二十歳のつどいって何?成人式と何か違うの?

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最近では「二十歳のつどい(はたちのつどい)」という
言葉を時々耳にすることもあるかと思います。

ニュースなどでも報道されることがあり、
見た人の中には”成人式と何が違うの?”と、
そう感じる人もいるのではないでしょうか。

では、”二十歳のつどい”とは何なのか、
成人式とは何が違うのか、
この点について詳しく解説していきます。

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二十歳のつどい=成人式

基本的な認識としては
”二十歳のつどい”=”成人式”と
覚えておいて問題はありません。

実際のところ、”二十歳のつどい”と呼ばれる
行事で行われているのは、成人式と同じような内容のもので、
内容自体は実質上の成人式です。

ただ、とある事情によって”名前が変わっている”だけなので、
二十歳のつどい=成人式と覚えておけば
間違いはありません。

では、どうして呼び方が違うのかなどの点も含めて、
一緒に解説していきます。

呼び方が違う理由は?

何故「成人式」ではなく、
「二十歳のつどい」などという呼び方をするのか。

確かに、不思議に思う人もいると思いますし、
成人式より覚えにくい、と感じる人もいるでしょう。

こういった呼び方をする理由としては、
”成人年齢の引き下げ”がきっかけとなっています。

元々”成人式”は、
成人を迎えた人(20歳)をお祝いする行事でしたが、
2022年4月から法律の部分が代わり、
”成人年齢”が20歳から18歳に引き下げられました。

しかし、”成人式”は元々20歳になった人を祝う行事で、
そのままの名称だと、新たな制度では、
18歳に成人を迎えるのに、成人式は20歳のとき…という、
矛盾が生じてしまいます。

そのため、”成人式”の名称を
”二十歳のつどい”などに変更することで、
成人年齢が引きさがっても、呼び方に矛盾が生じないようにした…
という感じになります。

簡単に言えば”成人年齢が18歳に引き下げられた”ために、
”20歳でのお祝いを成人式と呼ぶことはできなくなった”ということですね。
(もちろん、成人式と呼び続けても法律上問題はないとは思いますが)

こういった事情で、ずっと使われてきた”成人式”ではなく、
”二十歳のつどい”と、いう呼ばれ方に変わっているのです。

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呼び方は自治体により多少異なる

成人年齢の引き下げの際に、
国の法律で”この呼び方にしないとダメですよ”と、
指図するようなことは行われていないため、
”現在の呼び方”は、自治体によって異なっています。

大体は「二十歳のつどい」のような言葉が
含まれている名前になっていますが、
お住いの自治体によっては名称が大きく変わっていることも
ありますので、
名前は各自治体ごとに確認してみて下さい。

人に話をするときは…

人に話をするときには「二十歳のつどい」と言うよりも
”成人式”と言った方が、相手にしっかりと伝わる可能性が
今の時点では高いです。

まだ、”二十歳のつどい”だと、
相手に伝わらない可能性もありますので、
”この間、二十歳のつどいに行ったんだ~”ではなく、
”この間、成人式に行ったんだ~”みたいに
相手に伝えた方が良いです。

この先、何十年と経過すれば徐々に
”成人式”という言葉の方が利用されなくなり、
”二十歳のつどい”で当たり前のように
相手にも”何のこと”なのか伝わるようになっていくとは
思いますが、そうなるまでに関しては
無理に”二十歳のつどい”とは言わずに
”成人式”と言ってあげた方が、話し相手にも
ちゃんとしっかりと伝わりますので、
その方が良いかと思います。
(相手もちゃんと伝わる人なら、別にどちらでも良いですが)

内容自体に違いはあるの?

元々、成人式自体も自治体によって
内容などはある程度異なっていますが、
基本的に、最初にも書いた通り”二十歳のつどい”と”成人式”は
同じ意味合いのものになりますので、
やること自体は、変わりません。

各自治体での違いはありますが
”成人式”と”二十歳のつどい”では、
基本的にやること自体は変わらない、ということですね。

そのため、”成人式”と”二十歳のつどい”の違いは何か?と
問われれば”名前の違い”と、いうのが正しい答えになります。
内容自体に、特に変わりはありません。

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参加は強制なの?

この点も、成人式と同じで
参加は強制ではありません。
あくまでも”任意”になりますので、
自分自身が二十歳のつどいに興味がなければ
別に足を運ぶ必要はありませんし、
別のことをしていても、全然問題はありません。

二十歳のつどいの日に、参加しなかったからと言って
ペナルティが与えられるような、そのようなことはありませんので、
この点は安心してください。

ただ、当然のことながら成人式だろうと、二十歳のつどいだろうと、
基本的には自分が主役の一人として参加できるのは
”一生に一度”となりますので、
参加する・しないは後悔のないように、選んでいきましょう。
(もちろん、後悔しないのであれば全然欠席でも問題はありません)

まとめ

まだまだ現時点ではあまりこの呼び方も
浸透していない状態ですが、
二十歳のつどいとは、成人式のことを
示す言葉です。

成人年齢がルール上で
引き下げられたために、そのままだと、
成人年齢は18歳以上なのに、成人式は20歳という
矛盾が生じたために、
名称を変更した、ということですね。

名称は地域により若干異なりますが、
今後は”成人式”という名称を見かけることの方が
だんだんと珍しくなっていく…
ということですね。

違いは名前だけで、基本的に中身に関しては
あまり変わりはありません。

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