店員Kです!
お店の閉店。
利用しているお店が無くなってしまうと悲しいモノですよね。
しかしこの閉店。
お客様むけに発表される少し前から決まっていたり、
「もうダメかな・・・」と思いはじめていたりする場合が
ほとんどです。
そして”諦め”は色々なカタチとなって表面上に出てきます。
今回の記事ではそんな、
閉店が近づいているお店が発するサインをそれぞれ書いていきます!
↓のような感じになっているお店は要注意だと思いますよ!
閉店の前兆…
どんなお店も、よ~く観察していると閉店の前兆が見えてきます。
必ずどこかに表面上の動きとなって現れますからね。
私の旧勤務先もそうでしたし、閉店に近づいているお店というものは
どこかにそういう雰囲気が出てしまうモノです。
実際に旧勤務先時代には
「もしかして、閉店するんですか?」と尋ねてきた
お客様もいるぐらいです
閉店のサインとは?
それでは、閉店が決定したお店・もしくは閉店に向かいつつあるお店が
出すサインを順番に見ていきましょう!
確実にそう、とは限りませんが、下で書くようなことが増えてきている
お店はかなり危ない経営状態にあるものと思われます。
①異業種に手を出し始める
そのお店本来の業種じゃないことに手を出し始めた場合。
例えば、本屋が中古のスマホを置きはじめたりだとか、
ゲーム屋が家電を始めたりだとか…
これは”今のサービスだけでは経営が苦しい”ことを意味しています。
ゲーム屋にしろ、本屋にしろ、他のお店にしろ、
儲かっていれば自分の得意分野でない部分に手を伸ばすことなどありません。
事実、私の旧勤務先も”赤字”だったから
ゲーム店だったのに、携帯や家電、iPhone修理などの異業種に
手を伸ばし始めたのです。
経営が安定しているお店はそんなことしません。
なので、やたらと”新しいサービス”や”新しい分野”に挑戦し始めた
お店は経営が苦しいことがほとんどです。
ちなみに、この時点では”閉店”は決まってはいないと思います。
ただし、赤字、もしくはそれに近い状況であることは確実だと思います。
新しく始めたことがどうなるかにもよりますが、
それも成功しなかった場合は、閉店へと向かっていくことになるわけですね。
②商品の入荷が遅れだした…
今まで、そのお店にいつもあったような定番商品が入荷
されなくなってきたりした場合…。
これは「仕入れ」するのが苦しい状況にある可能性も高いです。
それを仕入れても、あまり利益がない!というようなものは
経営が苦しくなってくると仕入れしないようになってきます。
実際に旧勤務先時代でも、ずっと仕入れしていたものの
仕入れを中止したりしたこともありました。
商品数が極端に減った場合も怪しいですね。
閉店時に残っている在庫は当然、処理が面倒ですから
早めに在庫を無くしてしまおう!と考えるお店も多いのです!
③将来が関係する話をしなくなった
将来に関係する話を店員がしなくなった、もしくは
濁すようになった場合。
これは「既に閉店が決定しているか」「閉店も視野に入れているか」
のどちらかですね。
私の旧勤務先では「3年保証」という商品の長期保証サービスが
ありましたが、閉店が決定したあとは、当然これらの受付を
終了しました。
また、夏休みイベントでお客さんから「来年も楽しみ」と言われた際に
苦笑いで返すなど、
将来的な話に消極的になります。
どんなに期待されても、もうその将来が無いのですから、
当然と言えば当然ですよね…
また、新作商品の予約などを受け付けしているお店は分かりやすいですよね。
”予約受付が停止”しますから。
予約受付をしなくなったお店は100パーセント閉店が決まっていると
思います。私のお店もそうでしたし…。
④故障などがそのまま…
お店の店内に故障したものがそのままになっていて
なかなか修繕されない場合。
これも閉店が近づいている証拠です
”そこまで費用が回らない”状況になっているか、
”もう閉店が決まっているから修理の必要がない”の
どちらかです。
私の旧勤務先もエアコンが一部故障していましたが
閉店が近づいていたのでそのままにしていました。
⑤商品の投げ売り・安売りが始まる
普通のセールと同じような感じならともかく、
異常に商品を値下げを始めたり、セールを始めた場合は
「既に閉店が確定した」と思って間違いないでしょう。
私が店長をやっていた店でも”閉店が確定後”
閉店を発表するまでの間、
既にセールを始めていました。
「秋のセール」などと謳っていましたが実際は閉店セール。
突然セールを頻発し始めたお店は、近いうちに
閉店の発表がある可能性も高いです
⑥モチベーションが低下している
今まで〇〇をしていたのに、急にしなくなった、だとか
極端にスタッフのモチベーションが低下した場合。
これも”閉店が確定した”と考えて良いと思います。
私の前のお店でも
毎日20近く更新していたツイッターが1,2回に
減りましたし、オークションなどのネット販売への
出品も大幅に減りました。
既に、未来がないのですから当然ですよね。
明らかにスタッフのモチベーションが低下したり、
新しい企画をやらなくなったりした場合は
閉店が確定したものと考えて良いですよ。
⑦人の出入り
やたらと業者や、本部社員と思われる人間などが
出入りを始めた場合も、閉店の相談などが進んでいる可能性が高いです。
実際に私の店舗にも業者や本部社員が多く出入りしていましたし、
いつも見ないような人間を、そのお店で多く見かけるように
なった場合は閉店間近だと思われます。
勿論、他の相談の可能性もありますけれど…
⑧人員が減っている…
人員が減って行くパターン。これも閉店の前兆ですね。
スタッフが閉店を知らされ、次の職場を探すために
既に辞めてしまったりしていると、お店の店員は次第に
減って行きます。
因果関係は不明ですが、私の現在の勤務先の側のデパート系のお店の
中の某100円ショップが、
あるときから店員不在になり「下の階で会計してください」と言いだすように
なりました。
そして、つい先日、そこは閉店になってしまいました。。
もちろん、閉店と関係があったのかは不明ですけれど…
また、今までいつもいた店長が不在になることが
多くなりだした場合も閉店の前触れの可能性が。
実際に私も閉店確定後は色々と動き回っていたので
お店の中に居る時間はかなり少なくなりましたから…
⑨支払関係が遅れ始める…
これはお客様の立場からは分かりにくいことですが、
各種の支払が遅れ始めた場合…
これはもう限界状態です。
間もなくそのお店は閉店になるでしょう。
業者や大家さんから見れば
「もうあそこはダメだな…」と分かってしまうのです。
個人事業主によるお店などでは支払いが
滞って閉店になっていくところも多いみたいですね…。
なかなか厳しい世界です。
ちなみに、一度支払いが滞った状態から
再生していくのは非常に困難だと思います。
それまでマイナスだったものが突然プラスに転じるような
奇跡、この世の中ではなかなか起きませんからね…。
⑩営業していない日が増えた?
これは、経営的に苦しい場合と、
道楽でやっていた個人店などが閉店しようとしている場合と2種類あります。
前者の場合は、もう営業している場合じゃない!という切迫している状態。
後者の場合は、お年寄りなどが個人でやっている商店に多いですね。
私の近所の和菓子屋も「最近開いている日が減ったな」なんて思ってたら
「もうやめようと思ってる」って言われましたし…。
まとめ
以上が、私が今まで見てきた閉店したお店、
そして実際に私が閉店を経験して知った
閉店の前兆です。
上に書いたような兆候が増えれば増えるほど、
そのお店は閉店に向かっていると考えて間違えありません。
悲しい事ですが、なかなか巻き返すのは難しいですからね。。。