ヒートショックのリスクが高い人・行動を知る!要注意点は…?

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”ヒートショック”は、
気温が急激に変化することによって、
心臓・血管などに強い負担がかかってしまい、
その結果、場合によっては心筋梗塞や脳梗塞・出血などを
引き起こしてしまう恐ろしい症状のことを示します。

身近な場所で言うと、”浴室”などで発生することが多く、
冬場の寒い中、熱いお風呂にいきなり入ったりすることで、
ヒートショックの引き金になったりしてしまうという事故は
度々起きています。

では、このヒートショックの”リスク”が高い人、
”リスクを高めてしまう行為”はどのようなものになるのでしょうか。

リスクの高い状況・高い人を知ることで、
予防につなげていくことも大事なことなので、
しっかりと覚えておきましょう。

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誰にでもリスクはある

まず、”リスクの高い人や行動”を紹介する前に、
覚えておきたい点としては、
これから紹介するようなことに、仮に当てはまらない人であっても
”リスクが0になることはない”と、いうことは
覚えておく必要があります。

”なりやすい人”
”なりやすい行動”はありますが、
それに当てはまらない場合でも
”絶対にヒートショックにならない”というわけではなく、
若い人や健康な人でも、こう言ったものになってしまう可能性は
あるのです。

そのため、↓のようなきおとに当てはまっている場合は注意し、
改善できる部分は改善するべきですが
仮にあてはまるものが一つもない場合でも、
油断はしないようにして、ちゃんと対策自体はするように心がけて下さい。

”絶対にヒートショックにならない!”という人間は、
人間である以上存在しないので、油断はしないようにすることが大切です。

では、その中でも特にリスクの高い人や、
特にリスクの高い行動について、
それぞれ見ていきましょう。

高齢者の方

高齢であれば高齢であるほど、
ヒートショックのリスクは高まっていきます。

若い人が絶対にならない!というわけではありませんが、
やはり割合的には高齢の方の方が多いために、
自分が歳を重ねたり、
家族に高齢の方がいる場合に関しては
ヒートショックに関して、慎重に配慮しましょう。

高齢であればあるほどに、そもそも身体の色々な部分が
衰えて来ていて、急激な温度変化による身体への負担や
影響が大きくなりがちである上、本人の感覚も衰えていて
寒い・熱いなどを感じにくい状態になってしまう人もいるため、
そうなってしまうと、”ヒートショックの危険性のある寒さ・熱さ”を
認識できずに、結果的に対策が疎かになることもあります。

このように、高齢になればなるほどそのリスクが
高まりますので、
自分が高齢になった場合にはしっかりと気を付けると共に、
ご家族に高齢の方がいる場合は、家族も声かけをするなどして
共に気を配っていくことが重要になります。

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酔っ払っている状態の人

これも、ヒートショックのリスクを大幅に高めてしまう
ポイントの一つで、
アルコール類などで、酔っ払っている状態で
お風呂に入ることは”ヒートショック”のリスクを
大幅に高めてしまいます。

もちろん、酔っ払っている人がお風呂に入る=ヒートショックを必ず起こす、
ということではありませんが、
そのリスクは高まりますので
”できれば”そういう状態でお風呂に入らないことが望ましいです。
(例えば仕事帰りなら、”飲む前にお風呂に入る”など
順序を自分なりに調整したり、
明日が休みなら”今日はもう酔っ払ってるからやめておこう”と、
お風呂を翌日に回したり、そういった自分の中での配慮が大事になります)

酔っていると、人にもよりますが
熱さ・寒さの感じ方が普段とは変わってしまったり、
正常な判断ができなくなってしまったり、
浴槽の中で寝落ちしてしまうリスクなども高まり、
ヒートショック以外でも事故のリスクが高まるので
こういった点も注意しておく必要があるのです。

持病のある人

全ての”持病”が当てはまるわけではなく、
ヒートショックとは何も関係のない持病の場合は
リスクが高まることはありませんが、
心臓関係の疾患や、血液・血圧など
そういった部類に関係する持病を抱えている場合、
ヒートショックを引き起こすリスクは
”元々ある程度高い”状態にあります。

そのため、他の人以上に、
ヒートショックには注意を払うようにし、
お風呂に入る前に浴室を暖めたり、
いきなり熱い浴槽の中に飛び込んだりしないようにするなど、
人一倍、ヒートショックになってしまわないように
注意が必要になります。

体調不良の人

風邪でも、インフルエンザでも、その他でも、
何らかの理由で”体調不良”の状態の人は
通常よりもヒートショックをはじめ、
”予期せぬ事態”が起こりやすい状態になっています。

そのため、できれば
”無理をしない”ということを強くおすすめします。

風邪やインフルエンザなどで病院の診察を受けると、
”今日はお風呂は…”と言われる時もあるように、
無理をしてまでお風呂に入ることは良いことでは
ありませんし、真冬はヒートショックなどの
リスクも高めてしまいますので、
くれぐれも無理をしないように注意して下さい。

なお、睡眠不足などの場合も
リスクは高まりますので、
”万全の体調ではない状態で”
お風呂に入ろうとしている場合に関しては
”いつもよりも注意しながら”お風呂に入ることを
強く、おすすめします。

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食後すぐにお風呂に入る人

食後すぐにお風呂に入ることも、
ヒートショックのリスクを高める行為の一つです。

仕事帰りなどでなかなか時間がない…という人も
いると思いますが
そう言った場合は”先に”お風呂に入っておくなど
上手く時間を調節して対応していくことも
ヒートショックを避けるためには重要なポイントの
一つになります。

お風呂の環境・入り方によってリスクが高まる

これは、その人本人の体調・状況ではなく、
”お風呂の環境・入り方”に関する部分ですが、
下記のような点に当てはまる部分がある人は注意が必要です。

・お風呂の温度を上げている人
お風呂やお湯の温度を上げていれば上げているほど
”気温との差”が激しくなります。
当然、ヒートショックのリスクは高まりますので、
あまり、お湯を熱くしすぎないことも、重要な点の一つです。

・お風呂にいきなり入る人
浴室でシャワーを浴びたりせずに、まずはいきなり
浴槽に飛び込む人…
これは、ヒートショックの原因になりかねない行為の
一つになりますので、注意が必要になります。

・お風呂に入る時間帯
上の項目ほどではありませんが、お風呂に入る時間帯が
夜間・深夜・早朝などに当てはまる場合は
夕方やお昼(お昼に入る人は少ないとは思いますが)よりも
気温自体が低下しているため、ヒートショックのリスクが

・浴室の気温が低い
浴室はその周辺の部屋の気温が低い状態だと、
お湯を浴びた際やお風呂に入った際の”気温差”が
高くなり、ヒートショックのリスクを高めます。
この点に関しても、しっかりと注意をしておくことが
重要になります。

・寒いところから入るのが好きな人
中には”極限まで寒い状態からお風呂に入る”のが
好きな人もいると思います。
ただ、これは”自らヒートショックを起こそうとしている”レベルで
危ないことなので、気持ちいいと感じるのも
分からないでもないですが、やめておきましょう。

まとめ

ヒートショックのリスクが高い人、
ヒートショックのリスクを高めてしまう行動について
それぞれ解説しました。

ヒートショックは誰にでもなる可能性があり、
”やばい”と思った時点では手遅れになる可能性も
十分にありますので、
そのリスクを十分に理解し、油断しないようにしましょう。

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