ゲームのグラフィックは売上や評価に関係するの?その答えは?

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ゲームにおける要素の一つが
「グラフィック」です。

画面が綺麗かどうか、ということですね。

最近はグラフィックもどんどん向上しており、
まるで現実のような画質のゲームもあれば、
画質はある程度犠牲にして、内容を重視している
ゲームも存在します。

この「ゲームのグラフィック」は
ゲームの売上や評価に直結するのかどうか。
その点について解説していきます。

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グラフィックは大事な要素の一つ。しかし…?

ゲームのグラフィックは大事な要素の一つです。
映像美によって、高い評価を得るような
作品があるのも事実です。

しかし、その一方で
「グラフィックで全てが決まるか」と言われれば答えはNoです。

ゲームはあくまでも、ゲームであり、
映画ではありませんし、映像作品ではありません。

”画質”は一要素でしかないのです。

そのため、どんなに画質が綺麗であっても
”ゲーム内容”が伴っていなければ
評価も下がりますし、売り上げも伸びません。

グラフィックは大事な要素の一つですが、
グラフィックが全てではない、というのが答えですね。

グラフィックと売り上げの関係性

正直、少なくとも日本国内においては
「あまり関係ない」というのが答えでしょう。

ゲーム内容や知名度、その他あらゆる要素で
売上は決まっていきます。

グラフィックが他のソフトと比べても
綺麗なソフトでも、数千本しか売れないような
ソフトもありますし(レースゲームや海外系のアクションゲームなど…)
例えば、任天堂系のゲームは、基本的に
グラフィック(十分綺麗ではありますが)をそこまで
重視していないものが多いですが
売上だけで言えば、間違いなく国内トップクラスの売上を
誇るメーカーであることは間違いありません。

カプコンのモンスターハンターに関しても、
スイッチで発売された「モンスターハンターライズ」などは
グラフィックとしては特に秀でているわけではないですが
ミリオンセラーを記録しています。

また、人気の「マインクラフト」もグラフィックだけの
話をすれば、決して、他のゲームより綺麗、というわけでは
ありませんが、スイッチ版も100万本越えを達成していますし、
グラフィック=売上、でないことが分かります。

グラフィックが綺麗!に越したことはありませんが、
それだけで売上は伸びないですし、
グラフィックがそこまでではなくても、内容などが
伴っていれば「売れる」のです。

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グラフィックと評価の関係性は?

グラフィックと「ゲーム自体の評価」の
関係性はどうか。

これに関して言えば
「綺麗であること」はプラスに働くでしょう。

ただし、それは”他の部分”がちゃんとしてれば、の話です。
グラフィックだけ綺麗でも、
下記に挙げるような”他の部分”がちゃんとしていなければ
世間からは”クソゲー”と呼ばれてしまう可能性もあります。

グラフィック以前に大事にすべきところは

・ゲーム内容
・バグの有無
・システム関連の快適さ
・読み込み時間
・(ストーリーがあるゲームは)ストーリー
・デザイン
・操作性

などなど、たくさんあります。

例えば、どんなに画面が綺麗でも、
バグだらけであれば、それはクソゲーと呼ばれてしまうでしょうし、
読み込み時間が鬼のように長ければ、やはり評価は下がるでしょう。

グラフィックの部分が大きく評価されるためには
「土台」がしっかりしていることが前提条件です。

土台をちゃんと作れていないゲームに
綺麗なグラフィックを乗せても、
土台ごと崩れ去ってしまうため、
結局、評価されないゲームになってしまうのです。

グラフィックは、確かに評価のプラスにはなります。
ただし、それは「土台」がちゃんと出来ていた場合の話、
だということですね。

グラフィックを重視しなくてもヒットするの?

これは、します。
先程書いた通り、グラフィックは「並」程度を維持していれば
別に特別綺麗でなくても問題ないでしょう。
(あまりにも汚いとマイナスになりかねませんが…)

下記のようなゲームの場合、グラフィックが
特別綺麗でなくても、十分高評価を得ることは
できると思いますし、十分な売上を記録することも
できるかと思います。

・グラフィックをあまり重視しなくても問題ないタイプのゲーム
・内容がしっかりと作られている
・前作より劣化したりはしていない(同水準か、少し上がっている程度なら問題なし)
・グラフィック以外に特別優れた部分がある

こんなところでしょうか。
例えば「ポケモン」にバリバリ綺麗なグラフィックを求めるような人は
あまりいないと思います。
仮に綺麗にしても、内容が伴っていなければ
「力を入れる部分が違う」となってしまうでしょう。
実際にポケモンはグラフィックに力はさほど入れていないように見えますが
毎回ミリオンセラーを記録しています。

このように「求められていない」ものであれば、
グラフィックを綺麗にしなくても、特には問題ないのです。

ただし「前作よりも劣化した」となってしまうと
いくら何でも評価マイナスになりかねませんから、
グラフィックが求められていないゲームでも、そこは注意ですね。

まとめ

ゲームはグラフィックが全てではありません。

これはゲーム機でも言えることで、
例えばニンテンドースイッチとPS5では、
PS5の方が圧倒的にグラフィックだけで言えば綺麗ですが
現時点での毎週の売上は、圧倒的にスイッチです。

PS5は生産の問題などもあり、
全く普及していない状況で、
グラフィックだけでは決まらない、ということが
ハードでも分かります。
(生産台数は特に問題なかったPS3も、最初は
グラフィックで遥かに劣るWiiに負けている状態でした。
PS1とニンテンドー64も、64の方が綺麗でしたが売上はPS1が買っています。)

グラフィックも大事ですが
他はもっと大事、それが、答えです。

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