バイト時代に店長の横暴な態度を内部告発した話とその結果

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店員Kです!

私のアルバイト時代の店長の一人は、
それはもう酷いものでした。

好き嫌いが激しすぎてたとえちゃんと仕事をしている
アルバイトスタッフさんに対してであっても
嫌いと判断すれば、容赦なく罵倒し、
店の仕事上の連絡事項すらそのスタッフには伝えず、
忘年会には誘わない、お客さんの前で「あいつ使えねーなー」と叫ぶ
などなど、子供か!と言いたくなるような方でした。

また、激しすぎる気分屋で、モノを突然投げ出したり、
遅刻を注意しておきながら(遅刻したのは私ではありません 念のためw)
自分は遅刻したり、
365日間一日も休まず、それが原因で疲れがたまり、不機嫌に
なって八つ当たりしたりと、とんでもない方でした。

別に、私はこの店長のことを目の仇にしたりはしていませんし、
採用して下さった方なので、感謝はしています。
ですが、それでももう、我慢の限界状態でした。

辞めることも視野に入れていましたが
その前に「やれることはやろう」と言うことで、私が選んだ道が
「内部告発(?)」でした。

内部告発というほど大それたものでは無かったのですが、
店長の行動を本部に直接訴え出て、助けを求めたのです。

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内部告発の決意

店長がそんな態度でしたから、
私は嫌われてはいませんでしたが、それでも突然八つ当たりされたり、
別の人の作業で怒鳴られたりしたこともあります。

ですが、それだけなら良かったのです。
自分が耐えれば良いだけのことですからね。

しかし、アルバイトの好き嫌いが激しすぎた結果、
次々とばっくれが起きたのです。
もう、本当に異常事態です。
人が入ってはばっくれ、また補充されてばっくれ、
そして先輩までもがばっくれしてしまったのです。

ばっくれの人数があまりにも多く、
この店長に原因があることは明らかでした。
(実際に店長交代後は1回もばっくれが起きていません)

一人なんか、ばっくれをする直前に
「もうついていけない」と店長に言ったぐらいです。

しかも、この店長、休むということをしないため
疲れが溜まっているのか、どんどん不機嫌になっていき、
その態度は年々ひどくなるばかりでした。

生き残りのアルバイトスタッフさんの一人も
「もう辞めたい」みたいなことを言っており、
私自身も相当疲れていたので、バイトを変えようかとも思ったぐらいでした。

ご本人様に悪気はないのでしょうけれども、
相当アルバイトスタッフを苦しめていたのは事実です。

ですが、私は「辞めるぐらいならやるだけのことはやるべき」
と考えて、
本部に助けを求めることにしたのでした。

本部への連絡

本部に電話で連絡するのは、さすがに立場上、危ないですし、
情報が漏れる可能性がありましたから、
メールで送りました。

本部のメールアドレスは知っていたので、
そこへ、その連絡をするためだけに作ったフリーのメールアドレスを使い、
連絡を取ることにしたのです。

名前は名乗りませんでした。
店舗名と「元アルバイト」を名乗り、
上で書いたような内容と、
その店長は上への対応は非常に良く、
店舗の成績も黒字だったのですが、
私は「数値上はよく見えると思いますが、内部は壊れかけています。
このままだとお店がダメになります」みたいなことを
書いてメールを送信しました。

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効果はあったの…?

そのメールを送った翌日、私は休みでした。
もちろん、そのフリーメールアドレスに対して返信はありませんでした。
最初から私は、効果が出るなどとは思っていませんでしたし、
「どうせ、辞めるなら」という最後の賭けぐらいにしか考えていなかったので
全く期待していませんでした。

当時から、その会社はブラック企業であることは知ってましたし
所詮、こんなものだろう・・・と。

しかし…。

後日、本部から店長に電話があり
「休め」と怒られた、と店長が言いだしたのです。

メールの効果なのか、たまたまなのか分かりませんが、
その結果、あれだけ休まなかった店長が休むようになりました。

しかも、店長が休日と申請している日に本部が電話をかけてきて
「店長居ないよね?」と確認のような電話をしてくることも
多かったです。

私のメールが効いたのかは分かりません。
ですが”厄介ごと”になるのを嫌った本部が早めに対応したのかもしれません。

そして、その後、本部社員の一人が
店長の休日(私がバイトの中で唯一鍵を持つ人間だったので、私は居る日)
にやってきました。

その社員さんは、私のバイトを始めた直後からたびたび店に来ていて、
親切にしてくださった方でした。

そして、その方は最近の店長の現状を訪ねてきました。

メールの件は一切口にしませんでしたが、
私は、おそらく私が送ったのだろう、と判断した上で尋ねてきていると判断し、
メールの内容より少し抑えて、事実を告げました。
(最初から、悟る人は悟るだろうと考えてメールしていたので、
この動きは想定内でした)

その社員さんはしっかりと話を聞いてくれました。
怒ることもなく、私の話を遮ることもなく。

社員さんは言ってました。
「一人で抱え込ませて申し訳ない」 と…。

別にそんなつもりはありませんでしたが、
言葉がちゃんと届いた、というのは案外意外な出来事だったとともに、
その社員さんには感謝しています。

その後、その方から店長に直接、どのようなお話があったのかは分かりません。
その社員さんがメールについて言ったかどうかも分かりません。
そして、私だと本当に気づいてきたのか、たまたまなのかも分かりません。

しかしながら、週に1日とはいえ、店長が休むことも多くなり、
店長の酷すぎる態度も、酷いことには変わりがないとは言え、
多少は改善されたのでした。

自分の身は大丈夫だった?

内部告発まがいのことをした私ですが、その後も特に
問題は起きませんでした。

その店長からの扱いが酷くなるようなことも無かったので、
恐らくあの社員さんは、私のことは伏せて置いて下さったのだと思います。

そして、会社でも恐らく「私じゃないか」と悟った人は他にも
居ると思いますが、特に解雇されることも、ペナルティを課せられることも
なく、そのまま今まで通り勤務していました。

因果関係は不明ですが…

因果関係は不明ですが、その内部告発まがいの行動をしたあと、
1年もしないうちにその店長は異動が決定し、
他にも社員が居る店舗の店長になりました。
他が全員アルバイトだと「暴走」を止められませんから
そうした配慮もあったのかもしれません。

4年近く一緒に居た店長のあっけない異動でした。

後に、その数年後に私はアルバイト⇒店長になっているので、
上の行動で会社に睨まれた、とかそういうことはなかったのだと
思います。

まぁ、あくまで一店長のことを言っただけですから
何も御咎めはなかったのでしょう。

これが会社相手だったら私も無事では済まないはずです。

ただ、店長相手でも私の事例のように上手くいくとは
限りませんし、場合によっては本当に辞めざるを得なくなる
可能性もありますから、実行する際は、私のように
「もうどうなっても後悔しない」という覚悟は必要です!

まとめ

本当に酷い状態だったので、本部の助けを求めるようなことに
当時、なってました。それほどまでに追いつめられていましたし、
本当にとんでもない状態だったので…。

ですが、私の場合は運よく良い方向に転がりましたし、
結果的には、決断して良かったと思っています。

もしも、あの時、行動を起こさずに辞めていればそれで終わりでしたし、
あの店長も、自分では平気だと思っていても、倒れたりだとか
そういう可能性だってあったわけです。

覚悟を持つことは必要ですが、
時には行動を起こすことも必要なのかもしれません。

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