米が高すぎる!普通の値段に戻るのはいつ?価格が下がる可能性は?

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2024年の米不足(現在は店頭では解消)をきっかけに
米の販売価格が全体的に上昇し、
困っている人も多いかと思います。

確かに、ただでさえ色々なものの価格が上がっている中、
米の価格まで上がってしまうと、
負担は増える一方ですし、
米の場合は特に、あまりにも急激に価格が上昇したために
気持ちの準備もできていない人が多いでしょうし、
「こんな価格で買えるか!」と思ってしまう人も
多いのではないでしょうか。

では、この先、米の価格が下がるのは
いつになるのでしょうか。
その可能性はあるのかどうか、
この点について詳しく解説していきます。

(なお、本記事は2024年の米不足後の値上がりをベースに
書いていますが、この先も同じようなことがあった場合も、
(値上がり理由以外の部分)対処法や下がる可能性の有無などは
基本的に同じになりますので、参考にしてみて下さい)

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米が高くなっている理由は?

米の価格が高くなっている理由としては、
複数の要因が絡み合っている状態です。

一番の理由としては「米不足」や「生産量の減少」などによるもので
これを要因として市場では従来よりも高く米が取引されるようになり、
仕入れ価格なども上がってしまっているために、
店頭での販売価格も全体的に上昇してしまっている、
と、いうことになります。

一方で、それ以外にも
元々燃料費だとか流通にかかる費用など、
今では農家側の各コストも上がっており、
そういった理由と、米不足のタイミングが重なってしまったことや、
もちろんお店などによっては、そういうタイミングに
便乗して値段を釣り上げているところなどもあるでしょうし、
複数の要因が絡み合って、価格の上昇が起きてしまっている状態です。

ただ、簡単に書くと、

・生産量の減少、品薄によるもの
・各コストの上昇

などが大きな原因となっている、ということになります。

では、この価格の上昇は一体いつまで続くのでしょうか。

米が高いのはいつまで?

これは、具体的に”いつまで”かは不透明な状態です。

当初、夏場に米不足が起きた後、
新米が出始めた直後は、
”新米が十分に出荷されれば、割高感も落ち着くだろう”と、
そう言われていました。

しかし、実際には新米が出回っても
価格が落ちることなく、2024年10月現時点でも
価格の高止まりが続いてしまっている状態です。

”いつになったら安くなるのか”と、困惑している人も
いるのではないでしょうか。

基本的には、”時間経過と共に緩やかに下がっていく”
可能性は高いですが、
100パーセントそうなるとも言い切れず、
買う側からしてみると、なかなか厳しい状況が
続いているのも事実です。

”いつになったら下がるのかは具体的には分からないものの、
時間が経てばある程度下がっていく可能性は高い”
と、いうのが、現時点で言えることになるかと思います。

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高値のまま定着してしまう可能性は?

買う側としてはこれは怖いところですが、
一方で、さすがにこのままの価格で定着してしまう
可能性は低いと考えられます。

と、言うのも、この高値のまま定着してしまうと
今度は”コメ離れ”が進行してしまい、
米の売上自体に影響が出て来ることになってしまいます。

そうなってくると、販売店もそうですし、
そこに至るまでの米作りに関わっている人々も
やはり困って来ることになります。
(かと言って安値になるとそれはそれで作る側は困るのですが
 そこは別途記載します)

ですので、米の生産量がある程度落ち着くか、
あるいは売上的に大きなダメージを受けるか、というところで
販売価格はある程度下がっていくと考えられます。

例えば、米の在庫が業界全体で潤うようになっていけば、
流石に今よりも価格は下がっていくようになると思いますし、
(ただ、これにはある程度時間はかかるでしょう)
店頭が独自に収益をある程度度外視して、
価格を下げる可能性(売れなければ売れないで、
それは困りますからね)も、十分に考えられます。

そのため、”完全に現状の高値のまま定着してしまう”
と言う可能性は比較的低いのではないかと考えられます。

完全に元の価格に戻るのは厳しい可能性

ただ、残念ながら
米の価格が完全に、元の価格に戻る…
ということは難しい可能性も高いです。

店頭での品薄は解消されたものの、
業界全体での品薄の解消には長くかかるでしょうし、
店頭で売れなくなる…と言うことに関しても
買う人は高値でも引き続き買うと思いますし、
今後、ある程度価格が落ちれば
高値だからと買い控えていた人たちも
ある程度は購入の方向を手を伸ばすことになるでしょう。

この先もさらに価格が上昇し続ければ
”買う人がほとんどいない”みたいなことになる可能性も
十分にありますが、
少なくとも現時点での価格帯では、買う人は買う価格だと
思いますので
”大幅に価格を下げないと苦しい”という状況には
なかなかならないのではないかと考えられます。

流石にある程度、価格は下がるかとは思いますが、
品薄になる前の価格帯まで価格が落ちる…というのは
現実的にはなかなか厳しそうな感じはあります。

値下げのための鍵は?

米の価格が元通りの価格に下がっていくためのカギと
なるのはどのような部分なのか。
この点についても見ていきましょう。

・品薄の解消
店頭での品薄は解消されましたが、業界全体での
品薄感はまだ残っています。
これが解消されるようなことがあれば、
ある程度、仕入れ価格なども落ち着いていくと考えられますので、
店頭での販売価格もある程度落ち着く可能性は高いです。
ただ、全体的な解消には時間がかかりそうな傾向もあります。

・買い控えの動きによっても…
米が高くなれば、当然買い控えが起きますが
そうなってくると店に大量の在庫が残ったり、
売上が伸び悩んだりすることは十分に考えられます。
どの程度買い控えが起きるかにもよりますが
状況次第では”この売上だと困る”という状況にまで
売上が伸び悩んだ場合は、
販売店が値下げを行う可能性があります。
(別業種ではありますが)私も店長経験がありますが
”売れない”と、それはそれで困ってしまいますから
その場合価格を下げるしかないのです。

・行政的な動き
高値を根本的に解消するには行政的な動きも
必要になってくるでしょう。
品薄の状況が起きないように、何らかの仕組みづくりをする、
あるいは米の購入に何らかの補助をする(コメ関連の減税などでも)
または、先ほど少し書いたように、生産者の方の支援を行い、
消費者向けへの価格には転嫁されるのを防ぎつつ、
苦しい状況の生産者の方も救う、ということも、
効果的になるでしょう。

生産者側が苦しいのは紛れもない事実で、
物価や色々なコストが上がっているのに価格がそのまま、
というのは確かに苦しいことです。

が、消費者側も、そうは言ってもお金には限度があり、
例えば”世の中で値上がったものが米だけ”なら、問題ない人が
ほとんどだと思いますが、
あれも、これも、それも、そして米も値上げです!と
なってしまうと、生産者が苦しいのは分かっていても
「でも困る」と、いうのが現実です。

ですので、行政的に生産者側を支援していくことも
今後、こういったことが続くようであれば大事なことになります。

まとめ

米の価格は時間経過と共に
ある程度は下がっていくと考えられますが
多少、時間がかかりそうです。

”完全にそのまま”という可能性は低いはずですが、
逆に”完全に元通り”という可能性も低そうな状況であり、
価格は緩やかに下がる…ということになると思います。

ただ、これはあくまでも”何もなければ”の話で、
この先も何か米に関する予期せぬ事態が起きれば
また変化してしまう可能性も考えられます。

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