お店に現金を置いておくリスク!防犯上の意識を高めるのも大事!

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”お店に現金を置いておく”

お店を自分でやっていたり、
あるいは雇われ店長などの場合でも、
自分が店長だったり、責任のある立場だったりする場合は、
特に”防犯上のこと”も意識しなくてはいけません。

アルバイトスタッフの場合は
”自分がシフトに入っている時”に気を付ければ基本的には
良いですが、責任ある立場の場合や自分が経営しているお店の場合は、
そうもいきません。

”自分がいないときの時間も含め”
全ての部分で防犯上に気を配らなくてはいけないのです。

今回は、その防犯上のリスクを高める行為
”現金をお店に置いておく行為”について解説すると共に、
どうすればリスクを下げることができるのかを
詳しく解説していきます。

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お店にある現金の金額が増えるほどリスクは高まる

商品が売れたり、サービスが売れたりすれば、
当然のことながら、お店に”現金”は増えていくと思います。

特に、人気商品の発売日などがあると、
”いつもは見たことがないような大金”がお店に
置かれることになったりして、
とても怖いものですよね。

私も店長時代やバイト時代に、人気作品の新作が
発売されたときには、相当な量の金額が
お店の中に一時保管されることになり、
震えたものです。

まぁ、お金が増えること自体は嬉しいことではありますが、
問題はお金が増えれば増えるほど
”色々なリスクが高まる”ので、
その点にはしっかりと気を配り、注意していく必要があるのです。

まずは、どのようなリスクが高まるのかをチェックし、
しっかりとそれらのリスクを下げるための対策を
怠らないようにしましょう。

お店の現金が増えるほど高まるリスク

お店に現金が置かれていれば置かれているほど
増えるリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。
リスクをしっかりと把握し、
”このような危険性を高めてしまうんだ”ということは
しっかりと理解しておくことが大切です。

・狙われるリスクが高まる
お店に大金が置かれていれば置かれているほど、
当然のことながら”狙われるリスク”も高まります。
普段から繁盛していて、売上が大きければ大きいほど
そういうリスクは高まると考えてよいでしょう。
また、それだけではなく例えば本屋なら、
”大ヒット作品の最新刊”が発売されるタイミングは、
お店の人だけではなく、周囲の人でも簡単に
分かってしまうわけですから、当然、
”いつもより狙われるリスクも高まる”タイミングで
あることを理解しなくてはいけません。

・強盗などのリスク
大金がお店に置かれていれば置かれているほど、
強盗など、そういったトラブルが起きた場合に
”大金を持っていかれてしまう可能性”が
高まってしまいます。
狙われるリスクもそうですし、万が一そういった人物が
やってきた際に”大金を取られる可能性”も高まりますので、
いろいろな意味で、リスクを引き上げてしまっている状態で
あると言えます。

・閉店後にもリスク
お店が閉店したあとにも、当然お金が店舗の中に
置かれていれば、夜間(あるいは昼の営業時間外の時間)などに
空き巣などに狙われるリスクは高まります。
最初に書いたように、
人気商品の発売タイミング後などは、当然外部からでも
少し知識があれば”今日はたくさん売上があっただろうな”と
分かってしまいますから、閉店後の空き巣などの
リスクも高まることになります。

・内部の犯行のリスク
お店で働いている”社員”や”店長”自身も含め、
アルバイトスタッフまでのスタッフを含めた”内部”での
犯行のリスクも高まります。
もちろん、多くの人はそんなことしないと思いますが、
人間は欲深い生き物ですから、中には
出来心が出て来てしまったりするような人もいるかもしれません。
お店に置かれている金額が高額になればなるほど、
そういうリスクは高まっていきますので、これも注意が必要です。

・事故などが起きた時のリスク
これは滅多にないことではありますが、
例えばお店で火災などが発生した際に、
大金をお店に置いておくようなことがあれば、
当然、そのお金も消失してしまうことになります。
銀行などに預けておけばそのようなことにはならずに済むので、
万が一の事態が起きた場合にもお店に大金を置いておけば
リスクをさらに高めてしまう、ということは覚えておきましょう。

このように、お店に大金が置かれていればいるほど、
色々なリスクを高めることに繋がりますので、
しっかりと、注意をしていきましょう。

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少しでもリスクを下げるための対策

では、お店に現金を置いておく際に、
少しでもリスクを下げるためにはどうすれば良いのでしょうか。
自分のお店を、売上を守るためにも、しっかりとこの点は
意識をして対策しておくことをおすすめします。

”うちの店では何も起きないだろう”というような
油断は絶対にしてはいけません。

・銀行を活用する
出来る限り、売上は休日や祝日などを除き、
”毎日”、銀行の口座に振り込んでおいた方が確実です。
お店に置いておけばそれだけで色々なリスクが高まりますし、
対策はあるとは言え、やはり一番安全な方法としては
”なるべく早く銀行に預ける”ということになります。
銀行に預けてさえおけば、↑のようなリスクは
全て回避することができますからね。
お店の売上規模や都合に応じて、できる限り素早く、
売上は銀行に預けてしまうようにしましょう。
もちろん”売上が発生した瞬間に銀行に行くことは
できないでしょうから限界はありますが、
なるべく頻繁に預入することをおすすめします。

・戸締りを徹底する
現金がお店に大量にあるようなタイミングでは
普段以上に閉店時間帯の戸締りはしっかりと行うようにし、
セキュリティのかけ忘れ、鍵の閉め忘れ、
故障したままシャッターを放置する…などのことはないようにして下さい。
いつも以上に戸締りは慎重に行うことが大切になります。
また”面倒臭がって金庫をちゃんとしめない”お店もありますが
これは絶対にやってはいけないことです。
必ず、ちゃんと閉めるようにして下さい。

・防犯対策をしっかり見直す
営業中の防犯対策もしっかり見直し、
慎重に行動するようにして下さい。
例えば、非常用のボタンなどが動作しない状態に
なっていたり、非常時の対応がスタッフで共有
されていなかったり、シフトがギリギリすぎて
防犯上問題のある人数になっていたり…
こういった”防犯的に問題のある部分”がもしもあるなら
しっかりと見直すことです。

・確認を徹底する
レジ内・金庫内の金額が実際にあるはずのお金より
少なくなったりしていないかどうか、
こういった部分もちゃんと確認してみて下さい。
確認を定時ごとにしっかりすることで、
内部犯行などを抑制することができます。

・釣銭準備金を減らす
お店では、釣銭を準備していると思いますが
もしも”釣銭”がいつもかなり余るような場合は、
”釣銭準備”のために確保している金額を
減らすなど上手く調整してください。
余裕がなさ過ぎて営業中にお釣りがなくなる!みたいなことは
避けるべきですが、ありすぎのも、問題です。

こういった点をしっかり意識し、
少しでもリスクを下げていくことが
大切になります。

特に”銀行になるべく早く預けるようにする”ということは
非常に重要なことになりますので、
この点を忘れないようにして下さい。

まとめ

お店に大金を置いておく、という行為は
とにかく危険な行為で、
色々なリスクを引き上げてしまう行為です。

上のようなリスクをしっかりと頭に入れた上で、
自分たちのお店で出来ることは対策し、
トラブルや事件に巻き込まれないよう、注意することは
お店の仕事の一つであり、とても大事なことになるのです。

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