米の価格高騰は、
世間ではなかなか受け入れられないもので、
2024年から始まった米の価格高騰についても、
やはり、不満を抱く人や、批判も多いものです。
確かに、物価高で色々なものの価格が上がっている状況なので、
米の価格も多少上がることは、全体の流れから見れば
(買う側からすれば残念なことではありますが)価格が
ある程度上がることは仕方のないことです。
しかしながら、米の価格高騰は、
行政側で備蓄米を出すことになったりと、
”価格が上がったままでは許されない”空気もあるのが事実です。
では、米の価格高騰が世間に受け入れられない理由は
一体何なのでしょうか。
その理由を、それぞれ見ていきましょう。
世間に受け入れられにくい理由とは?
米の価格高騰が世間に受け入れられにくい理由…
それは、”米”という存在もそうですが
価格高騰の”仕方”にも問題があります。
米は”主食”とも言える存在で、
ある意味では多くの人の生活に”なくてはならないもの”です。
そういった存在であるからこそ、なかなか価格高騰が受け入れられない、
ということもあるでしょうし、
他にも”価格の上がり方”も、”それは不満を抱く人が増えても仕方ない”と
いうような上がり方をしているため、
世間に受け入れられにくい、そういうものになっているのです。
では、具体的にどのような理由で米の価格高騰が
”受け入れられにくい”のか、この点をそれぞれ見ていきましょう。
急激に上がりすぎている。高騰のペースが異様
まず、他の食品、その他商品・サービスと違い、
米の価格高騰が世の中から受け入れてもらえない理由としては
”急激に価格が上がりすぎ”ということが、一つ、言えることになります。
物価高騰…とは言っても、米ほど急激に価格が倍以上とも言えるぐらいの
価格になっているケースはなかなか見当たらず、
”急に価格を上げ過ぎ”と、いうことが反感を買ったり、
受け入れられない、と考える人を増やす原因になっています。
もし、何十年もかけて”少しずつ”上がった、ということであれば
”昔はよかった”という人はいたとしても、
例えば”価格を下げるために備蓄米を”みたいな話には
ならなかったと思いますし、
そんなに反発もなかったでしょう。
ただ、1年足らずで倍以上、というのは
やはり、米に限らず全体で見渡しても”異常”であり、
”急激に価格が上がり過ぎている”ということが
世の中に米の価格高騰を受け入れてもらうことができない
最大の”要因”になっていることは事実です。
”米は長年価格転嫁されてこなかったから”という声も
当然ありますが、
とは言え、”いきなり倍以上”にされては
やはり消費者側としては不満を抱く人もいるでしょうし、
”こんなに上がったら買えないよ”と思う人も増えるでしょうから、
止むを得ない事情があるとしても
”あげ方が良くない”と、言うのは確実に言えることです。
このような上げ方をすれば、世間に受け入れてもらえる可能性が
大幅に下がってしまうであろうことは、誰にでも簡単に
想像できることですからね…。
”生活必需品に近い”ものであるのも原因
価格が急激に上がったとしても、
趣味趣向に関係するものだったり、
食料品でも、”主食以外のもの”であれば、
そこまで騒がれなかったでしょうし、
”高いと感じるならやめる”という選択もできるかと思います。
また、一部メーカーだけの値上げだったりする場合は
そのメーカーの商品を買うのをやめて
”代わりのもの”を買う、ということも当然一つの選択肢になります。
しかしながら、”米”は、国民の主食とも言えるような状態で
色々な人の生活に浸透しており、
厳密に言えば、米を食べなくても命を落とすわけではないので
電気や水などと比べれば優先順位は低いと言えば低いですが、
それでも、多くの人にとっては”ほぼ生活必需品”状態です。
そういった”必須に近いもの”の価格がここまで急激に上がってしまうと、
当然、不満や反発の声も多くなりますし、
”買うのをやめたい”と思ってもなかなかそれができない人が多く、
より不満の声が高まっていく、ということになります。
例えば、価格が1年で倍以上になってしまった食品が
米ではなく、主食ではないような他の食品であったのであれば、
ここまで不満の声が高まることもなかったでしょう。
”米が主食であるが故に”、
他の食品の価格高騰以上に不満の声は高まりやすく、
さらには世間にもなかなか受け入れられにくい、という状態が
続いてしまうことになります。
タイミングが非常に悪い
既に、近年は物価高騰の流れが続き
”あらゆるものの価格”が上がっている状態で、
”価格の上昇”に関して強いストレスを感じている人もいるでしょうし、
金銭的にも余裕がなくなっている人も多いかと思います。
そのような状況で、価格をいきなり倍にする、ということは
やはり不満が爆発しやすい行動であるのは事実で、
”タイミングも非常に悪い”というのも、不満が高まる理由の一つです。
”今まで価格転嫁されていなかったのがおかしかった”と
言われても
”なんで今、この苦しいタイミングでわざわざ上げるのか”と、
言われてしまうのも当然と言えば当然ですし、
タイミングとして、”苦しい今の時期に、さらに人々を苦しめるような上げ方”を
すれば、当然受け入れて貰いにくくなるのは、仕方のないことです。
収入が増えていない
現状、米に限らず、物価の高騰は
多くの人が”収入は増えていない(あるいはあまり増えていない)”のに、
モノの値段だけが上がっている…という状態で
到底理解を得られる状態にはなっていません。
例えば給料が2倍になっているのであれば
米の価格が2倍になっても、ほとんどの人は
あまり気にしないと思いますが
そうではなく、給料は上がらないのに米の価格が2倍になる…
という状況になってしまっているケースが多いので、
それではやはり、理解を得ることは難しいでしょうし、
不満に思う人が多いのもまた、仕方のないことです。
”農家が大変なんだ!”と言われても、
給料が上がっていない人からすれば
”いや、こっちも大変なんだけど”と、不満を抱くのは
人間心理としては当然のことで、
このあたりの”全体的な収入が増えていないのに、価格が上がる”ということで
精神的な余裕を持つ人が少ないのも、
米の価格高騰が受け入れられない理由にはなっているかと思います。
米の価格は下げるしかない
最終的には、”この価格の上がり方”では
世間には受け入れられないでしょうし、
”このまま”であれば米離れが進み、
やがて、国内における米の存在感は薄れていくでしょう。
米に関しては、行政側が農家の方を支援するなり、
それが難しいなら、輸入米を増やすなり、
手段を択ばずに価格を押し下げる必要があり、
”多少の価格高騰”であればともかく、
現在のような”2倍以上の価格”のような価格高騰は
世の中にも受け入れられないでしょうし、
健全な価格の上昇ではありませんので、
早急に価格を押し下げ、ある程度正常な価格帯に
戻していくことが望まれます。
まとめ
米の価格高騰が世の中に受け入れられない理由は
様々ですが、
”価格が急激に上がりすぎ”である点や、
”生活必需品に近いもの”であること、
そして”タイミングが悪い”ことなどが
挙げられます。
このまま、この価格で定着する、
ということは少し無理のあることなので、
最終的には、行政的な支援も含めて
価格を下げていく必要が出て来るかと思います。
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