無観客試合とは?観客を入れずに試合を行う理由や影響を解説!

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「無観客試合」は、
その名の通り、
スポーツにおける観客を入れずに、
試合を行うことを言います。

野球やサッカー、バスケットボールなどの球技から、
格闘技などのスポーツまで、
色々なスポーツで、この「無観客試合」が
場合によっては行われることがあります。

「無観客による試合」が行われる理由は何か、
どのような影響があるのか、その点について解説していきます。

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無観客試合とはどんな試合?

上でも少し解説しましたが
「観客を入れないでスポーツの試合を行う」ことですね。

通常、野球でもサッカーでも、格闘技でも
スポーツの試合を行う際には観客を入れて
試合を行うことがほとんどです。

ですが、何らかの事情・目的により
通常入れるはずの観客を入れずに、
試合を主催している団体や会場の関係者と
選手本人、その関係者しか会場に入れないで
試合を行う、
これが、無観客の試合です。

練習ならともかく、本番の試合でこれが行われると
なると、なかなかイメージが湧かない人も
いるのではないでしょうか。

その理由と影響を順番に、見ていきましょう

無観客にする理由は?

これは、様々です。
プラスの理由もあれば、マイナスの理由によるものもありますが
基本的に、マイナスの理由が多いですね。

・トラブルによる罰則的なもの
観客や選手などがトラブルを起こした際の
ペナルティ的なものとして一時的に
そのチームや、会場で、罰則として「無観客試合を行わせる」
というのが理由の一つですね。
マナーの悪い選手や、マナーの悪い観客など、
度を越した行為があると、罰則として、その会場での
観客の入場が禁止されてしまう、といった感じです。
こうなってしまうと、罰則として「無観客試合」を与えられたチームは
収入面で大打撃を受け、ファンは試合を観戦できないという
「痛み」を受けることになり、それがペナルティとして
与えられているケースが平常時では多めになっています。

・感染症予防などを目的としたもの
感染症などが流行している際には、
感染症拡大の防止を目的として、
無観客による試合が行われることがあります。
基本的にこのケースの場合は、主催者側ではなく
行政側から緊急事態宣言などを受けて、
それにスポーツ主催側が応じる、という形で、
無観客試合になることが多いです。
スポーツとなると、どうしても人が密集しますから、
感染リスクは高まりがちになってしまうため、
それを防ぐ意味がある、ということですね。

・自然災害などその他の有事によるもの
感染症だけではなく、台風・地震などの自然災害など
有事の際には、無観客による試合などが
行われる場合もあります。

・例外として収益面の理由も
一部、例外として
テレビやネットによる中継のみ興行的に成り立つ場合、
無観客でスポーツが行われる場合があります。
無観客とすれば、会場のメンテナンスや
警備などの人件費が大幅に浮きますから
その方がメリットがある、と判断された場合に
そのような対応が行われる場合もあります。

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無観客で試合をすることによる影響は?

無観客で試合を行うことによる影響には
どのようなものがあるのでしょうか。
それぞれの立場別に解説をしていきます。

・主催者側
主催者が前述の「興行収入的に観客を入れないほうが良いと判断した場合」を
除き、無観客で試合を開催することは、当然入場料や、
観客相手の物販などによる収入が失われることになってしまいますので
大打撃となってしまいます。
ペナルティとして与えられた場合にはもちろんですが
緊急事態宣言などに伴う無観客試合でも
主催者側には大きな打撃を与えることになります。

・観客側
観客側からすれば、収入面では関係はありませんが、
実際に現地でスポーツを観戦したり、お気に入りの選手を
応援したりすることができなくなってしまうわけですから、
これも、一つの打撃と言えます。
テレビなどで観戦することができるとは言え、
やはり、現地で観戦したい!というファンの方も
多いのが事実ですからね。

・選手側
選手にとっては、観客の前でプレーする、ということは
一つのモチベーションにもつながっています。
選手も人間ですから「ファンの前でプレイしたい」という人もいれば
逆に「正直なところ、無観客のほうがやりやすい」という人も
いるかとは思いますが、ファンの声援をモチベーションに
している選手もいますので、そういった選手からすれば
本来の全力がなかなか出しにくくなる場合もあるでしょう。

・テレビなど
逆に、テレビなど、スポーツを中継する側にとっては
プラスの効果が望めます。
理由としては「現地で観戦できない」わけですから、
そうなってしまえば、当然テレビやラジオ、ネットなどなど
”試合を中継してくれるもの”で試合の様子を見るしか
なくなりますからね。
勿論、人数は限られてはいますが、
無観客試合になった場合、テレビなどの
”その試合を中継する側”にとってはプラスに働く可能性があります。

各方面への影響としてはこんなところですね。
特に、一番影響が多いのは、やはり「主催者側」の部分になるでしょうね。

まとめ

一部競技など、自主的に収益的な面を
考えて、無観客としているところ以外から
してみれば「無観客試合」は非常に厳しい打撃と
なってしまうのが事実です。

プロのスポーツは、ボランティアでは
ありませんから、やはり収入を得ることができなければ全てが
成り立たなくなってしまいます。
そういった意味でも、ファンや観客の力は、
スポーツ界を大きく支えている、とも言えますね。

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