ゲーム機には、
そのゲーム機の特色…”強み”になる部分が存在しています。
例えば、任天堂ハードで言えば
任天堂タイトルが遊べる唯一のハードであることもそうですし、
Switchの場合は据置機としても携帯機としても使えること、
WiiUの場合はゲームパッドを使った手元に画面がある状態でのプレイ、
Wiiの場合はWiiリモコンを使った直感的操作、
3DSの場合は3DS立体視、DSの場合はタッチペンを使った操作…
などと言った具合です。
プレイステーション系のハードの場合は
スペックの高さなどが強みとなる部分で、
PS5は家庭用ゲーム機の中では高いスペックに、
PS3などの場合は、当時普及の初期段階だったブルーレイの再生機能、
PS2の場合はDVDの再生機能…などという風に
そのゲーム機事に”特色”が存在しています。
ただ…この”強み”として持っている特徴が
時にユーザーには受け入れられないこともあり、
”そのゲーム機にとって最大のアピールポイント”が、
あまりユーザーには響かないケースもあります。
例えば、ニンテンドー3DSの3DS立体視もそうですし、
任天堂のバーチャルボーイの”画面を覗き込んで遊ぶ”スタイル、
ソニーのPSP goの”ダウンロード版のみしか遊べない”などなど、
ゲーム機の強みとしてつけた特徴が”失敗”してしまうことも
あるわけですね。
では、そのような場合はどうなるのか。
この点を見て行きましょう。
アピールポイントが受け入れられないと失敗リスクは高まる
そのゲーム機の強みとして設定したはずの
アピールポイントが受け入れられなかった場合、
そのゲーム機自体が”失敗”するリスクは高まります。
実際に「WiiU」は、ゲームパッドの2分割でのプレイは
強みとして投入されましたが、
確かにゲームによっては非常に遊びやすく、
(例えばマップが手元に表示されるなど)なるものでしたが、
一方で、ゲームによってはゲームパッドを持て余してしまったり、
据置機なのにゲームパッドをずっと見ることを強いるゲームが
出てしまったりと、上手く活用されずに、
任天堂の歴代ハードの中でも非常に苦戦することになってしまったハードです。
また「バーチャルボーイ」も、本体を覗き込んで遊ぶという
非常に斬新なハードでしたが、斬新すぎて普及には苦戦しました。
プレイステーション系でも「PSP go」は、今でこそ
ダウンロード版のゲームも受け入れられてきている時代ですが
当時はまだ”パッケージ版が圧倒的に主流”の時代でしたから、
全く市場から受け入れられずにあっという間に、
消滅していきました。
これも、そのゲーム機の強みとなるはずのコンセプトが
受け入れられずに、そのまま消滅してしまった形となります。
他にも「光速船」や「PC-FX」など、
特徴が尖りすぎていて、それが受け入れられなかったハードなどは
市場から素早く姿を消していることが多いです。
そのハードの”特徴となる部分”があまり
ユーザーから受け入れられなかったり、
逆に作り手から受け入れられなかったりすると、
残念ながら早い段階で姿を消してしまうことは多い、というのが
これまでの傾向になります。
ただ…”全てがそう”ではない場合もあります。
”売りの部分”が、受けなくても成功した事例も
上でも書いたように、ゲーム機に何らかの特徴をつけて
それがユーザー、あるいは開発者側から受け入れられなかった場合は
早い段階で姿を消してしまうことも多いのが現実です。
ただ、これまでに発売されたゲーム機が全てそうだったかと言えば
そうではなく、特色の部分では失敗してしまったものの、
結果的には高い売上を記録したハードも存在しています。
その一例が「ニンテンドー3DS」ですね。
ニンテンドー3DSはDSの後継機として発売され、
ゲーム機自体の名前にもなっている通り
”3D立体視”がウリの一つとなっているハードでした。

しかしながら、3D機能の部分は
あまりユーザー受けは良くなく、
実際に私も周辺では”常に3D機能を使っている人間”は
見ませんでしたし、
販売店に勤務していたこともありますが
”使わない”人が多かったのが現実です。
つまりは”売りとなる部分”は決して成功ではなかったのですが、
それでも、3DSは前世代機のDSほどではなかったものの
十分な売上を記録し、多数のヒット作を生み出しました。
これは、全体的に見れば珍しいケースですが
3DSのように、”強み”としてつけた特徴が失敗に終わってしまっても
結果的には上手く行くケースもないわけではないので、
”強み”が失敗したからと言って、必ずしもそのまま
消えてしまうわけではありません。
3DSの場合の巻き返しのポイントとしては
・発売から約半年での早期の大幅値下げの実施
・強力な自社タイトルの投入
などが挙げられます。
特に値上げは非常に大きなインパクトとなり、
その判断こそが、最終的には3DSの成功につなげる結果に
なったのではないかと考えられます。
ハードが高額だと苦戦する傾向も
そのハードの”強み”となる部分は好評でも、
ハードが高額である場合、苦しむことも多く、
実際にプレイステーション3は当時、ブルーレイの再生機として
注目されはしながらも、その価格が非常に高額であったために、
売上は思うように伸びず、プレイステーション1とプレイステーション2で
続いてきた”トップの座”を競合機のWiiに奪われる結果になりました。
その後、値下げと共にPS3は売上の巻き返しに成功し、
最終的にWiiに届かなかったまでも、かなりの売上を
記録することはできていますが、
どんなに”良い強み”をつけても、価格が高ければ始まらない…ということを
生かした例であったと言えるでしょう。
プレイステーション5に関しても同様の状況に
日本国内ではなっており、
スペック面などに関しては家庭用ゲーム機としては申し分なく、
ロード時間なども非常に快適ですが、
家庭用ゲーム機として高額すぎることもあって、
国内での普及は鈍く、2024年9月の3度目の値上げ以降は
売上ペースがさらに鈍っていることが伺えます。
このように”価格”が高いと、どんなに強みを持っていても
普及は鈍りますから、その点に関しては
展開する側もしっかりと注意をしていく必要があります。
特徴が無くても成功するの?
ゲーム機は”特徴”が無くても成功するのかどうか。
これは”成功する場合もある”というのが答えで、
もちろん、どんなゲーム機にも”特徴”はありますが、
尖った特徴がないゲーム機も世の中にはたくさんあります。
しかし、そういったゲーム機の中でもヒットしたゲーム機は
存在しており、
例えばプレイステーション4もそうですし、
ゲームボーイアドバンスもそうですが、
特別、”このゲーム機ならではの大きく他とは違う特徴”というものは
あまりないゲーム機ではありましたが
どちらも一定の売上を記録しています。
そういった点からも、ゲーム機は
”特徴がない場合でも、本体価格の設定や、ソフトの充実など”を
上手く展開していけば、売れる場合もある、ということです。
まとめ
もちろん、そのゲーム機ならではの特徴が
あることは良いことですし、
その特徴が大きく成功すれば大ヒットのきっかけにもなります。
しかしながら、独創的すぎる特徴を付けた場合には
Wiiのように大ヒットすることもあれば、
バーチャルボーイやPSP goなどのように失敗してしまうケースも
あるために、”他のゲーム機にはないような個性的な特徴”というのは
どちらにも転ぶ可能性があるものです。
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