今こそ明かす!ブラックな環境で働く雇われ店長の全て!

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店員Kです!

私は今でこそ独立して自営業をしていますが、
去年まではとある企業のとある店舗で雇われ店長をしていました。

「店長」一見すると良いポジションに感じるかもしれません。
しかしながら、どこの企業の雇われ店長も基本的に
ブラックな環境で働かされています。

私もそうでした。

そこで、今日はブラックな環境で働く雇われ店長の全てを
話していきたいと思います。

ちなみに、今日お話するのは、あくまでも私が雇われ店長をしていた
企業の場合のお話です。

まず前提として、私の前の勤務先の情報をお伝えしておきます。
業種によって大分変りますからね…。
私の前の勤務先は小売業で、一応全国に店舗がある企業でした。
商品の買取・販売なども行っていました。
店員Kはその店舗の中のうちの一つの店長だったわけです。

なお、企業などによって、内容は異なると思いますので、
全ての雇われ店長がこういう環境で働いているわけでは無い、
ということは予めご承知下さいね~!

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労働時間

まずは労働時間についてお話していきましょうか。
私の場合は、店舗の営業時間が11時00分~21時30分と
なっていました。

基本的に、出勤する日はこの時間の間、ずっといることになります。

途中で帰ると「あれ?もう帰ったのか~」などと言われるほか
人件費削減削減騒ぎ出しますw

しかも、それだけではないのです。

朝のネットミーティング

私の企業では朝に「ネットミーティング」というものが行われていました。
しかも、これが朝の9時00分~!

他の店舗は10時オープンのところもあったので、仕方がないと言えば
仕方のない事なのかもしれませんが、
それにしても早すぎです。

その会議の時間は長くても30分。短いと10分程度なことも。
すると、店の準備を始めるのが10時30分ぐらいなので、
1時間も無駄に店で過ごす羽目になります。

しかも、この会議、内容がスカスカ。
いつもテンプレートのような話をするだけです。

更に、なんと無給(笑)
この時間帯は給料が出ていないのです。
営業時間前ですからねw

ついでに、せっかく9時に来たのに「今日の会議は中止です」などと
いうことも。電話で連絡してくださいよ、そういうことは!

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休日は?

有給はありませんが、休日はありました。
私の場合はアルバイトスタッフさんをしっかりと配置していたので、
欠かさず週に2回休むことができていました。

しかしながら、他の店舗の店長は、1か月休んでいない人や、
中には1年間休んでいない人まで。

ちなみに、私がバイトだったころの店長は
1年間一度も休みませんでした。
バイトの私から「休んでくださいよ!」と言っても、
それは変わらず…

仕事してないと調子悪くなる、、とまで言ってました…

勿論、休んでも休まなくても給料は変わりません。

休日出勤の際に本部からの電話に出ても、
本部も「あ、居たんだ」としか言いません…。

既に、”休日でも店長がいる”というのが日常茶飯事となって
しまっているのです。

休憩時間は?

休憩時間は店長の采配に任されていました。
ちなみに、休憩しようが、休憩しまいが、給料は変わりません。
なので、私は意地でも休憩していました。
時間中に仕事を全速力で終わらせ、しっかり休憩する、これが私のモットーです(笑)

なので、私は休憩していたのですが、
他の店長達は言ってました
「休憩なんかできやしないよ…」と。
朝から晩まで休憩ナシで働いている店長も多かったようです。
なかなか恐ろしい環境ですね。

給料

給料は月給でした。大体月に手取りで15~20万ぐらいですかね。
アルバイトで同じ時間入っていれば変わらないのではないか?と
思うレベルの給料です。

まぁ、月給なだけありがたいと言えばありがたいのですが…。

有給休暇

一応「形式上」はありました。
形式上はネ…。

しかし、実際に有給休暇を取ることは不可能。
何せ、申請の方法すら案内されませんし、向こうも何も言ってきません。

他の各店店長も有給など使えるはずがなく、
知らぬうちに消滅させられていました。

…と言っても私は最後、店舗が閉店になり退職する前に、
全ての有給分を要求してもらいましたが…(笑)

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ボーナスは?

賞与、つまりボーナスは一応ありました。
まぁ、一般的な会社よりは当然、少ないのですけれどね…。
出ているだけ喜ぶべきかもしれませんが。

ちなみに退職金は私のポジションではありませんでしたし、
実際にあるのかどうかは分かりません。

残業時間の恐怖

店舗では必然的に残業をすることになります。
それも、サービス残業(笑)
アルバイトスタッフさんを大目に配置して、
帰ってしまえば良いのですが、そうすると今度は人件費について
ネチネチと言われ始め、しまいには
「お前が出ろ、人件費を削れ!」と攻め立てられます。

まぁ、要するに
「お前がサービス残業をして、人件費を削れ!」
そういうことですね。

ちなみに、正式にはサービス残業では無かったのですが
何故か「残業持ち時間」というのが決められており、
残業を30時間しか申請できませんでした。

基本、毎日開店から閉店まで店にいることになるので、
30時間など軽く超えてしまいます。

以前聞いた話ですが、とある店長が事実を書いて、
勤務表を提出したところ、
「これは何ですか?」と言われ、
結局 30時間分しかもらえなかったのだとか。

なので、どの店長もサービス残業をすることになるわけですね。

基本的には…

月給なので、基本的には何も出ません。
休日出勤しようが、休憩時間を返上しようが、30時間を超えて残業しようが、
給料は変わることはありません。
むしろ、休んでいれば「え?」みたいな空気です。
人生を会社に捧げろ、みたいな空気も店長に対しては流されていますね。。

会社からの扱い

会社からの扱いについて。
基本的に小売業と言うのは黒字であれば良し、
赤字であれば存在価値すら否定される世界です。

店長の人格そのものを否定する発言などもありましたね。

例えば、不定期で行われていた会社の全体会議。
そこでは成績の悪い店長が文字通り”つるし上げ”されます

「お前、やる気はあるのか?
「お前に存在価値は無い」
「休んでる場合かお前は?」

みたいな言葉を浴びせられるわけですね。
休めず、倒れた店長や別部署では鬱になった人も居たのだとか。

どこのお店でもそうだと思いますが、
赤字を出している店長は
(それが会社的な要因だったとしても)
人格すら否定され、休みを取ることをも否定されます。

日程変更 お構いなし

会社の全体会議。これはお偉いさんの事情で2転3転します。
前日に突然日程が変わることも多々ありました。

店舗や店長の都合など、もはやお構いなしです。
突然の変更だったとしても対応できなければ
「それは無いわ」という空気。

なので店長には先の予定を組む自由すらありませんでした。
常に急な日程変更におびえる日々。
まさに鶴の一声で全てが覆ってしまうのです。

嫌味…

休んだりしていれば、会社から嫌味を言われるのは日常茶飯事。
年末年始などに休むものなら
「この時期に休むなんて信じられないなぁ」などと言われます。
俺なんか3週間ぶっつづけで働いたよ、とも。

サービス残業、休日出勤を強要されるわけです。

上下の板挟み

店長というものは上下の板挟みになります。
上からの理不尽な指示があった場合、店舗スタッフにそれを
伝えるのは店長の仕事です。
そして、理不尽な指示をスタッフに伝えれば、スタッフたちからも
不満が出ます。
なので、雇われ店長は上からも、下からもクレームを
つけられる形になるわけですね…。

店員Kの場合

私はずる賢い(笑)ので、ブラックな職場にありながら、
なんとか会社に得をさせないよう立ち回っていました。
勿論、仕事は時間内に全て終わらせた上で、です。

勤務時間は9時00分~22時00分で週5回勤務でした。
休みは何とか工夫して、本部の小言は気にせず2回とってましたが、
他の店舗の店長は↑のような勤務時間で休みなしであることも
かなり多かったみたいです。

それでもサービス残業は当然ありましたし、
有給休暇などというものも当然、存在しませんでした。

ちなみに手取りは20万以下です。

まとめ

多くの小売業の雇われ店長は、このような安月給、そして
長い労働時間の中、働かされている人がほとんどです。

もしも、企業から「店長にならないか?」と言われた時どうするか、
こういうこともある、と覚悟した上でしっかりと決めるように
しましょう!

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