現場のことを理解せずに口出ししてくる上司や本部対策!

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現場のことを理解すらしていないのに
口出ししてくる上司や本部…

どこの会社でもある程度いると思います。

もちろん、現場にいない人間が
現場のことを100%理解することは
不可能ですし、
ずっと現場にいることはできませんから
ある程度無理解な発言をしたり
的外れな指示をしてくることは、
現場の立場からすれば腹が立ちますが
仕方のないことでしょう。

ただ、全く理解しようともせずに
的外れな指示ばかりされると、だんだんと
うんざりしてきますし、
的外れな指示によって逆に現場の負担が
増えたりするようなケースも実際に
あるかと思います。

では、そんな”現場を理解せずに指示してくる上司や本部”には
どのように対策していけば良いのでしょうか。
その点についてを、解説していきたいと思います。

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全部鵜呑みにしてると現場が滅ぶ

上層部の”現場の事情を分からないまま”してくる口出しを
全部そっくりそのまま鵜呑みにして
実行しようとすると、
正直なところ、現場は持ちません。
必ず現場が崩壊を起こしてしまいます。

そのため、現場は現場でうまくこういった
”的外れな指示”と付き合っていく必要があります。
全て言われたとおりに動く必要はありません。
上が求めているのは結局、結果ですから、
ある程度その過程が異なったとしても
最終的に結果が出ていれば
何も言わないでしょう。

では、”現場のことを理解せずに口出ししてくる”
本部や上司への対策のポイントを
それぞれ見ていきましょう。

全部指示通りも、全部拒否もだめ

まず、現場としても
対応が極端になりすぎてしまう、
という状態は避けるようにしましょう。

これはどういうことかと言うと
先ほど書いたように
”的ハズレな指示”も無理に全部
達成しようとする必要はなく
現場でうまく調整しながらやっていくことが
大事ですし(イエスマン状態ではいけません)

逆に、本部や上司の言うことは
アテにならない、と全てを無視するような態度に
なってしまってもいけません。
仮にどんなに上層部が無能であったとしても
”普通のこと”や”役に立つこと”を言っている場合は
指示通りにするなどの柔軟さも必要です。

”全部だめだ”と決めつけてしまうのも良くない、
ということですね。

良いことを言っている場合は従い、
おかしなことを言ってる場合はうまく調整する、
ということです。

これは基本として、覚えておいた方が、
良いでしょう。

上層部が嫌いでも
”間違っていないことを言ってる場合”は
嫌いか好きかは別として、話は聞いたほうがいいのです。
私怨に支配されてはいけません!

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意見ができるのであれば…

現場を理解せずに、色々無茶を言ってくる
上層部にも2通りあります。
それは”現場の意見を全く聞かないタイプ”と
”ある程度なら現場のことにも耳を傾けるタイプ”ですね。

このうちの後者の場合であれば
現場としての意見を伝えてみるのも
ひとつの方法です。
その結果、指示の内容だとか方針に
ある程度反映される可能性があります。

もちろん、攻撃的に言うのではなく
社会人としての最低限のマナーを持って
相手に伝えるようにして下さい。
いきなり喧嘩腰で伝えれば
相手もヒートアップする可能性は
十分にありますから、その点は
注意をしなくてはいけませんからね…。

逆に前者のタイプの場合に関しては
これは、相談ぐらいはしてみても良いですが
あまり効果は望めないと思います。
最悪の場合、反抗的だ!と上層部から
睨まれる可能性もありますから、
自分の上司や上層部・本部などが
どういうタイプなのかは、日ごろからの
会話で、把握しておくべきかと思います。

また、”決めつけ”は厳禁です。
一度も”そうじゃないですよ”と意見したことがないのに
”この会社は現場の意見を聞くはずがない”と
決めつけてしまうのはNGです。
相談してみると、案外現場の意見を聞き入れる可能性も
あります。
一度現場の意見を伝えただけでクビにされるような
ことはまずないと思いますから
まずは一度、相談してみることをおすすめします。

その経験から
”この本部は、現場の意見など聞かない”と判断したのであれば
それなりの対応をしていく必要があります。

現場で調整する

言われたことを全てそっくりそのまま
やる必要なんて、ないのです。

私もお店の店長をしていた時、
本部から”現場を理解していないようなとんでもない指示”が
来るようなことがありました。

が、これは現場の方でうまく調整してやっていました。

”そんなのは無理だよ”というようなことを
言われた場合、現場でも出来るような風に
妥協したり、ちょっと無駄な部分を省いたりしつつ
上手く回していく、ということです。
無理な部分は無理として諦めても
結果が同じであれば、上も何も言いません。

全部言いなりになってしまうのではなくて
本部が絵空事を言ってきた場合は、
現場がその絵空事を、現場を知る自分たちになり
調整して、絵空事ではなくす、ということです。

現場で働く人間も機械ではないわけですから
全て100%、上からの言いなりになる必要なんて
どこにもないわけです。

結果を出して黙らせる

結果を出せば
本部や上層部はある程度静かになります。

結果を数字として現場が残したり
数字以外にも何らかの実績を上げたりすることで、
”本部の指示は間違っている”ということを
示すこともできますし、
また、実績をあげていれば、ある程度
強引な言い分も通るようになります。

現場を知らない人間による、間違った口出しに
抵抗するためには、現場が実績を挙げてしまうことです。
実績を出していれば出しているほど
相手の態度も柔らかくなっていきますから、
とにかく実績・結果を出す、ということは
とても大事なことになってくるのです。

逆に言うと、結果や実績を出すことが
できないと、本部や上層部の言い分は
どんどん強くなっていきます。
仮に全く現場を理解していないような
的外れな意見であっても、
”いや、結果出してないでしょ?”みたいな
言い方をされてしまって、強引に
押されてしまう可能性も高まってしまいます。

そうなってしまわないためにも、
ある程度結果を日ごろから出すようにしておく、
ということは自分たちの現場を守るためにも
重要なことの一つになっています。

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最終手段は…?

現場の言うことを全く聞かない上層部もありますし
そういった場合は、本当に
どうすることもできません。

耐えられる範囲内であれば、そのまま
ある程度耐え忍んでも良いのですが
限界と言うものがありますし
本当に現場を理解せずに、間違った方向性を
押し付けてきているのであれば、
そのまま従っていれば現場崩壊が起きます。

最終手段としては、
”ストライキなどの強引な手段に出る”ことや
”転職覚悟で話し合いをする”こと、
最終的には”もうだめだこの会社”と
見切りをつけることなどがあげられます。

ただ、これらのパターンは、最終的に
転職・退職などを覚悟しなくては
いけませんから、
その職場に残りたい場合は、
これ以外の上の方法で対処していくしかない、
というのが現実になってしまいます。

まとめ

上層部や本社、お偉いさんは
現場のことを理解していないケースも
多いです。
その癖、色々と口出ししてくるような
上層部は厄介ですよね。

言ってくること全てを拒むのは
なかなか厳しいですが、
取捨選択をしながら
上手くバランス調整をしていくことは
自分たちの現場を守る上でも
大事なことになってくるので、
しっかりとバランスを取るように
していきましょう。

全部ハイハイ従っている必要は
ないのです。

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