失業者が増えるとどうなるの?あらゆる場所に出る影響を理解する。

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失業者が増えると
どうなるのか。

考えたことはありますか…?

”自分には関係ない”と思っている人もいるでしょう

確かに経済的に余裕のある人や、
職業的に、安定しているような人は、
”直接的には、関係ない”かもしれません。

ただ、失業者が爆増すれば、
失業とは縁のない人にとっても
それは他人事ではなくなります。

国力云々とか、生産力云々とか、
そういうお話ではなく、もっと身近なレベルで
何が起きるのか、ということを解説していきたいと思います。

総生産とか、そういう話は
日常生活にはあまり関係ないことですからね。

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失業者が増えれば恐ろしいことが起きる

まず、自分自身が失業してしまった場合も
そうですが、失業者が爆増すればするほど、
自分が失業しなかった場合でも
次第に影響が出て来る可能性があります。

自分には関係ないだろう、と思っている人も
お金に余裕があって「努力不足だ」みたいなことを
言っている人も、決して、他人事では済まないことに
なる可能性もあるのです。

失業者が増えていく、ということは
それだけ恐ろしいことである、ということは
覚えておいても損ではないでしょう。

では、どのようなことが起きるのかどうか。
それを見ていきましょう。

倒産や解雇が連鎖していく

まず、失業者が増える、ということは
企業が、人を解雇しなくてはいけないような
状況に陥っている、ということを意味しています。

平常時でも失業者は当然いますが、
急激に失業者が増えているような場合は
社会的に何かが起こっているような場合でしょう。

そうなってくると、廃業や倒産をする会社・お店などが
増えていくことになります。
そして、Aが潰れると、Aと関係していた別会社やお店、
BやCにも影響が及び、結果的にBもCも倒産・閉店
してしまうという連鎖反応が起きる可能性があります。

BやCも倒産すれば、
当然、B、Cに勤めていた人も失業することになります。
そして、B、Cと関係していた会社やお店にも
影響が出て…
と、どんどん連鎖していく可能性があるわけです。

最終的には、”余裕”な会社にも連鎖の影響が
巡ってきて、”無関係”だと思っていたようなところにも
業務上の影響が出る可能性は十分にあります。

そして、お店や企業が無くなっていく、ということは
それらを利用していた人にも影響が出る、ということです。
あなたの利用していたサービスを運営している企業が
潰れて、そのサービスが終わってしまったり、
利用していたお店が潰れてしまったり…
そういう影響が出る可能性もあるのです。

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求人が無くなる

失業者が増える、ということは
それだけ”仕事を探している人”が増えることを
意味しています。
仕事を探している人が増えても、
基本的に求人数がその分増える、などということは
ありません。
むしろ、失業者が増えるような状況ですから
それに比例して求人も少なくなっている傾向の方が
可能性としては高いでしょう。

そうなってくると、求人に対する倍率だけが上がり、
万が一失業してしまった場合、
なかなか新しい仕事を見つけることができない、
という状況になってしまい、
失業状態から抜け出せない人で
溢れることになってしまいます。

自ら命を絶つ人が増える

失業者が増えると、これが増加します。
どうすることもできなくなって命を絶ったり、
自暴自棄になってしまって命を絶ったり…
そういうことですね。

失業者が爆増するようなことがあれば
これも爆増していきます。

生活保護だとか、選ばなければ仕事はたくさんある、
と言う人もいますが
世の中、そんな綺麗事では済まない世界で
生活保護は通らないこともありますし
手続きにも、失業者が増えているような状況では
いつも以上の時間がかかることもあります。

また、仕事に関しても、
”選ばなければできる仕事”が
どんな仕事なのかどうか、よく考えてみることです。

なかなかそう簡単なものでは
ないのです。

で、中には
”勝手にいなくなってくれれば”と思うような人も
いるかもしれませんが
自ら命を絶つ人が増える、ということは、
例えば、電車の人身事故などが爆増したり、
飛び降りなどが爆増したりすることを意味していますから
電車通勤をしている人は、
まともに動かない電車に巻き込まれる可能性
だってありますし、
あなたの日常生活に影響が出て来る可能性もあるのです

治安の悪化

さらに恐ろしいのがこれです。
”治安の悪化”

失業して、どうすることもできなくなったり、
自暴自棄になってしまったりした人が
選ぶ道は「自ら命を絶つこと」だけではありません。

もちろん、そのまま再起を目指したり、
一人、どうすることもできないまま
命を落としたりする人もいますが、
”別の道”を選ぶ人もいます。

それが”犯罪行為に走る”人ですね。

これも、必ず一定数存在します。
中には”失うものはもう何もない”状態に
なってしまって、
凶悪事件を起こすような人も出て来るでしょう。

生活に困窮して盗みを働く人もいれば
もう本当に、どうにでもなれ!となってしまって
凶悪事件を起こす人も出てきます。

これが、”自分には関係ないや”と思っている人に
とっては最も恐ろしいことのひとつで、
こういった犯罪は”無差別”に行われることもあり、
相手が金持ちだろうと貧乏人だろうと、誰であろうと、
もう本当に追い詰められていて
何も失うものがない人にとっては
関係のないことです。

”自分には関係ないや”と、
思っていても、こういう人たちが
増えれば増えるほど、それに
巻き込まれてしまう可能性も
高まっていくわけです。
決して完全な他人事ではない、
ということは覚えておいた方が良いでしょう。

恐ろしいことですが、失業者がかつてないほど
増えたりすれば、
こういった犯罪行為に走る人も
かつてないほど増える可能性があります。

そうなれば、治安は大幅に悪化するでしょう。

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税金などが上がる可能性

失業者が増えれば、当然生活保護なども増えますし、
税金を納められずに猶予や免除の人も
出て来るでしょう。

そうなれば、必ずその”減った分”を別の部分から
補おうとする動きが出てきます。
どの税金かは分かりませんが
何かしらの税金が高くなることが
予想されますし、
税金以外にも”何らかの部分”で値上げなどが
行われる可能性もあります。

会社も余裕がなくなってくれば
値上げに踏み切ったり、サービスの質が
落ちたりすることもあるでしょうし、
何かと出費だけは増えて、得られるものが
減っていく、という状況になってしまうでしょう。

あらゆる方面に影響が広がっていく

失業者が増え続けると、他にもあらゆる影響が
予想されます。
まず、ホームレスの爆増も起きるでしょう。
最終的にお金がなくてどうにもならなければ、
犯罪や自ら命を絶つ選択肢以外にもそういう
選択をする人も出てきます。

育児放棄なども出て来るでしょうし、
家計が破綻したことによる離婚や、
貧しい人が増えれば出生率も大幅に
低下するでしょう。

ストレスによってピリピリした空気の人も
増えるでしょうし、
あらゆる方面に悪影響が拡散していくことは
目に見えています。

まとめ

失業者が溢れるような状態になれば
非常に恐ろしいことになるのは
目に見えていることです。

自分自身が、失業するような職種じゃない、
としても、間接的に何らかの形で
影響を受ける可能性は非常に高いです。

自分の会社の業績悪化につながる可能性も
ありますし、凶悪事件などに巻き込まれたり
する可能性もあります。

また人身事故などによって
電車が遅れて、それに巻き込まれる可能性もあるのです。

影響は大小さまざまですが
失業者が爆増すれば、色々な部分に
影響が出て来ることは避けられません。

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