確定申告の印鑑について!シャチハタは可能?ミスした場合は…?

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確定申告には
印鑑を押す場所が存在しています。

最近では「脱ハンコ」の流れにより
これは今後、不要になっていくようですが、
それでも、心配な人もいると思います。

「確定申告」の印鑑について、
疑問に感じやすそうな部分を
それぞれ解説していきます。

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確定申告に印鑑は必要なの?

確定申告に印鑑は必要なのかどうか。

こちらに関しては2020年の12月に
税務関係書類の押印義務を廃止することが
国税庁より発表されました。

そのため、そのルールが適用される
2021年4月1日以降は
原則として確定申告書類にも
印鑑は必要なくなる、ということが
言われています。
(※最新の情報を必ず確認してください)

(⇒確定申告に印鑑はいらなくなったの?も参考にしてみて下さい)

これ以前(2021年の4月)の
確定申告の提出においても、
原則的には受け取って貰えるケースが
あるようですが、
一応、ルールの適用前ではあるので、
その時までは印鑑を押しておく、ということが
確実かと思います。
(2020年確定申告書類には
押印の項目もあります)

印鑑を押し忘れた場合はどうなるの?

押印不要となったあとであれば
問題はありません。

印鑑が必要な時代や、
必要な書類の場合に関しては
押印を忘れていると、書類を受理してもらえなかったので
印鑑を忘れてしまった場合は
自宅などに戻り、再度印鑑を押した上で
提出する必要がありました。

不要ルール適用後であれば、
こういった”印鑑を押し忘れてしまったからどうこう”という
ことはなくなりますので、
この点は、心配しなくても問題ありません。

なお、税務署などに提出時に指示があった場合に
関しては指示通り対応するようにして下さい。

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シャチハタでも大丈夫なの?

押印が必要な場合は
シャチハタやゴム印などの
ゴムでできたものは利用できないことになっています。
実際、「そのままでも通った」という話も聞くのですが
原則はアウトになりますので、
印鑑が必要な場合に関しては
シャチハタなどではなく、朱肉印を
しっかりと利用するようにしましょう。

余計なところで突っ込まれて2度手間に
なってしまうと面倒ですからね…。

朱肉印は、珍しい苗字などである場合を除き、
100円ショップなどでも手に入ると思いますので
手元にない場合は確保しておきましょう。

なお、押印不要なのであれば
シャチハタも、朱肉印も何もいらないので
そのまま提出して問題ありません。

押印に失敗してしまった場合は?

「ある程度の失敗」であれば大丈夫です。

正直なところ、予想以上に失敗している状態で
提出されているものでも、
そのまま通ることが多いです
(チェックする人間などによっても異なりますが)

いちいち細かい失敗まで指摘していたら
税務署の仕事量が恐ろしいことに
なってしまいますので、
基本的に、ある程度のかすれや薄い部分があったり
する程度で「ダメ」とされることは少ないです。

押印の向きがさかさまであっても、
ちゃんと押せていれば大丈夫ですし、
ある程度薄くなっていたり、
すれてしまったりしている程度でも
問題はありません。

そこまでキツキツにやっていたら
本当に確定申告の提出で、莫大な人数が
提出しなおしになりますので、
そこまで厳しく言われることはありません。

ある程度見えるレベルで押せていれば
問題はないと考えてよいでしょう。

…とはいえ、担当者によって
考え方もある程度は異なってくると思いますので、
どうしても心配な場合は、

・書き直す
・空いた箇所に再度押印する

などの方法で対応していきましょう。

基本的には、ある程度
ちゃんと見えるようになっていれば
全く問題はありません。

不安な場合”記入前”に
先に押印を済ませてしまったほうが
いざ失敗してしまっても
安心かもしれませんね。
(※乾く前に記入したりすると
大惨事になるので、そこは注意です)

押印がいらない状態になれば
この点に関しても、心配する必要はありません。

実印じゃないといけないの?

確定申告の印鑑は
実印でなくても問題ありません。
シャチハタなどのゴム印以外のものであれば
100円ショップに売っているようなものでも
全然大丈夫ですので、
わざわざ実印を用意しなくても、
問題はありませんし、
前年と違う印鑑を使っても
(自分の名前が正しければ)
問題ありません。

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税務署に行く場合は持っておいた方が確実

郵送やネット申告の場合は、別ですが
税務署に確定申告書類を直接持参するような
場合に関しては、
念のため、印鑑を持っておいた方が
確実です。

確定申告に印鑑不要、となった後に関しても
やはり、何らかのことで急に求められてしまったりすると
面倒だと思いますし、
時間の無駄にもなりますから、
印鑑はしっかりと持ち物の中に入れておき、
万が一要求された場合には
すぐに用意できるように、しておきましょう。

もし要求された際に
印鑑を持っていないと
「もう一度来てください」になってしまう可能性も
0ではないので、
その点は注意しておきましょう。

確定申告に印鑑不要、となった後に関しても
ここは注意したほうが良い部分です。

まとめ

確定申告の印鑑は、2021年4月より原則廃止となりますが、
念のために解説しておきました。

正式に不要となれば
わざわざ印鑑を押す必要はなくなりますので、
確定申告の際の手間がひとつ、無くなります。

とは言え、税務署に直接申告しに行くような場合は
念のため、印鑑を鞄の中に忍ばせておくと、
もしも要求された際に対応できると思いますし、
そんなに大きな荷物にはならないと思いますから
一応、備えておくことを、おすすめします。

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