個人事業主の銀行口座は分けるべき?分けないべき?

個人事業主として事業を始める際に
悩みの一つとなるのが
”銀行口座”になりますよね。

もちろん、個人事業主としての仕事を始めるからと言って、
新しく銀行口座を作らなくてはいけない!という決まりはありません。
今まで自分が私生活で使っていた銀行口座をそのまま利用しても
法律上は何も問題ないわけです。

その反対に、新しく事業用の銀行口座を作ることも
当然、自由です。
全ては個人の判断にゆだねられる、ということになりますね。

では、銀行口座は作るべきなのかどうか、
これを見ていきましょう

本格的にやるなら分けた方がいい

個人事業主、と言ってもいろいろとあると思います。
副業レベルで少しだけやっている、という人も居れば、
自営業として生きていく決意を固めた人もいるでしょう。

副業的にやるのであれば、わざわざ新しい口座を作らなくても
良いかとは思いますが
もしも、本格的に個人事業主としてやっていくことを決意したのであれば、
プライベート用の口座と、事業用の口座は分けた方が良いかと思います。

そうでないと、色々と面倒なことになるかもしれませんし、
後々、その方が確実にやりやすいかと思います。
確かに、口座開設は面倒だと思いますが、そのぐらいは我慢
できるようにならないと、個人事業主としての成功は
難しいのではないかと思います。

多少の手間にはなりますが、口座はプライベート用とは
別にするのが望ましいかと思います。

口座を用意するには?

事業用の口座を用意する、と言っても、
必ずしも新しく口座を作らなくてはいけない、とは限りません。

例えば、昔利用していた銀行口座などがあって、
今はもう使っていない、というような口座があるのであれば、
それを事業用に使っても問題ないと思います。

大事なのはプライベートのお金との使い分けが出来ていることに
なりますから、分別さえできていれば、
事業用の口座は、新しく用意した銀行口座でも、
前からあったけど、今は使っていない銀行口座でも、
どちらでも構わないと思います。
また、使用中の複数の口座のうちの一つを事業用として
確保する、でも全然良いかと思います。

とにかく、事業用とプライベート用の銀行口座を
分けることが大切になる、ということですね!

口座の作りすぎにも注意!

プライベートと事業用の銀行口座を分けた方が良い、と
書きましたが、逆に”口座の作りすぎ”にも要注意です。
あまりにもたくさんの口座を作ってしまうと
今度はお金の管理が大変になってしまいます。
事業用の口座は、どうしても業務上必要な場合を除き
”ひとつ”にしておきましょう。

あまりに分散させると今度は管理が大変になりますし、
経理などの面でも面倒になります。
また、各種支払などを分散させていると、どこの口座から
何が引き落とされるのか、などで混乱を招くことになり、
最終的に、口座にお金が足りない!なんて状況になってしまう
可能性も否定はできませんから、
口座はひとつ、必要な場合は必要最低限な数にしておきましょう。

プライベート用の口座はいくつ作っても個人の自由ですが、
事業用口座をあまり増やすことはおすすめできません。

どうして分けた方がいいの?

どうして口座を分けた方が良いのか。
それにはいくつかの理由があります。

ひとつは「管理の観点」
個人事業主としてやっていく、ということは、確定申告などを
行う必要が出てきますが、プライベート用の口座と
一緒になっていると、プライベートな支出と事業の支出が
混同してしまって、処理が大変になる可能性があります。
経理作業の際の妨げになることもあるでしょう。

もう1つが「公私混同の防止」
お金が一つの口座にたくさん入っていると
”公私混同”を招く危険性があります。
「このぐらいなら使っても大丈夫だろう」というように
”仕事のお金”と”自分のお金”の区別がつかなくなってしまい、
お金を浪費してしまったりすることにもつながりかねません。
今使っているのが自分のお金なのか、
それともそうでないのか、
それを区別するためにも、プライベートと事業用の口座は
分けておく必要があるのです。

ほか、調査などの際に、一緒にしていると
プライベートの支出も全て一緒に見せることになったりと
色々面倒な点もあります。
やはり、特別な事情やこだわりが無い限りは、
口座は分けておいた方が良いでしょう。

なお、クレジットカードに関しても、できれば
事業用とプライベート用に分けておき、
事業用の口座と紐付けておくと、
経理作業などがやりやすくなります。

分けておかないと、クレジットの引き落とし先で
混同してしまう原因になりますから、そこのあたりには
気を付けるようにしましょう!

基本的には個人名義

事業用の口座を作る、と言ってもどうすればいいの?と
思うかもしれませんが
基本的には個人名義の銀行口座で問題ありません。
多くの事業主が個人名義の口座で個人事業を行っています。

しかしながら、どうしても作りたい場合は屋号名義で
銀行口座を作ることも可能と言えば可能です。
手続きなどが必要になりますが、多少のメリットも
ありますので、検討してみるのも良いでしょう。

ちなみに、屋号つきの銀行口座を作る際には、
個人名+屋号というかたちになり、
”屋号だけ”では銀行口座を作ることはできません。

そのことは覚えておいた方が良いでしょう。

口座名に屋号を入れるメリットとしては
・信用性の問題
・複数の屋号を使っている場合の使い分け
・振込みなどの際の安心感
などになりますね。

例えば、仕事上で、仕事の代金などを
振り込む際に、相手から「〇〇〇〇」とフルネームで
個人名義を出されるよりも、
個人名+屋号の方が
”このお店(事業)にお金を振り込むんだな”という
安心感にも繋がります。

もちろん、個人名義の口座のままでも
個人事業はできますが、
より本格的にやる場合、
相手からの信用度を少しでも高めたい場合に関しては
屋号を口座名に入れた方が
良いかとは思います。

このあたりはあくまでも、自分の判断次第、ということには
なりますが、しっかりと判断していきましょう

ダメ!ということではない

あくまでも”個人用の口座”と
”事業用の口座”を”分けた方がイイ”というだけの話ですので、
”分けないとダメ”と言うお話ではありません。
法律上は、プライベート用の口座と個人事業用の口座が
一緒でも何も問題はありませんから、
自分で考えてみて”その方がいい”と言うのであれば
別にそれでも構いません。

ただし、プライベート用と事業用のお金が
混じってしまったりだとか、
そういうトラブルについては充分に
考えられますので
そういった管理を、自分でしっかりとできることが
前提条件になります。
管理もできずに、混同してしまうと、最終的に
自分が大変なことになってしまいますから、
その点に関しては気をつけなくてはいけません

もしもできるのであれば、やり方は個々の自由ですし、
自分で一番やりやすいと思った方法で
やるのが一番であるかとは思います。

混乱しないように

最終的には「自分自身が混乱しないように」ということが
大切になります。
混乱せずにできるのであれば、別にたくさん口座を
作ったってかまいません。

ただ、混乱してしまうと、経理作業が非常に大変に
なってしまいますし、場合によっては確定申告などに
大きな影響が出てしまう可能性もありますから
そういった部分にはしっかりと注意しておかなくては
なりません。

間違えちゃった…では済みませんからね。

まとめ

個人事業主としてやっていく前に、
必ず口座について、どうするべきかどうかは
しっかりと考えておきましょう。
曖昧なままにしておくと、トラブルの原因に
なってしまいますし、本来の事業とは
別の部分にお金を取られてしまう、というのは
非常に時間の無駄遣いです。

最初に開業する際にしっかりと考えておき、
あとは、自分でちゃんと判断するようにしていきましょう。
開業前に、口座に限らず、こういった下準備の部分に
関しては、しっかりとしておくことが大切になります

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