足を引っ張る功労者にならないために!気を付けるべきポイント!

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どんな業界にも
「優れた成績を残した人」や
「何か大きな実績を残した人」が
いると思います。

”功労者”と呼ばれるような人ですね。

功労者の存在は、組織にとってとても
力になるものですし、
ありがたいものですが、
一方で”振る舞い”を間違えれば
”邪魔者”になってしまう場合もあります。

”功労者”は、周囲にとっても、会社や組織にとっても
とても力になる存在ですが
”足を引っ張る功労者”になってしまった場合は
同時に”最悪の存在”にもなりえます。

そういう存在になってしまった場合、
周囲が抱く感情は”感謝”でも”尊敬”でもなく、
”邪魔”という感情になるでしょう。

”足を引っ張る功労者”に自分がなってしまわないように、
下記のような点をしっかり注意していきましょう。

サラリーマンでも、スポーツ選手でも、芸能人でも、
専門職でも、これは同じことです。

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人はいつかは衰え、世代交代が訪れる

人間には必ず”衰え”を実感するときが来ます。
仕事に関してもそうで、
体力的にも、精神的にも、頭の回転などの頭脳面でも、
あらゆる場所が衰えて来ることになります。

スポーツ選手などの場合は、特にこの「衰え」を実感する
タイミングも早くなると思いますし
”世代交代”のタイミングも早くなると思いますが
一般的な”サラリーマン”であっても、
必ず、いつかは”衰え”がやってきます。

例えば、肉体労働でない場合であっても、
柔軟な発想や、アイデアなどが出てこなくなり、
どんどん新しいことに対応できなくなったり、
古臭い考えに囚われてしまったり、するようになってきます。
”頭の回転”の面でも、残念ながら
人は衰えていくものです。

それは、決して悪いことではなく、
人間”誰もが通る”道であり、
仕方のないことです。
受け入れるべきことは、受け入れなくてはいけません。

が、それが出来ずに
”足を引っ張る功労者”
つまり、組織にとっての”邪魔者”になってしまう人も
残念ながらいるのも事実です。

自分の老いや老化、能力の低下、
世代交代…
どれも、認めたくない気持ちは分かりますが
それでも、受け入れなくてはいけないのです。

足を引っ張る功労者にならないように、
注意すべき点を、理解しておきましょう。

こんな「功労者」は迷惑。

どんなに会社や組織で「実績」を残していたとしても
これから挙げるようなことに該当してしまっている場合は
正直なところ”迷惑”でしかありません。

自分が当てはまる部分がないかどうか、チェックしてみてください。

・過去の功績をいつまでも自分から誇っている
・周囲に必要以上に気を遣わせている
・自分は偉いと思っている
・自分はスゴイと思っている
・偉そうな態度が出ている
・他人の意見を聞こうとしない
・自分はいつまでも組織のエースだと思っている
・自分は特別だと考えている
・世代交代をするつもりがない
・生涯現役に拘っている
・新しいことを受け入れようとしない

このような部分ですね。
これらに当てはまれば当てはまるほど
あなたは「迷惑」だと思われています。

ここで勘違いしてはいけないのが
周囲に「迷惑だと思ってる?」なんて聞いても、
返事はほぼ確実に「思っていません」です。

本当は迷惑に感じていたとしても、
本当に迷惑だと感じていないとしても、です。

なので、自分自身で迷惑になっていないかどうか、
しっかりと頭を使う必要があるのです。

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衰えは受け入れること。現実逃避はしない

人間、誰もがやがて衰えていくものです。
衰えは仕方ありません。
自分に衰えを感じたら、それを受け入れる、ということは
何事においても大事なことで、
それが出来ないと、ただの”迷惑な功労者”になり果ててしまいます。

体力的にも、精神的にも、発想的にもそうです。

例えば、スポーツ選手などでも
いつまでも自分の衰えを受け入れられず、
エースとして居座って周囲に迷惑をかけるような人もいますし、
会社組織においても、
既に自分が新しい考えに適応できず、
「〇〇さんにはこれは使わないで」みたいな余計な配慮を
若い世代にさせて、迷惑をかけている功労者もいます。

こういう状態になっていると、正直”迷惑”なわけですね。
誰も言わないでしょうけれど、功労者だろうと何だろうと
「衰え」を受け入れずに、まだ自分が「過去の栄光の時と同じ気分」で
いられると迷惑なわけです。

自分の「衰え」を客観的に見て、
それを受け入れる。
これは、とても大事なコトですし、
それが出来てこそ「真の功労者」です。

変に、自分の立場にしがみつき、栄光にすがるような人は
迷惑でしかありませんし、「毒」になってしまっているので、
注意が必要です。

本当に自分を冷静に分析できる功労者の方は、
衰えを感じれば「若い世代を育てる立場」に回ったり、
一歩引いた場所で、自分に出来る仕事をしたり、
変なプライドを捨てて、若い世代に「新しいこと」を教わって
自分の知識をちゃんとアップデートしたり、出来るものです。

衰えてなければ良いのです。
ですが「衰えているのに現実逃避」している功労者は
ただの迷惑です。

人間、誰もが衰えていくものです。
こればっかりは仕方がありませんし、
受け入れるべきことなのです。

自分の振る舞いに注意する

功労者が陥りやすい下記のような振る舞いには
注意し、下記のような振る舞いをしている場合は、
少しずつでも改善してください。

・他人の意見を聞かない
・新しいことを覚えようとしない
・自分の意見が全て正しいと思っている
・自分との意見の食い違いを許さない
・自分が一番だと思っている
・自分がいないと組織が回らないと思い込んでいる
・いつまでも過去の栄光にすがりついている

これらの点は、一つずつでも改善していくべきです。

どんなに優秀な人でも”全部正しい”人なんていません。
他人の意見はしっかり聞くべきですし、
どんな功労者でも、「一番」とは限りませんし
衰えてきていればなおさらです。

また、過去の功労はあくまでも”過去”の話であり
今の話ではありません。

この点、しっかりと理解し
いち社会人として、常識を忘れないように、
行動することが大事です。

くれぐれも、偉ぶった態度で
周囲に気を遣わせるようなことはしないようにしましょう。

これは、自分が功労者でなくても言えることです。

上のような点は、全て”嫌われる行動”であり、
社会人としての資質を疑われる行為です。

世代交代を受け入れる

年齢を重ねると、あらゆる能力が落ちていくのは
仕方のないことです。
繰り返しになりますが、新しいことにだんだん適応できなくなることも
また、仕方のないことです。

ですが、それを受け入れて、
自分の立場を柔軟に変化させていくことこそが
「本当の功労者」として大事なことであり、
自分がいつまでも「功労者」でいるための最大の方法です。

スポーツ選手であれば、現役を引退し、
指導する側に回ったり、
サラリーマンであれば、中心的存在からは一歩引いて、
後輩たちに指導したり、若手の育成などに時間を注いだり…
そういうことですね。

やり方に関しても、時代と共に色々変わって行くわけですから
そういうところを受け入れることも重要です。

「衰え」を受け入れて、衰えた自分に出来ることを
ちゃんと理解し、それを実行していく。

それが出来てこそ、”あの人は本当にすごい”と、
尊敬されるようになれるのです。
逆に、それが出来なければ”迷惑だな、あの人”ということになります。

まとめ

歳を重ねることは悪いことではありませんし、
それに伴って衰えていくことも悪いことではありません。
人間とは、そういう生き物です。

ですが、それを受け入れられず、
「足を引っ張る功労者」になってしまっては
それは”悪いこと”です。

その点は、注意するようにしましょう。

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