お店でジャンク品を販売する際の接客や展開の注意点!

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店員Kです!

中古商品の買取などを行うお店では「ジャンク品」の販売を
行うこともあるかと思います。

ジャンク品とは故障していたり、一部破損箇所や不良部分があったり
正常な動作を保証できない商品のことです。

私の勤務していたお店では「古い商品」や「市場的には価値のない商品」
などは、動作の確認を行わず、そのままジャンク品コーナーに
流していました。

壊れているものでも、結構、ジャンク品コーナーに出すと
売れるものです。
動作が確認できない状態のもの、ちょっと動作が怪しいもの、
古すぎて正常に動作するか不安なものなどなど、
買取をした際には、ジャンク品として販売する、というのは
中古買取店の基本のひとつでもあります。

電子機器やゲームなどの買取を行っているお店では
ぜひ導入してみることをおすすめします。

今回はジャンク品をお店として販売する際の注意点に
ついて書いていきたいと思います。

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ジャンク品を販売する際に気をつけること!

ジャンク品の販売も、場合によってはトラブルを招くことがあります。
正しく販売することができれば、プラスになるのですが、
売り方を間違えると、逆にトラブルの元になって、
面倒ごとを引き起こしてしまう可能性も0ではありません。

なので、ジャンク品を販売する際には以下の様なことには
気をつけて販売するようにしましょう。

①保証なしであることを明記する

まず「ジャンク品コーナー」などと書くだけではダメです。
「ジャンク品」ってなに?っていう感じで意味も分からず
購入していってしまった人が「これ動かないんだけど?」と
クレームをつけに来る可能性があります。

必ず、ジャンク品を販売するコーナーに
「動作保証なし」と明記しておきましょう。
その上で、返品 返金 お問い合わせ等に一切対応できない、
ということも併せて明記しておくと良いと思います。

可能であればジャンク品コーナーに展開してある
商品一つ一つにその注意書きを貼ることができれば
確実だと思います。

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②お会計前に確認する

残念なことに、説明書きを書いていても、それを読まずに
購入したり、契約したりする人も多いです。
お店をやっていて、何度もそういう人に出会いました。

たとえ、大きく大々的に「動作保証なし!」って
書いてあっても、それを読まない人も居ます。
こういう人は買う側として、問題ありだと思いますが、
それでもクレームになってしまうと面倒ですから、
「こちらはジャンク品となりますので、動作保証はありませんが
よろしいでしょうか?」みたいに聞いておくことを
おすすめします。

それで、嫌な人は気づいて、購入をやめると思いますし、
それでも良いという人は購入していくと思います。

そこまでしても「これ動かなかったんだけど?」と
言ってくるモンスタークレーマーも居ますから、
最低限、声かけはしておきましょう。

ちなみに、声かけまでしたのに、クレームをつけられた場合、
気弱になってはいけません。
「ちゃんとご説明した上で販売した」と
はっきりと伝えましょう。

少しでも弱気な態度を見せるとクレーマーはつけ上がりますし、
クレーマーを育てることになりますから、
絶対に弱気な態度を見せてはいけません。

「説明した」という事実に自信を持ってください。

③価格に注意!

ジャンク品の価格付けには注意しましょう。
動作保証なしで売るわけですから、それなりの値段設定でなくては
いけません。
間違っても普通の中古商品と同等の価格付けだとか、
そういう値段ではまず売れませんから注意してください。

動作保証なしで壊れているかもしれない商品には
それ相応の値段をつけることをおすすめします。

価格設定のポイントとしては
ジャンク品を何のために売っているか、によります。

上でも書いたとおり、通常の中古商品よりは安くする
必要はあると思いますが、
どの程度安くするのかはお店の目的によります。

ジャンク品を
「商品」として考えているのか、
それともあくまでももういらないから、ということで
「処分」したいのか。

それによってもつけるべき価格は変わってくるでしょう。

商品として考えているのであれば
ある程度利益を狙った価格設定をしてみるのも良いかも
しれません
(ただ、お客様が高い!って感じないレベルに
抑えることは重要です)

が、お店にこれがいつまでもあると邪魔だから早く「処分」したい。
そういう思いの場合は、
投売り価格にすることをおすすめします。
10円だとか、100円だとか、
破格の価格設定でも良いと思います。
「やっす!」って思うぐらいに価格を下げないとなかなか
売れるものも売れませんからね…。

④「動く」と言ってはいけない

ジャンク品が動くのかどうか聞いてくる人も居ます。

「動作確認していない」もしくは
「何らかの理由でできていない」でジャンク品コーナーに
投げ入れたような商品の場合は、
実際のところ「ジャンク品」としていながらも、
動く場合が多いと思います。

そうすると、お客様から尋ねられた際に
ついつい「動くはず」と言ってしまいたくなるかもしれませんが
これは絶対にダメです。

万が一動かなかった場合、そこからクレームに発展してしまう
可能性もあるのです。
…面倒くさいことですけどね(汗)

なので、尋ねられた場合も、これは動くだろう!と思った場合も
「動作未確認なので、動くか動かないかは分からないです」などと
ご案内するのが良いです。

間違っても自信満々に「おそらく動きますよ!」なんて
言ってしまってはダメですからね…

怪しい人(細かくてうるさそうな人)が相手の場合は
「ジャンク品なので”動かないこと”を前提にお買い上げお願いします」と
お伝えしてから、販売してしまうのも良いかもしれませんね。

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⑤クレームをつけられたら…?

もしもジャンク品がらみでクレームをつけられたらどうすれば
良いかどうか…。

時折、どんなに説明したとしても、
クレームをつけてくる人は居ます。

実際に私がアルバイト時代の際に、10円のジャンク品が
動かなかったことでクレームをつけてきた人が居ました。
説明も商品に貼ってありましたし、販売時にスタッフが
説明もしていたのですが、それでもクレームです。

当時の店長が、そのお客さんの家まで取りに行かされて、
絶望していました。
「何だよ!ジャンクじゃん!」って感じに(汗)

⑥ジャンク品の加工…

ジャンク品を店頭に並べるまでの工程ですが、
ジャンク品は動作確認をする必要はありません。

と、いうより動作確認したら、もうそれはジャンク品じゃなくて
正規の中古品です
(動かなかった場合はジャンクですが…)

で、普通の中古商品は掃除を行うと思いますが
ジャンク品の場合に限り、掃除を行う必要はありません。

あり得ないレベルに汚い場合は、多少の掃除をするのは
構わないですが、
ジャンク品をご購入のお客様は基本、そういうものだと理解していますし
商品に綺麗さなどを求めてはいないので、
掃除するだけお店にとってはマイナスですし、
別の部分にその労力を使ったほうが、お客様のためにもなります。

まとめ

ジャンク品といえども、何も考えずに販売していると
お店にとってマイナスになってしまう可能性もあります。

特に「ジャンク品だと理解しないまま購入してしまうお客様」に
ついては気をつけましょう。

もしも相手があまり理解してなさそうであれば
「壊れていることを前提とした商品ですが、よろしいでしょうか?」と
いう感じに、「壊れてますよ」と言い切ってしまったほうが
良いかもしれません。

現に、何回かジャンク品について理解しないまま購入していった人も
居て、面倒臭いことになった経験もあるので…。

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