プレイステーション5は家庭用ゲーム機の中では
前代未聞の異常とも言える高額な価格設定となっており、
価格がネックとなり、特に国内では伸び悩んでいます。
(競合機のXBOXSeriesも高額モデルの方はゲーム機としては
かなり高い部類に入り、これもやはり苦戦しています)
実際に価格は売上にも直結しており、
値上げの都度、平均的な週間売上台数にも
マイナスの影響が出ており、
特に2024年9月に行われた3度目の値上げの際には
これまでの最大の値上げ幅であったことから
週間売上台数が大幅に減少しました。
しかし、PS5は、PS4までとは違い、
繰り返し値上げを行っており、
周辺機器も含めて、これまでの家庭用ゲーム機と比較すると
”高すぎる”と言われてしまっても仕方のない
価格になってしまっているのも事実です。
そもそも値上げ前の最初の価格から
家庭用ゲーム機としてはかなり高い部類であったものが
3度も値上げしているので当然と言えば当然のことです。
そうなってくると気になるのが
そのうち出るであろうプレイステーション6です。
プレイステーション6は5よりさらに高額になるのではないかと
不安を感じている人もいるでしょう。
実際のところ、どうなるのか、
予測していきたいと思います。
必ずしも価格がさらに上昇するとは限らない
何事にも”限度”があり、
PS5の価格設定自体、既に家庭用ゲーム機としては
限界を突破している状態で、
その結果、売上面などにも悪影響が出ています。
例えば、これまでのプレステと比較しても
次世代機への移行が遅れており、
PS4版と同時発売のタイトルがなかなかなくならないのは
本体が高額過ぎて一般層になかなか普及しないことも
要因の一つです。
(ソフトメーカーからすれば、どんなに良いゲームを作っても
売れなければ意味がないですからね)
また、毎週のようにswitchの売上を下回っているのも
高額過ぎて購入層が限られている点が
大きく響いていると言えます。
PS6がこれ以上、さらに価格を上げるとなれば
さらにユーザー層は限られ、
売上的にもかなり厳しくなることが予想されますし、
ますますついてくるユーザーは限られます。
これ以上の高額路線に進むことは、
プレイステーション自体の首を自ら絞めることにも
なりかねませんし、当然、メーカーもそれは理解しているでしょうから
何らかの対策を講じる可能性は十分に考えられます。
(ただ、PS5の展開を見ると分かっていて無視している可能性もありますが)
また、価格上昇の要因を見て見ると、
その要因が取り除かれれば、メーカーが対策を打たずとも
価格が落ちる可能性はあります。
そのため、PS6がさらに高額になる可能性もありますが、
そうではない可能性も十分にあるのです。
過去のPSハードもずっと上がり続けているわけではない
これまでのプレイステーションも
PS1⇒PS2⇒PS3⇒PS4…と、ずっと価格が上がり続けているわけではなく、
PS3は非常に高額な価格設定で発売され、
序盤は特に躓きましたが、
その次のPS4はPS3と比べると発売当初の価格は
大幅に抑えられていました。
このように、”毎回毎回、前のハードよりも高い価格で発売される”とは
限らず、PS6に関しても”PS5より高額で発売される”とは
限らない、ということがまず一つ言えます。
PS5は高額な価格設定がネックになっているのは事実なので、
PS6の発売時には、条件が揃えばPS5よりも安い価格設定で
発売される可能性も0とは言い切れません。
最近のプレステの展開の仕方や、
物価の上昇などを見ていると難しいような気もしますが、
それでも”理由があっても高すぎれば売れない”のは事実ですから
何らかの手は打って来る可能性は高いと言えます。
廉価モデルを最初に同時発売する可能性も?
PS5の時には通常モデルとデジタルエディションが
同時発売されましたが、デジタルエディションは
ディスクドライブがないだけで、他は基本的に同じなため
大きく価格差をつけることが出来ず、
結果的には”廉価モデル”としての役割を果たすことは
出来ていない状態です。
3度目の値上げ後は、デジタルエディションでも約7万に
なってしまっており、これではとても廉価モデルとしての機能は
果たしていない状態です。
そうなると、やはりスペックを削って価格を大幅に下げる必要がありますが
XBOXSeriesのように、スペックをある程度落とした廉価版を
途中から発売することは非常に厳しく
(既に発売されたソフトが対応できないため)
こういったモデルをPS6では最初から投入する可能性も十分にあります。
特に最初から7万、8万、それ以上、みたいな話になると
ユーザーがついてこないので、
入り口としての選択肢を用意することは
家庭用ゲーム機である以上、必須です。
XBOXSeriesの廉価モデルの「S」は、
一部のクリエイターからは「やりにくい」というような声も
あるようですが(スペックを削った廉価モデルがあると
それでも動くようにゲームを作らないといけないため)
とは言っても、高価格の本体しかないと「売れない」わけで、
「売れなければ」そもそもどんなに傑作ゲームを作っても意味がないので
高額路線が続くのであれば廉価モデルの投入は必須と言えます。
そういった意味ではPS5のように”大幅に価格が下げられず、価格で苦戦”という
事態を繰り返さないためにもPS6では最初からスペックを削った
廉価モデルが同発される可能性は十分にあると考えられます。
(スペックを削ったモデルを出すには、最初から同時発売するしかないです)
PS5でも、コントローラーの機能を削るなど、まだ廉価モデルを出す余地は
ありますが、大幅に価格を下げるなら、XBOXSeriesのように
PS6は最初から、廉価モデルを出す必要があります。
もし、こういったものが”出た”場合は、
PS5よりも価格が下がる可能性は考えられます。
物価高や円安などの状況が落ち着いた場合
もう一つ、PS6の方がPS5よりも安くなる可能性が
あるとすれば、PS5が高額になってしまっている原因である
「物価高」や「円安」などの解消になります。
例えば物価の上昇が全体的に落ち着き、
ある程度価格が下がる傾向が世界的に見えてくれば
当然、商品の価格も全体的に下がるでしょうし、
PS6とて例外ではありません。
(物価が全体的に下がっているのに価格を上げていたら
それこそユーザー離れをさらに引き起こしてしまいます)
また、円安が解消され、円高に向かって行けば、
PS5の価格も落ちるでしょうし、例えばPS6発売前に
円高になっていれば、PS6の価格もPS5を下回るような
価格で発売される可能性はあります。
PS5の場合、円安を考慮しても価格を上げ過ぎな面もありますが
(例えばPS5PROの価格も発表時のドル円よりもなぜかより円安の
設定で価格設定されていました)、
どのような方針でも大幅に円高になれば
価格は大きく下がっていくことになりますから、
PS6発売時の状況次第では、PS5よりも安く感じられる価格で
発売される可能性は、十分に考えられることになります。
まとめ
プレイステーション6は必ずしも
プレイステーション5より高額になるとは限りません。
既に、PS5の時点で
家庭用ゲーム機としては限界な価格を、
さらに上回ってしまうような価格設定になっているために、
これ以上上げればユーザーがついてこない
(既にPS5の時点でも国内では大分影響が出ている状態)ため、
何らかの対応はされるものと思われます。
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