ゲームの説明書は何故なくなったの?説明はどこで見るの?

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最近のゲームソフトには
説明書がついていないって皆様はご存知ですか?

昔だと、ゲームを買うと、必ず箱の中に、
説明書が入っていました。
読まずにゲームを始める人も居れば、
説明書を読むのも楽しみのひとつ!なんて人も居たと思います。

ですが、最近のゲームソフトにはこの説明書が入っていない。

それは何故か。

今回はゲームソフトの説明書が無くなった理由、
いつごろから無くなり始めたのか、
そして、説明を読みたいときはどこで読めば良いのか。

それぞれ書いていきたいと思います。

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消えた説明書…

ゲームソフトの説明書は今や、ほとんど入っているソフトはありません。
昔なら、必ずゲームのパッケージの中に説明書が入っていたもの
なのですが、それも無くなってしまいました

ごく稀に説明書が入っているソフトもあるのですが、
基本的には説明書なしのものが多いのです。

では、何故説明書はなくなったか、どこで読めばいいのか、
無くなり始めたのはいつか、お店に与える影響はあるのか、
それぞれ書いていきます。

説明書が無くなった理由

説明書が無くなった理由…
これは明確な理由は分かりません。
電子化が進んだ、といえばそれもそうなのですが、それだけでは
無いようです。

実際に、説明書が無くなり始めたころ、
とあるメーカーさんのゲームソフトの中には、
「本商品には説明書は入っておりません」という案内の
用紙が入っており、
そこに理由も書かれていました。

その理由とは”紙資源の節約のため”というものでした。

説明書を電子化することができたのも、要因の一つでは
あるとは思いますが、
こういう環境や資源に配慮、というのも理由のひとつとしては
あるようです。

まぁ…捻くれた見方をするのであれば
「コスト削減」をしたかっただけなのかもしれませんが^^

紙の説明書を入れなければ、当然その分のコストは削減できます。

昔なんか、結構30ページ、40ページぐらいの説明書も
ありましたし、そういうゲームソフトが10万本、50万本と売れれば
説明書を作るための費用もかなりのものになるでしょう。

ゲームの業界も今や苦戦状態にありますから、
それを電子化することで、コスト削減をしたい、というのも
狙いの一つなのだとは思います。
(流石に公式発表でコスト削減のため、とは言わないでしょうけれど)

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いつごろから説明書はなくなったの?

説明書がなくなり始めたのは、
2011年ごろからだと記憶しています。
この頃から、一部メーカーの説明書が薄くなり始めて
紙資源の節約のため、と説明書きが入るようになりました。

ただ、業界全体の取り組みではなかったようで、
メーカーによって対応はまばらで、一斉に説明書が無くなったわけではなく、
それから長い年月を経て、徐々に他のメーカーも説明書を
なくし始めた、という形になりますね。

一社が始めたので、それに周囲もあわせ始めた、というところでしょうか。

2012年~2013年頃にかけてさらに説明書が入っているソフトは
減っていき、2015年前後には、ほとんどのソフトの
説明書が無くなってしまいました。

まぁ、コスト削減も説明書の電子化も時代の流れですから
仕方がないことだとは思います。

ただ、説明書が無いと分かりにくい!という人も
居るには居たでしょうし、
中には説明書を読むことを楽しみにしていた!という人も
一定数存在するとは思います。

そういう意味では、残念な流れといえるのかもしれません。

説明はどこで読めるの?

説明書が無いと言う事はどこで読めるの?と
思う方もいるかもしれません。

答えとしては、説明書は、それぞれのゲーム内で読むことに
なります。
一部ゲーム機では「説明書」という項目がメニュー画面内に
あるのですが、それ以外のゲーム機の場合、
各ゲームソフトごとによって、説明を見れる場所が違います。

ゲーム内に「マニュアルモード」や「ヘルプ」という名称で
説明書のようなものを読めるモードがある場合もありますし、
「チュートリアル」という名前で、操作方法や基本システムを
教えてくれるようなものもあります。

また、ゲーム内で進むにつれて、操作の指南が入るような感じの
ゲームもありますね。

ただ、残念なことに説明書の電子化、と言いつつ、
説明がゲーム内で十分にされていないものもあります。

コントローラーのボタン説明だけで終わっているゲームもありましたし、
酷いものでは説明書がついておらず、
ゲーム内でもそういう説明を行うようなモードがないゲームもあります。

説明書の電子化は構わないとは思いますが、
流石にゲーム内でも説明が無い!というのは人によっては
かなり不便に感じるものもあるかもしれません。

この辺は各ゲームによって違うので、
昔より説明を読む、ということに関しては
難しくなってしまったと思います。

販売店に与えた影響

ゲームの説明書が無くなったことは、実は
ゲーム販売店にも影響を与えています。

全てのメーカーさんが
「説明書はゲーム内でご確認いただけます」と
目立つように書いておいてくれれば良いのですが、
そうでないメーカーさんもあります。

説明書がないことをはっきりと書いておらず、
「どこで説明を見たら良いか分からないもの」もあります。

普段ゲームをあまりプレイされていない方や、
ゲームを久しぶりに買う人にとってみれば、
ゲームを買ったのに説明書が入っていない!
となるわけです。

そうです。
お店にクレームや問い合わせの電話が時々入るように
なってしまったのです。

お店でゲームソフトを購入したお客様から、
しばらくすると電話がかかってきて
「さっき買ったソフトの中に説明書が入ってないんだけど」
みたいな感じで言われることも。

もちろん、説明書は今はもう入っていない、ということを
ご説明すれば納得しては下さるのですが、
それを説明するまで
「お店が入れ忘れた」だとか
「お店が説明書欠品の表記を忘れた」と思い込んで
連絡してくる人が多く、
説明するまでの間、キレ気味な人も結構居ます。

メーカー側がちゃんと分かりやすく書いておいて
くれればそれだけで助かるのですが、
なかなかそうもしてくれないので、
説明書が電子化されたことによる混乱は、
全て販売店が引き受けることになってしまった、
という感じです。

ゲームソフトなどを販売しているお店で
働いたことがあれば、この辺の経験は
誰でも1回はあるのではないでしょうか。

また、買取の際も少しだけ不便なことがあって、
このソフトには
「元々は説明書が入っていたけれど、無くなっているのか」
それとも「元々説明書が入っていなかったのか」
結構、この部分の判断で、頭を悩ませることもあります。

パッケージに「説明書が入っているのか」「入っていないのか」
明記しておいてくれないと、なかなかその判断が
難しいのですよね…。

結局は買取査定時に、
店員たちが、ネットで説明書がついているかついていないか
調べて買取をする、という
結構手間のかかる作業をすることになってしまいました(汗)

お店としては、こんな感じで
色々と不便な部分もあったのです。

まとめ

ゲームの説明書…
そのうち、説明書というものが入っていたことすら
知らない人が増えてくるのだとは思いますが、
ゲーム内でも説明が満足にされていなかったり、
説明書が入っているのか、入っていないのかいまいちはっきり
しなかったりと、不便な部分も少なからず存在します。

しかしながら、そういう時代になったわけですから、
それについていかなくてはなりません。

遊ぶ側は、説明がないソフトを遊ぶ際には
ある程度自分で調べる必要がある、ということでしょうし、
お店側も、ある程度、説明書について
配慮していかなくてはならない、ということですね…。

電子説明書…便利な部分もあれば、不便な部分もあります。

ただ、今後、ゲームの説明書が紙媒体で復活する可能性は
限りなく低いと思います。

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