人出の増減で必要以上に煽る必要なし。見る側も冷静に。

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コロナ禍に突入してから
「人出の増減」という話題を
度々目にするようなことも
増えて来たかと思います。

勿論、データとしてそれを提示することは
何も悪いことではありませんが
こういった話題に触れる人・発信する側は
それが「煽り」になっていないかどうか、
という点は、しっかりと注意するべき部分の一つです。

無用な争いやトラブルを生まないためにも
この点は、発信側も受け取る側も、理解しておくべき
ポイントになります。

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情報は時に争いの種にもなる

人出の増減の情報もそうですが
こういった情報は、
時に「争いの種」にもなってしまう可能性があるため、
伝える側も、受け取る側も、特に
注意しなくてはいけません。

例えば、伝える側が
「人出が増えたこと」をまるで悪のような言い回しで
伝えれば、最悪の場合、
「仕事などで外出していた人」まで悪として
叩かれるような「トラブル」を誘発してしまいかねません。

また、そもそも緊急事態宣言中であったとしても、
外出すること自体は、犯罪でもなんでもない、
ということは、冷静に、理解しておかなくては
いけない部分の一つです。

不要不急の外出、も
これは人それぞれ基準が違いますし
自分にとって不要不急でも、相手にとって
やむを得ない事情がある可能性もありますから、
これを勝手に悪と決めつけるようなことは、
してはいけないことです。

「人出の増減」という情報も、
時に争いの種となり、
”無駄な情報”の一つになってしまう可能性もあるのです。

デリケートな問題であるがゆえに
伝える側は特に自覚を持ち、煽るような表現は
してはいけない、ということです。

情報を発信する側の注意点

人出の増減について情報を発信する人(個人も含む)は
単なる「煽り」になってしまわないように注意です。
何度も何度もしつこく「増減」に固執したりせず、
伝えるのであればあくまでも淡々と伝え、
増加が悪、減少が悪、増加が良、減少が良、
どの方向にも偏らない伝え方を心がけましょう。

・増加することが「悪」のような伝え方になっていないか
増加することには色々な理由があります。
少なくとも、「増加してること自体が悪」のような論調・
表現になっていないかどうかは、注意する必要があります

・専門家が自分の意見=正義のように語っていないかどうか
ニュースなどで取り扱う場合、
専門家やそれに類する人が「人出の増加=悪」と叩くような
行為をしていないかどうか、注意が必要です。
あくまでも「個人の感想です」という部分を強調し、
自分の意見が世の中全体の正義であるかのように
勘違いしてはいけません。

・面白がって煽っていないかどうか
ネットなどを中心に、人手の増減を面白がって煽るような
形で伝えているところもあります。
が、人それぞれ事情がありますから、
面白がって煽り、それを見た人に叩かせるような行為は
控えたほうが良いです

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情報を受け取る側の注意点

人の増減の数字を見た側の注意点は下記の通りです。

・誰かを攻撃する行為はしない
人出の増減で「外出している人」を攻撃したり
「外出している人を攻撃している人」を攻撃したり
そういった「無駄」な争いはしないようにしましょう。
外出している人の事情を知りもせずに、
「人出が増加したから、この人たちは愚か」とか
そういう決めつけをしないことです。
また、そういう決めつけをする人を見かけても
放っておくことです。
攻撃は、攻撃を生むだけです。

・過剰に反応しない
増減の数字に過剰反応しないことです。
「ふーん」ぐらいで済ませておくことが
自分自身の精神的にも、良いですし、
人出の増減を見るたびにカッカッしてるような人は
少し落ち着いた方が良いです。

・野次馬にならないこと
情報を受け止めた人が、さらに面白可笑しく情報を
拡散していく…
こうなってしまうともはや地獄です。
「人の増減」に関する話題で野次馬にならないよう
注意しましょう。

・個人の予防をしっかりと
人出の増減でギャーギャー騒ぐより前に
自分自身の感染予防を、しっかりするべきです。
騒いでも、自分に何のメリットもありません。
手洗い、うがいなどの基本的な対策をしっかりと
精神的にも、肉体的にも健康な状況を維持することを
心掛けたほうが、遥かに有意義ですし
感染予防にもなります。

そもそも増減を伝える意味はあるの?

話題作りの一つなのだとは思いますが
「人出の増減」のデータを公開し、
ニュースなどで取り上げること自体が
「感染予防の観点からまるで無意味」な話です。

仕事や不要不急の用事で外出している人は
「増加した!」なんて言われても何もできませんし、
普通に遊びに行っている人には「増加した!」なんて
言われても何も効果はありません。

無駄に争いが生まれ、無駄に騒ぎ、過剰に反応する人が
増えるだけ…
というのが、現実であると思います。

話題作りとして情報を発信する側が得をするだけであり
こういったデータは、個人の予防の観点ではほとんど役に立たず
むしろ、無駄な争いが生まれ、マイナスになっている、
と言っても良いでしょう。

個人が「人の増減」を知ったところで
何か出来るの?と言われたらほとんど何も
出来ませんからね。

増減を見て「外出を控えよう」とする人は
既に控えているでしょうし、
ただ、無駄に争いを引き起こしているだけ…という側面があるのは事実です。

伝える側は、そういう点もよく考えて
「自分は何をしているのだろうか」を自問自答してみてください。

まとめ

コロナ禍では
「無駄に争いを誘発するだけの伝え方」も
目立ちます。

伝える側の姿勢を見直すことで、
「伝える側によって起きる無駄な混乱」を
避けることも、また今後、こういうことが起きた場合の
大切な備えになるかと思います。

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