店員Kです!
有給休暇、働くサラリーマンの皆様にとっては
関心事の一つだと思います。
法律上、基本的にサラリーマンや
アルバイトスタッフさんなどには有給休暇が
与えられます
(今回は、基準のお話ではないので、その部分は割愛します)
しかしながら、有給休暇の実態を色々な会社で見てみると、
その実態は様々です。
勿論、ちゃんと法律通りに有給休暇が与えられている会社も
当然のことながら存在します。
しかしながら、有給休暇が正しく与えられていない会社が
存在するのもまた事実。
法律で決まっていても、
それを”表向き”守っているだけの会社などもありますし、
世の中は、そんなにきれいなものではないのです
有給休暇の実態とは?
会社ごとによって、有給休暇には様々な実態が存在します。
実際のところ、何の気兼ねもなく、有給休暇を社員が
取得できるような会社は少ないでしょう。
また、法律上、一定以上勤務しているアルバイトスタッフさんにも
有給休暇が出るのですが
アルバイトが有給休暇を取得できている会社なんて、
本当に一握りであると思います。
有給休暇に関する法律は、ザンネンなことではありますが、
今や”形骸化”してしまっている、というのが現実であると私は思います。
では、その実態として多いものをそれぞれ見ていきましょう!
①実際に有給休暇のルールが守られている会社
これが、一番の理想ですね。
この部分に関してはホワイトな会社、ということです。
ちゃんと、法律通りに有給休暇が与えられており、
かつ、有給休暇をちゃんと取得することができる、
という会社です。
有給休暇が無かったり、有給休暇をちゃんと取得することが
できない会社で働いている人からしてみれば
そんな会社本当にあるのかよ?と思ってしまうかと思いますが、
実際にそういう会社はあるのです。
ただ、何の気兼ねもなく有給休暇を取得できる会社、となると
やはりその数は少ない、というのも事実だと思います。
本来は、どの会社も、この①に該当すべきであるとは思うのですが。
②有給は取得できても、周囲から何か言われる
2つ目のパターン。
これは、有給休暇が存在し、有給休暇もちゃんと取得できるのですが、
有給休暇を取得していると、周囲から陰口などを叩かれたり
場合によっては直接イヤミを言われたりするパターンですね。
知り合いに公務員が居ますが、その方がこのパターンのようです。
有給休暇は存在していても、取得はなかなかできず、
有給休暇を取得している人が陰口をたたかれてしまっている世界。
そんな世界だったようです。
この場合だと、気軽に有給が取れない環境になってしまいますし、
実際にこの公務員の方の職場では、有給休暇の取得率としては
ザンネンながらかなり低い状態が続いているようです。
難しいところですね。
③有給は存在していても、取得するほどの人員が居ない
有給休暇は存在していて、周囲が何かを言ったりする
職場でもないけれど、有給休暇を取得することが
できないパターン。
これはどうしてそんなことになってしまうのかと言うと、
「人員不足」です。
企業の中には、本当にギリギリの人数で職場を
回しているところも多いです。
どこの業界も経営的に苦しいところも多いですし、
人件費削減を行っているところは非常に多いです。
そんな流れから、有給休暇は存在しているけれど、
取得してしまえば、職場が回らなくなってしまう…
だから有給休暇を取得できない!といケースは
実際に存在するケースです。
これは会社側の要因によるものですが、
人員が足りない場合は、なかなかその状態を
解消するのは難しいことです
④有給は存在していても、上司が取得させてくれない
有給休暇が、会社としては認められていても、
上司のせいで、有給休暇を取得できない、というケースも
存在します。
これは、会社の問題と言うよりは、上司の人間性の問題ですね。
案外、上司が独断で有給休暇を握りつぶしているケースも
存在します。
この場合は、上司をどうにかしない限り、
有給休暇の取得は難しいですね。
上司に有給休暇の取得を阻止されてしまっていることを
上に相談することは可能ですが、
それをした場合、上司から睨まれる可能性も高く、
なかなか難しいところです。
⑤有給の消化は難しいものの買取制度がある
有給休暇の消化が、上記のいずれかの理由、または
その他の理由により難しい会社の中には、有給休暇の
買取制度が存在する会社もあります。
これがある会社は、比較的良心的な会社であると言っても
良いかと思います。
これは、有給休暇を使わなかった分は
給料に補てんされるなどの仕組みですね。
こういう仕組みがある会社の場合は、有給休暇を
もしも万が一消化することができなかったとしても、
有給休暇分のお金を手にすることは可能です
⑥有給休暇が規則上、存在しているだけ
このケースも多く存在するのは、問題と言えるでしょう。
有給休暇が”形式上”存在しているだけ。
つまりは、就業規則などには存在しているものの、
実際には有給休暇など存在していない、というケースです。
私が以前に勤務していたブラック企業はこれでした。
確かに有給休暇というものは形式上は存在しているのですが
それを取得する手段も無ければ、取得することも
許されない、そんな会社でした。
データを確認したわけではありませんが、
恐らくあの会社の有休取得率は、一桁台だったのでは
ないでしょうか。
恐ろしいことです。
ただし、就業規則などには存在しているため、
恐らくは会社からすれば
「社員たちが勝手に有給休暇を取得しなかっただけのこと」と
言うことなのでしょう。
いざという時のための逃げ道も作ってあると言う、
非常に汚いやり方でした。
もちろん、有給休暇の買取制度なども存在しません。
なので、会社からすれば、取得させないことで、ぼろもうけ
状態だったということですね
⑦有給休暇が存在しない
何らかの理由で有給休暇が存在しない職業
(自営業など)だったり、本来、有給休暇が発生しなくては
いけないのに、会社が平気でそれをスルーしているケース、
そういったケースだと有給休暇そのものが存在しない
場合もあります。
⑥と違うのは、社則上にすら存在していない、ということですね
大きな会社では流石にこれは無いかと思いますが、
小規模な会社などの場合では十分にあり得る話なのです。
また、自営業の場合にも、有給休暇と言うモノは存在しません。
これは、法律上にも問題ないパターンですね。
自営業の場合は、自分で商売や事業をやるわけですから、
基本的に有給休暇などは存在せず、
自分が働けば収入が増えるし、何もしなければ収入は入って来ない、
ということになりますね。
逆に言えば、自営業が大成功すれば、有給休暇どころじゃない分
休むこともできる、ということですし、
逆に上手くいかなければ有給休暇がどうこうどころか
休みすらなくなってしまう、
そういう難しい世界でもあるのです
このように、有休とは無縁の世界もある、ということは
覚えておきましょう!
まとめ
このように、有給休暇の実態は会社によって異なります。
ちゃんと、有給休暇を取得できる体制に
なっている会社もあれば、有休は存在するけれども、
それが機能していない会社、
そもそも有給休暇など都市伝説状態の会社など、
色々な会社があります。
入社前にそれを判断するのは非常に難しい事ですし、
困難なことではありますが、
なるべくであれば、有給休暇を取得できる会社に
入りたいものですよね…
部署や人間関係によっても異なるので、
本当に、入社してみないと判断できない!というのは
難点ではあります…。