野球選手は「干される」ことはあるの?すぐにそう判断するのは危険。

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プロ野球選手が監督に”干される”
そんなことはあるのかどうか…。

ネット上などを中心に、
特定の選手があまり使われなくなると、
”この選手は干されてしまった”みたいなことが
騒がれることも多々あります。

では、実際にそのようなことはあるのかどうか、
そして、ファンとしてどのような点に
注意するべきなのか、この点について解説していきます。

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使われる選手・使われない選手は色々な事情がある

まず、使われる選手・使われない選手は
もちろん成績面が重視されるのはもちろんですが、
必ずしもそれだけとは限りません。

一見すると成績が良いのにずっとベンチ待機だったり、
2軍に落とされてしまったりすると
”監督に干されている!”みたいなことを言い出す人も
当然いるとは思いますが、
必ずしもそうとは限らず、そこには色々な事情が
隠れている可能性も十分に考えられます。

短絡的に騒ぐだけではなく、
冷静に物事を見極めることは重要なことです。

人間である以上、0まで断言はできない

何でもかんでも「干されている」と決めつけることは
してはいけないことですが、
当然、プロ野球の監督であろうと、その周辺のコーチであろうと
ロボットではありませんから
心の中で好き・嫌いはあるでしょうし、
中にはお気に入りの選手・気に入らない選手というのも
内心ではある人もいるでしょう。

そういった”個人の感情”を完全に無にして監督に徹することが
できる人もいると思いますし、
そういった感情がちょっと表に出てしまうような監督も
人間である以上は中にはいるかもしれません。

ですので、”干される選手”が絶対にいないということは
断言できませんし
人間には感情がある以上、露骨に干すことまではしなくても、
”多少”判断に影響が出るようなことは、
それなりにあると思いますし、
場合によっては露骨に干してしまうような監督が
出て来る可能性も0ではありません。

ただ、繰り返しになりますが、
監督もプロであり、仕事である以上、
少し選手が出場しないぐらいで「干している」と考えるのは間違いですし、
見る側は冷静に物事を判断していくことが大事になります。

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体調面などを考慮している可能性

特定の選手が急に出場しなくなったり減ったりすると
”干された”と感じる人もいるとは思いますが
”体調面”が原因でそうなっている可能性も十分に考えられます。

肩でも腰でも、足でも、治療に専念するほどではないけれど様子見の必要がある、
というような状況はあります。
そのような場合は1軍に登録されていても控えが続いたり、
本来の役割での出場機会が激減したり、そういったことも起きて来るでしょう。

ただ、そういう細かい”故障”を、いちいち報道陣に向けて話したりすれば
”相手チーム”にもそれが伝わってしまうため、
登録抹消が必要なレベルの怪我ではない場合
”戦略上”隠すことも考えられます。

こういったこともあるので、出場しない=干されている、とは限りません。

数値だけでは見えない戦略的な部分

成績の数字は良くても
相手チームとの相性や、最近の成績、
やろうとしている戦略とのすれ違いなど、
そういった、”データだけでは見えない戦略的な部分”が理由で
外されている可能性もあります。

例えば”次期主力選手を育成したい”という目論見が
隠れている可能性もありますし、
”実は来期FA宣言することが濃厚で、そのために次の世代の育成にシフトしている”
という可能性もありますし、
細かい部分を言えば、色々な戦略的な判断が行われている
可能性も十分に考えられます。

”外部からでは見えないプロならではの判断”ということも
ありますから、すぐに干してる干してる騒ぐのは早計です。

何か問題を起こしている可能性も

何かその選手が問題を起こしていて、様子を見ている可能性も
0とは言えません。

また、事件沙汰ではなく
”練習中の態度”だとか、何かそういう日常生活の部分で
問題を起こしている(例えば遅刻を繰り返すなど)可能性も
考えられます。

こういったことがあれば、社会人でもそうですが
”重宝されなくなっていく”のは当たり前ですし、
本人が反省するまでは、仕事を減らされるようなことも
一般社会でも起きることです。

ただ、こういった部分は、”選手たちの普段の振る舞い”まで
全てを見ているわけではありませんから
見る側(ファン)には伝わらない部分です。

選手たちもまた人間ですので、
中にはそういう日常的な部分に問題がある人は
当然いるでしょうし、そういったことが原因で、
しばらく試合に出ることが出来なくなっている可能性も
あります。
チームでプレイするスポーツですから、例えば周囲との連携を
乱すような振る舞いをする人がいるのであれば、
成績が良くても外さざるを得ない場合もあるでしょうからね。

まとめ

以上のような点から、成績を残している選手が
出場しない、あるいは出場数が減っている場合でも
干されているとは限りません。

コンディション面が理由の可能性もあれば
プロ視点でしか分からないような戦略上の理由、
選手本人が何か問題を起こしている可能性、
色々な可能性が考えられます。

もちろん、先ほども書いた通り、
監督やコーチ陣も人間ですから
好き・嫌いが出てしまうようなケースも
絶対にない、と言い切れるわけではありませんが、
少なくとも、”出場数が減っている”=”干されている”とは
限りませんので、その点に関しては覚えて置いた方が良いですし、
何でもすぐに”干されているんだ!”みたいに言い出すのは
控えた方が良いでしょう。

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