現実で会社や上司に「倍返し」するのは難しい…。その理由は…?

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倍返しで有名なあのドラマ、
皆様は見たことがありますか?

悪質な上司などに立ち向かっていき、
最終的には、打ち勝つ、という展開は
スカッとしますし、
物語としてもとても面白いですよね!

…ただ、現実で倍返しするのは…
さすがにちょっときついのも事実です(汗)

どんなに会社の上司が腐っていたとしても、
どんなにこちらが諦めずに立ち向かっても、
現実ではなかなか、フィクションのようには
行かない、というのも事実です。

どうして、現実では、倍返しが難しいのか、という点と
注意点について解説していきます

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ドラマと現実は違う

有名な「半沢直樹」をはじめ、
会社の上層部に立ち向かう系統のドラマでは
主人公や、その周囲の人物が諦めずに
立ち向かうことで、最終的に良い結果に…
という展開が多くみられます。

これは、物語としてとっても面白いと思いますし、
物語自体に「現実でこんなことはあり得ない」
みたいなことを言うのは、とてもナンセンスな
お話なので、言うべきではありません。
この記事の後ろの方でも書きますが
物語は、物語として楽しむべきです。

ただ、この記事では
”ドラマで勘違いして、現実で倍返ししようと
してしまわないため”に、いろいろ注意点を
お話していこうと思います。

現実とドラマの区別はさすがに
皆様もついていると思いますが
ついつい、自分と重ねて
「自分の会社も!」みたいに思ってしまう人が
いたとしても、決して不思議なことではありませんからね…

勢いで立ち向かえば「解雇」

現実世界でドラマのように「倍返しだ!」的なノリで
会社に立ち向かっていけば、
最後には「解雇」されることになると思います。
現実は、そう甘くはありません。

私もブラック企業に勤務していたので
会社や、会社上層部の人間が本当にあくどいことは
知っていますし、腹が立つこともたくさんあります。
もちろん、文句を言うべきところは言いました。
しかし、それにも限度があります。
現実的な部分で考えると”限界”があるのですね…
相手が悪くても、残念ながら
世の中はそんなに綺麗なものではないので、
正しいことをしていても干されてしまう、
というのが現実になります。

勢いで立ち向かえば、最終的に「解雇」されます。
そう簡単にクビにすることはできない、
というのは建前で、会社側が本気になれば
いくらでも強引に退職に追い込むようなことが
できてしまう、というのも世の中の現実です。
直接的にクビにならなくても、
自分から退職するように仕向けられたりして、
結局は会社から追い払われてしまう…
ということです…。

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味方は都合よく出来ない

ドラマなどでは、会社に立ち向かう主人公を
理解してくれるような味方が現れたり、
上層部の中にも庇ってくれるような存在がいたり、
会社のトップが「おもしろいやつだな」と
影ながら見守ってくれたり、
信頼できる後輩が出て来たりすることもありますが、
現実世界ではそういうことはあまりありません(笑)

味方は都合よく登場しない…、と いうことですね。
現実世界で倍返し!と言わんばかりに
会社に立ち向かっていこうとすると
”周囲の人間”は基本的に離れていきます。
会社とのいざこざに巻き込まれたくないですし、
誰だって自分の身を守りたいですからね…

当然、都合よく会社の上層部の中に
あなたを守ってくれるような人間も
出てきませんし、後輩からも「会社に歯向かってる
変なやつ」ぐらいの認識で終ってしまいます。

都合よく仲間が出来るのはフィクションの世界の
話しだけで、むしろ孤立する、というのが
現実になります。

あらゆる反撃が始まる…

例え会社側が悪かったとしても
現実世界で倍返しレベルで会社に
歯向かおうとすれば、
会社側からあらゆる反撃が
始まることになるでしょう。

会社側が間違っていても、
まるで自分が悪者になってしまったかのような
そんな感じがしてしまうような
感じに追い込まれてしまいます。

異動などによる嫌がらせ、
仕事を取り上げて追い出し部屋のような状態に追い込む、
いじめのような行為を繰り返す、
孤立させる…
自分から退職するように仕向けるための
色々な行為や、居心地を悪くするための
行為を、会社が仕掛けて来る可能性があります。

最悪の場合、ありもしない罪を
でっちあげられたり、
悪い部分を無理やり探してでも、
そのことを責めてきたり、
本当に色々なことが考えられます。

まるで子供みたいだ、と思うかもしれませんが
人間とは、何歳になっても
本質的にはあまり変わりません。
そんな低レベルなことをするのか!?と
思うようなことも平気でしてくる…というのが
悲しいことですが、一つの事実です。

会社は結局変わらない

会社も、ブラックな上司も、
結局は現実的には何も変わりません。
特に、個人の力でどうこうするようなことは
ほぼ不可能であり、
どんなに立ち向かったとしても、
会社が変わるようなことはないでしょう。
もちろん、黒い上司もです。

一人がに立ち向かわれて変わるような会社は
そもそも最初からブラックな感じには
なっていません。
上司も同じで、部下から何かを言われて
「自分が悪かった」みたいな感じになる人は、
最初からブラックな上司にはなっていません。

自分がどんな立ち振る舞いをしても
会社や、上司を”変える”ということは
現実では非常に難しいのです。
(ドラマでも会社や上司の根本的な部分が
変わるケースは少ない気もしますが)

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個人と会社の対決は、確実に負ける

個人で会社と戦う…となると
現実ではほぼ確実に負けます。
「反抗的なおかしなやつ」ぐらいに思われて
そのまま潰されてしまうのがオチでしょう。
奇跡も何も、起こりません。

なので、”バランスよく”上手く戦っていくことが
現実では大事になります。
会社側から潰されてしまわない程度に
ギリギリのラインで…という感じですね。
言葉で言い表すのも本当に難しいですし、
会社によって”ギリギリのライン”も
異なってきますから、自分が働いている職場ごとに
考え、判断していく柔軟な対応が
必要になります。

もちろん、会社のイエスマンであっては
いけないと思いますが、
あまりに無謀な戦い方をしても
自分が潰されてしまうだけですから、
それが正しいことであっても
現実では、より慎重な、
諦めるべき部分は上手く諦めつつ、
押す・引くを上手く使い分けていく
必要があります

ドラマはドラマとして楽しんで

ここまで色々なことを書いてきましたが
「ドラマはドラマとして楽しむ」ということは
非常に大事なことです。

ドラマに対して「こんなこと現実にはない!」とか
突っ込みながら見ても面白くないと思いますし、
周囲もイヤな思いをするだけです。
現実でドラマのような行動をとってしまって
トラブルになることは避けるべきですが、
ドラマを見ている時にまで現実を
持ち出して、あーだこーだ言うべきではありません。

ドラマはドラマとしてしっかりと楽しんで、
現実は現実として
ドラマと同じようには考えず、
上手く、ギリギリの範囲内で対応を
行っていく必要があります。

この辺りの対応は、間違えないように
注意をしていきましょう。

まとめ

「倍返し」は現実では
なかなか厳しく、
ドラマのように、会社の上層部の黒い存在に
全面的な戦いを挑んでしまっては
最終的には自滅するだけになってしまいます(汗)

ドラマはスカッとしますが
あなたの住んでいる世界はドラマの中の
世界ではありませんので、
現実的にできない部分もある、
ということは、しっかりと理解しておきましょう!

無謀な行動をとっても
干されてしまって、
はい、おしまい、というのが世の中の
現実ですからね…。

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