確定申告を印刷する際に多少失敗していても大丈夫?その答えは?

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確定申告を印刷して、
それを提出する…という人もいると思います。

が、実際に私も経験があるのですが
意外と”綺麗に印刷する”というのは難しく、
ちょっと擦れてしまっているような部分が出来たり、
インクが滲んでしまったり、
紙の端っこの方にインクがちょっと付着していたり…
なかなか”100点満点の印刷”をしようとすると
難しい部分も出て来るのが現実です。

もちろん、何も問題なく印刷することができたのであれば
それが一番なのですが
”ちょっとした気になる部分”が出てきてしまった場合
そのまま提出しても良いかどうかを解説していきます。

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多少の印刷失敗なら問題ない

例えば、全面インクだらけになってしまったりだとか、
そもそも黒インクがなくなってほとんど文字が見えないだとか
そういう”極端な失敗”に関しては
そのまま提出してしまってはいけませんが、
ある程度の失敗であれば、そのまま提出してしまっても、
問題なく受理してもらうことができるので、
あまり過剰に心配しなくても大丈夫です。

例えば、ヘッドの汚れなどから少し横線が入ってしまっている
状態になっていたり、
紙の端の方にインクがはねたような跡がついてしまっていたり、
そのぐらいであれば、問題なく受理されます。

最終的な判断としては
「入力内容をちゃんと読むことができれば」問題ない、と
考えても大丈夫です。

100点満点の印刷をできる人など
個人レベルで言うと”なかなかいない”のも現実で、
ちょっとした汚れなどで「これはダメです」とやっていたら
税務署はおそらくパンクするでしょうし、
再提出の人だらけになってしまうでしょう。

そのため、そこまで細かく指摘してくることはありません。

(もちろん、文字が読めないとか、そういうレベルにまで
失敗している場合は論外ですけどね…)

サイトにも明記されている

印刷に関しては国税庁のサイトにもしっかりと
明記されており、
少し前の内容にはなりますが
Q&Aのコーナーに
”正しく印刷されなかった場合でも、そのまま提出しても良いかどうか”を
問う内容が記載されています。

その答えにハッキリと
”文字化けがなく、入力内容が判別できる場合は
 そのまま提出して大丈夫”であると明記されています。

そのため、確定申告の印刷が多少乱れたとしても、
”それで大丈夫”というのが、
公式的な回答になっている、ということですね。

決して”本当はダメだけど通っている”とかそういうことではなく
ちゃんと認められていることなので、
”わざと”印刷を失敗する必要は全くありませんし
成功していれば成功してるに越したことはありませんが、
ちゃんと印刷したはずなのに上手く行かなかった、という場合でも
やり直しまではする必要はない、ということですね。

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実際に受理されるの?

担当する人間はその時によって異なると思いますので、
一概には言えませんが
(機械が判定するわけではないですからね)
私自身も”印刷に多少失敗した”ものをそのまま提出したことがあります。

1回は印刷機のヘッドクリーニングをしても薄い横線が消えずにそのまま、
もう1回は紙の端の方に黒インクが(印刷時に付着してしまった)付着している状態で
提出をしていますが、何も問題なく受理されています。

もちろん、余程酷い状態で提出すれば話は別ですが、
↑のようなレベルの失敗であれば、
私の実体験でもそうでしたし、国税庁のサイトにも明記されているので、
”大抵の場合、問題なく受理してもらうことができる”と、
いうのが答えになるかと思います。

カラーでなくても大丈夫なの?

これは、以前別の記事で詳しく説明しましたが、
”モノクロ印刷”でも確定申告の提出は
問題なく行うことができます。

これに関しても国税庁のサイトに明記されていることなので
心配する必要はありません。
カラーでも、モノクロでも、自分の都合に合わせて
印刷していただければ、と思います。

※カラー・モノクロ印刷については詳しくは
確定申告はカラー印刷じゃないとダメなの?の記事も
参考にしてみてください。

できるだけ綺麗に印刷を行うためには?

できるだけ綺麗に印刷を行うための
ポイントとしては下記の通りです。

・インクの残量が足りない、少なくなっていないかどうかを確認
・印刷の設定を変えていないかどうかを確認
・線などが入ってしまう場合はヘッドクリーニングやノズルクリーニングを行う
・印刷に適した紙を用意する

などになるかと思います。

特に、久しぶりに印刷機を使う!みたいな場合は、
ヘッドクリーニングなどを行わないと、
かなり印刷の質が落ちたり、線が入ったりしてしまうケースもあります。

また”しばらく使わずに印刷機を放置しておく”ことは
故障に繋がるリスクもありますので、
もしも印刷機を持っているのであれば、
しっかりと定期的に印刷(何でも良いので)を
行っておくことを、強くおすすめします。

まとめ

確定申告の印刷は”多少のミス”であれば
問題はありません。
判断基準としては
”第3者が見た時に文字がちゃんと識別できるかどうか”で
判断すると良いと思います。

読めない文字が出ているような印刷になってしまっていたりする場合に
関してはやり直しが必要になりますが、
そうでないのであれば、ある程度であれば問題なく受理されると思いますし、
わざわざ再度印刷をする必要はありません。

出来る限り綺麗に印刷できるような準備は必要ですが
過剰に神経質になりすぎる必要はない、ということになります。

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