうことはできません。
職業によって、どんな症状が出て来るのかも異なりますし
人によっても、その症状は異なってきます。

自分にどのような症状が出ているかを考え
仕事をしていく上でそれを上手く緩和させる方法が
あるのかどうか
仕事時間を減らしたりすることができるのかどうかを
まずは考え、それが可能なのであれば
仕事時間を減らすなどの対策を
しっかりと行っていくしかありません。

また、どうしてもそういったことが出来ない状態なのであれば
自分の出ている症状に見合った病院の
診察を受けて対応していく、ということになりますね。
例えば目を酷使していて目が疲れている状況なのであれば
受診するべきは眼科になりますし
音楽関係の仕事で耳が…という場合は耳鼻科、
慢性的な頭痛が…という場合は脳神経外科などなど、
自分の出ている症状に応じて病院を
選ぶ必要があります。

ある程度は仕方がないもの…?

職業ごとに、ある程度職業病のような
症状が出てきてしまうのは
仕方のないことです。
本当は健康が一番ですが、
お金を稼がないと生きていけないのも事実ですし
仕事を続けていると
病気とは行かないまでも
職業病とい呼べるような調子の悪い部分は
人間、確実に出てくるかと思います。

ある程度はそれを受け入れつつ、
日常生活に支障が出ないように上手くカバーして
やっていく、ということが大事になりますね。
体調が悪い場合は無理をしすぎることは
厳禁ですが、
職業病に絶対になりたくない!なんて言いつつ
仕事を探していると
仕事が見つからなくなってしまいますから
注意するようにしましょう。
同じ仕事でも職業病が出る人もいれば
出ない人もいますし
個人差や仕事の仕方によっても
色々変わってくるのは事実です。

体調不良以外の職業病

職業病と呼ばれる言葉は
体調不良だけに使われるわけではありません。
体調不良以外の部分にも
”職業病”という言葉が使われることがあります。

例えば、接客業などをしていると、
自分が仕事中ではなく、
コンビニなどに立ち寄っている際に、
他のお客さんが入ってくるときに
反射的に「いらっしゃいませ」と言ってしまいそうに
なったり、仕事をしていることによって
そのくせが日常生活に出てきてしまったり
仕事をする上でのクセや考えなどが日常生活に
出てきてしまったり…

そう言ったことに対しても職業病と言う
言葉が使われることがあります。
これは、当然病気ではないので
必要以上に気にする必要は全くないのですが、
場合によっては恥ずかしい思いを
することになりますから、
そういう点は注意しておいた方が良いですね。

私も店長をやっている頃、
いらっしゃいませ言いそうになったことが
あるので、
そういった、職業によるクセには
注意するようにしましょう。

まとめ

仕事をしていることで
何らかの体調を崩してしまうことは
ザンネンながら、仕事によっては
あることです。

自分なりに上手くその
職業病と付き合っていく、ということも
大切になりますし、
症状がひどくなってしまった場合に関しては
無理をし過ぎずにしっかりと、
病院など、必要な治療を受けるようにする、
ということが大切な部分に
なってくるかと思います。

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