バス運転手の過酷な実態!バス運転手の悲鳴と現実。

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店員Kです!

皆様はバス業界の過酷な実態をご存じですか?
もちろん、バスの会社にも色々ありません。
一概には言えませんが、
それでも、バスの運転に携わる方々は過酷な環境での
勤務を強いられているのです。

今回は、その過酷な環境の一端をお話していこうと思います。
バスの運転手という仕事は、本当に大変なものなのです。

今回はとある大手の路線バス会社の運転手の方の
お話を元に、過酷な実態の一部を書いていきます。

会社やバスの種類によって、違う部分もありますので、
あくまでも一部の事例だと言うことは予めご承知下さい。

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バス運転手の過酷な実態!

バス運転手の仕事とはとても過酷なものです。
最近では、バスの事故のニュースなどもよく目にするかと
思いますが、あれの原因の一端も、過酷な労働環境に
あるかと思います。

また、会社が絡む事柄以外にも、バスの運転手ならではの
厳しい実態などについてのお話も実際に聞くことができました。
大手のバス会社でもこういうことはあるのですから、
業界全体がそのような感じなのかもしれません。

では、過酷な実態を見ていきましょう。

厳しい労働時間

バス運転手は、場合によって、朝から晩まで働いていることもあります。
残業により朝の6時ごろから夜の22時ごろ、なんて仕事も。
もちろん、その間に休憩もありますが、
日によっては、翌日の仕事が、さらに朝の6時から、なんてケースも
実際に目にしたことがあります。

しかし、バスの運転手という仕事は
”人の命を預かるもの”です。
過酷な時間の勤務…
疲れがとれないまま翌日の仕事をさせられる、ということは
とても厳しいことです。

運転している最中って、人によっては眠気が来ることもあると
思います。
バスの運転手は、長い時は1日中運転します。
そんな運転手の方を過酷な勤務時間帯で働かせることが、
どれだけ危険なことか、会社側が理解していない、
もしくは黙認しているケースが多いようです。

実際の運転手の方が
「交差点1本分意識が飛んでいた」だとか「半分寝てた」だとか、
そういうお話も聞いたことがあります。
どんなに気を付けていても、睡眠時間が確保できないほどの
勤務体系で仕事をさせられれば、運転手は機械ではないので
眠くなってしまうモノです。

会社の過酷な運転手に対する扱いが、バスの事故を
増やしている、というのは実際にある話です。

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1分でも遅れればクレーム

バスが1分でも遅れると、乗ってくる際に捨て台詞を吐いたり、
わざとらしく舌打ちをしたり、そういうお客さんも居るそうです。

しかし、バスは公共の道路を走るもの。
100%時間通りに進むことなどあり得ないことぐらい、
小学生でも分かるはずです。
ですが、クレームをつけてくる。

バスの運転手に対するクレーマー。
これが、運転手にとっては悩みの種の一つのようです。

例えば、クレーマー処理をしていると、そのバスが送れて
また別の停留所でクレームが起きたり、
結果的に良識のあるお客さんに迷惑が掛かったり、
そういうことに繋がって行きます。

また、最悪なクレーマーは運転中のバス運転手に
クレームをつけることなどもあるようです。
運転中の人にクレームをつける。
これは”事故を起こさせようとしている”とも捉えかねられない
重大な妨害行為です。
運転中って普通の車以上に神経を使うモノですから、
絶対にクレームをつけたり、ましてやバスの運転手の体に
触れたりしてはいけません。

実際に運転中に触られたケースなどもあり、
事故の危機から、怒らざるを得なかったという事例も
存在しています。

ちなみに、今のバスの多くにはドライブレコーダーがついていますから、
運転手が悪い、と言っても、ちゃんと証拠が残っています。
バスの中ではマナーを守るようにしましょう。

バスは遅れるものです。
利用者はそのぐらい理解する必要がありますし、
納得いかない場合は、バスの利用をやめるしかありません。

自分が運転手だったら、どうするのか考えてみて下さい。
信号無視したり、他の車を蹴散らしたりして進むわけには
いかないでしょう?

苦しいトイレ事情

バス運転手にとって苦しいことの一つがトイレ。
本当に限界と戦いながら我慢するようなケースも
実際にあるようです。
まさかバス運転手が途中で「お腹が痛いので」なんて言って
バスを止めるわけにはいきません。

心情的には理解できますが、
確実にクレームを入れる人が出てくるでしょうし…。

最悪のケースでは、終点にあたる停留所で、
時間も場所もなくて、バスの後ろの方で新聞紙をひいて…
だとか、ペットボトルを携帯していて…だとか
そんな話まで聞いたことがあります。

お腹が弱い人にとっては本当に苦しいバス業界なのです。

運転が上手くない人も居る

バス運転手、と言うと、運転が上手いイメージで安心して
バスに乗っている人も居るかもしれませんが、
実際のところ、そうでないバス運転手の方も居ます。

もちろん、大半の運転手さんはある程度以上の
腕前を持つ人たちばかりですが、
中にはそうでない人も居る、ということです。

実際に新人運転手さんの教育を担当して
運転手さんの話では
「あのままお客さんを乗せても大丈夫なのか?」という
状態で指導を終えるようなこともあるようです。

これは、バス会社の人員不足が影響しています。

免許自体を取る人が少なく、会社によっては、
バス運転手不足が起きているとのことなのです。
待遇を改善するなどするしかないのですが、なかなかに過酷な
仕事でもあり、運転手自体が減っている、という現状が
あるみたいですね。

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事故って起きているの?

バスの事故は実際に起きています。
接触事故などから、場合によっては人の命が絡むような
事故まで起きています。
これは、路線バスでも高速バスでも同じことです。

大々的に報じられる事故はそれほど多くはありませんが、
小さいこまかな事故も含めると、結構な事故が全国各地で
起きています。

これは、車が道路を走る、という仕事上仕方のない事です。
私の勤務先の側でも、バスが建物付近に突っ込んだ事故が
起きたことがありますし、
現役の方が勤める会社では命に係わる事故が起きたケースも
あります。
バスの運転、という仕事は想像以上に過酷なものであり、
それ故に、事故も起きてしまうのです。

人間関係のいざこざも…

バス会社…特に大手となれば大勢の社員が居ます。
そこにはまるで学生レベルのような嫌がらせなども存在します。

現役社員も「学校みたいだ」と評するような世界なのです。
運転手同士大人の付き合いをしているかと言えば、
決してそうではなく、
トイレの壁に悪口が落書きしてあったり、
気に入らない人に嫌がらせをしたり、そういうことが
実際にあるのです。

まぁ、いくつになっても、大勢の人間が集まる場所では
バスの運転手に限らず、こういうことがある、ということですね。
人数が多ければ多いバス会社ほど、こういうことが
あるのだと思います。

もちろん、企業に定番の忖度なども実際に存在しており、
ドロドロした世界がそこには広がっています。

まとめ

バスの運転手さんたちも、色々と苦しい環境での勤務を
強いられています。
特に、過酷な勤務時間(ニュースでも以前問題になってましたね)や、
お客様の悪質なクレーム、自分勝手すぎるクレームは
本当に厳しいようです。

車である以上、バスが時刻どおりに来ないのは
当たり前のことです。
それでイライラしてしまうのであれば、バスなど利用
しない方が良いです。
どうにもならないのですから。
少しでも頭を使えば、そのあたりは誰にでも分かることだと
思いますし、文句を言うべきところではありません。

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