神経質になり過ぎたら何もできない!リスク0で生きることは不可能。

この記事は約6分で読めます。

人間は常に「リスク」に晒されています。

極端な話をすると、
1時間後も自分が生きている可能性を
「100%」にすることはできない、
ということです。
99.999999%であっても、
100になることは決してない…
というのが現実ですね。

何にしても、リスク0を目指そうとする人がいますが、
人間、神経質になり過ぎたら
何もできなくなってしまいますし、
おかしくなってしまいます。

人間が、リスク0で生きることはできません。
ある程度割り切って、生きていくことも
必要になるのです。

スポンサーリンク

リスク0は不可能。常にリスクはある!

少しでも色々な危険を回避したい…
そうは思っていても、
リスク0を目指したら、人間は何もできなくなってしまいます。

例えば、絶対に病気になりたくない!なんて
言っていたら、食べるものも、生活習慣もありとあらゆる場所を
”過剰”に気を付けないといけなくなってしまいます。
そのために、美味しい物も我慢したりしないといけなくなりますし
人生の「楽しい」部分を削る必要も出てきてしまいます。

色々なことに怯えて暮らす必要も出てきてしまいますし、
それこそ、リスク0を目指すなら
外だって歩けなくなってしまいます。
車が急に暴走してくる可能性もありますし、
電車やバスに乗れば事故を起こす可能性もあります。

もちろん…
こんなことは、可能性としては「0」に近い出来事です。
ですが、決して「0」ではない…

ただ、そのわずかな部分に怯えていたら
人間は狂ってしまいますから
あまり色々な物事に関して気に過ぎていても
仕方がない、というのも事実です。

上手くバランスを取りつつ生きていくしかない、
というのが現実になりますね。

その点について、もう少し冷静に、いろいろな部分を
見ていきましょう。

病気のリスクを0にはできない

人間、病気のリスクを0にすることはできません。

この部分で、神経質になりすぎてしまうと、
意味もなく検査を頻繁に受けまくったり、
健康に気を遣い過ぎてしまって、
楽しく生活することができなくなってしまったり
色々な弊害も出てきてしまいます。

もちろん、生きる上で、出来る限りの
予防をすることは大事ですが
何事も”度を越しすぎてはいけない”ということです。

流行している新型のウイルスなどがある場合、
それもそうですし、
一般的な病気や生活習慣病などなど、
全ての病気のリスク0は不可能です。

どんなに気を付けて生活していても
病気になってしまう人も実際にいます。
風邪やインフルエンザなどに関しても
やはり、100%予防することは難しく、
全てを消毒しようとしたり、
異様なまでに手洗いうがいを繰り返したりまで
する必要はなく、
ある程度の予防をしたら、あとは運に任せるしかない、
というのも現実です。

病気のリスクを全て0にしようと
毎日毎日気を張ったままにしていると
今度は身体ではなく、精神面が壊れてしまいます。

また、どんなに日ごろ、健康でも
心臓や脳に急に異常が起きて
突然倒れてしまう人もいますし、
人間、生きている限りこういう危険から
逃れることはできません。
出来る限り健康に、ということは大事ですが、
気に過ぎるのも、逆に毒となってしまいます。

スポンサーリンク

交通事故のリスクを0にはできない

交通事故のリスクも0にすることは難しいです。
自分自身の不注意による事故は防ぐことが
できても、どうしても避けることのできない事故、
というものはあります。

例えば、突然車が暴走して、
それに巻き込まれてしまったり、と、いうことも
十分に考えられますし、
バスや電車、タクシー、飛行機などなど
様々な交通機関も事故を起こす可能性は
決して0ではありません。

もちろん、自分自身で危険な歩き方や
危険運転をしてさえいなければ事故に巻き込まれる
可能性を大幅に下げることはできますが、
それでも「0」になることはありません。

これも、気にしていたら本当に外に
出ることすらできなくなってしまいますから、
ある程度は気にしないようにする、
ということも大事なことの一つです。

まさかずっと家に引きこもっているわけにも
(仕事が在宅でもやはり、外に出る機会は
たまにはあると思います)行きませんし、
家にずっといたとしても、
極端な話をすれば車が突っ込んで来たり
ヘリコプターが落ちて来たりする可能性も
決して「0.0%」ではないわけですから、
リスクを完全に回避することなど、できません。

自然災害のリスクは0にはできない

次に、身近に潜む危険としては
「自然災害」もそのうちの一つになりますね。

自然災害は、人間にとって
本当にどうすることもできないもので、
自然災害の犠牲になる危険性を「0」にすることは
残念ながら人間には”不可能”なことです。
台風は竜巻、雷などなど、
発生場所を事前にある程度予測して
備えておくことができるものも存在しますが、
「地震」のように、本当にどうすることもできないような
ものも存在しています。

耐震住宅などなど、お金さえあれば
ある程度の備えを行うこともできますが、
それにもやはり限界がありますし、
”タイミング”によっては耐震住宅に住んでいても、
それが意味をなさない場面で地震に遭遇することも
あるでしょう。

本当に”運次第”であり、
自然災害で自分が犠牲になってしまうような
危険性を”0”にすることは不可能です。

もちろん、大きな地震が発生する確率だとか、
台風や竜巻に巻き込まれて犠牲になる”確率”としては
数値で見れば非常に小さなものではあるのですが、
自分自身がその”小さな数字”に
入ってしまう可能性を0にすることができません。

ただ、その”わずかな確実”に怯えながら
毎日を生き続けるなんて、本当に
無駄に精神的に疲れてしまうだけですし
何の意味もないことです。
日頃から、自然災害に対する最低限の備えと知識を
身に着けておけば、あとは気にしてもどうすることも
できませんから、普通に、自然災害のことは考えず
平和に暮らすことが、一番なのではないかと思います。

気にしていては、キリがありません。

極端な話、ある日突然隕石が降ってきて
そのまま人生を終える可能性だって
0%ではないわけですからね…

犯罪に巻き込まれるリスクも0にはできない

犯罪に巻き込まれるリスクも、人間、0にすることは
できません。

どんなに気を付けていても、突然
凶悪な事件に巻き込まれたりして
人生を終えてしまう人は実際にいるのです。

”恨みを抱かれていないから大丈夫”と
思う人もいると思いますし、
治安の悪そうな場所に行かないから大丈夫、と
思う人もいるかもしれませんが、
そういう人であっても、
無差別に周囲を攻撃するような事件に
遭遇して…という可能性を0にすることはできません。

生きている限り、犯罪に巻き込まれる可能性は
0.0001%であったとしても、
常に存在するわけです。

これも、必要な防犯対策をしたら、
あとは、出来ることは何もありません。
他の項目と同じように気にしすぎても
仕方のないこと、だというのが事実です。

まとめ

何が言いたいのかと言うと、
生きている限り、人間は
”絶対に安全”という状況にはいない、ということです。

どれも可能性を限りなく0にすることはできても
病気、自然災害、犯罪、交通事故…
100%避けることは、不可能です。

あまりに過剰に色々なことに
怯えすぎていると、
普段の日常がつまらないものになってしまいますし、
何事にも怯えて、精神的にも大きな負担を
かけるようになってしまいます。
そのようなことになってしまわないためにも、
ある程度の部分は割り切って、生きていく、
ということも大切なことの一つです。

タイトルとURLをコピーしました