確定申告の用紙が届かない場合でも、提出してしまって大丈夫？

確定申告の用紙が
なかなか届かない…あるいは時期になってもなぜか届かない…

そんな場合でも、用紙が届くのを待たずに
提出してしまっても大丈夫なのかどうか。

この点について解説していきます。

※届かない場合、どうすれば良いのかについては
⇒届かない場合はどうすれば？を
参考にしてみて下さい。

こちらでは、届かない場合でもそのまま提出してしまって
大丈夫かどうかを解説していきます。

正しく提出されていれば問題なし
まとめ

正しく提出されていれば問題なし

確定申告の書類がもしも届かない場合でも、
正しく確定申告が提出されていれば
特に問題はありません。

そのため、確定申告の書類が税務署から
届かない場合や、
届くよりも前に提出したい場合に関しても、
こちらから申告書類を用意することさえできれば
到着を待たずに提出してしまっても構いません。

向こう側からすれば”出すべきものさえ出されていれば”
特にそれ以上求めることはありませんから、
正しく提出できれば、確定申告書類の到着を
待つ必要はありません。

電子申告の場合はそもそも必要ない

税務署から送られてくる確定申告の用紙は、
郵送する場合や、直接提出する場合に
必要になるものなので、
そもそも、電子申告を行う人には
”必要のないもの”になります。

電子申告を行うために必要なものは、
揃える必要がありますが、
自分が電子申告で提出できるようになれば、
確定申告の書類の到着を待たなくても、
仮に何らかのトラブルで確定申告書類が送られて
来なかったとしても、特にその書類自体、
必要ありませんので、
電子申告をいつも通りしてしまえば大丈夫です。

郵送や直接提出の場合でも…

郵送での提出や、税務署に直接提出するような
場合でも、確定申告書類が届くより前に
申告してしまうこと自体は問題ありません。

例えば、会計ソフトなどを使っている場合、
確定申告に必要な書類は”印刷”することができますので、
もしも会計ソフトを使っている場合は、
確定申告書類が届かなくても、
会計ソフト上で確定申告を作り、印刷することで
そのまま提出することができます。
（届く確定申告用紙はこの場合、無くても作成することが可能です）

また、国税庁のホームページからでも、
確定申告の書類を作成・印刷することが可能になっているので、
仮に、確定申告の書類の到着が遅れていたり、
何らかの理由で到着しなかった場合であっても、
”印刷機”さえあれば、確定申告書類を印刷することが可能です。

電子申告や印刷が難しい場合は…

上記のように、電子申告する場合や、
印刷できる環境がある場合に関しては、
確定申告用紙が届く前に提出したり、
確定申告用紙が仮に届かなくても提出することは可能です。

しかし、電子申告も印刷も難しい場合は
上記の方法は使えないために、
この場合は、自分の事業所の地域を管轄する税務署に連絡し、
”確定申告用紙が届いていない”ことを伝えて、
送ってもらうか、あるいは税務署などに直接取りに行くことで
対応するようにしましょう。

少し手間が増えてしまいますが、
”確定申告用紙が届かない場合”でも、自分自身が
申告が必要な状況なのであれば申告は必要になりますので
面倒でも、そのように対処するようにしましょう。

届かない場合でも、提出が必要な人は提出が必須

自分自身で確定申告する必要がない人
（サラリーマンの方や、所得が一定以下）の場合は、
確定申告をする必要はありませんが、
確定申告をする必要がある人に関しては
仮に、”確定申告の書類が届かなかった”としても、
だからと言って”確定申告をしなくていい”ということでは
ありませんので、”何で送って来ないんだ！”と不満に思うことは
あるとは思いますが、
ちゃんと期限内に確定申告の書類は提出するようにしましょう。

書類が自分で用意できる場合に関しては
先程から書いている通り、申告書類が届かなくても、
申告することは可能です。