プロ野球のピッチャーの役割図鑑!先発・クローザーなど徹底解説!

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プロ野球のピッチャーには色々な立ち位置・ポジション、
役割の呼び方などが存在しています。

しかし、いろいろありすぎてよく分からない!という人も
いるのではないでしょうか。

こちらでは、プロ野球のピッチャーの呼び方に使われる
名前と、その意味を紹介していきます。

この呼ばれ方をしているピッチャーは、
こういう役割なんだ…!という
参考にしてみて下さい。
(ただし、監督などの判断により、役割は
随時変わることがあるので、
例えば「守護神」と呼ばれているようなピッチャーでも
チーム事情などから判断して、7回とか8回に
投げたりするようなこともあります)

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色々な呼ばれ方

野球のピッチャーには
色々な呼ばれ方があります。

例えば「先発投手」というのは、
初回から投げてゲーム終盤までを投げる
ピッチャー(場合によっては早い段階で降りることも)の
ことを言いますし、
「クローザー」は、ゲームの最後に投げて
ゲームを終わらせるピッチャーのことを言います。

このように、ピッチャーはピッチャーでも
色々な呼ばれ方があるわけですね。

試合で公式に使われる呼び名から
あだ名のような呼び名まで、いろいろな
役割をご紹介していきます。

先発投手

先発投手は、試合の最初から投げるピッチャーのことです。
これは予告先発と言って試合の前の日に、
試合の最初から投げるピッチャーが発表される形になっており、
特別な理由がない限りは、直前でいきなり変更!だとか
予告はフェイント!とか、そういうことはできません。

先発投手は基本的には、その試合のメインとなるピッチャーで
試合の後半(5回以降)ぐらいまで、投げることが多いです。
調子がよく、スムーズに試合が進んだ場合
完投(一人でその試合を全部投げ切ること)することもあります。

逆に、試合の序盤から、点数を大量にとられてしまった場合は、
5回に到達する前に、降板することもあります。

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リリーフ

リリーフは、先発投手が降板したあとに
投げる投手たちのことを言います。
特定のポジション、というよりかは「先発以外のピッチャー」を
示す言葉ですね。

上でも書いた通り、先発投手が最後まで投げた場合などは
リリーフの投手の出番がないこともあります。

どのぐらいの人数のリリーフが使われるかは
試合によりますが、
2~3人程度が、基本的ではないでしょうか。

ただし、先発投手が早期で降板した場合などは
5人以上のリリーフが順番に出て来たりすることもあります。

ロングリリーフ

リリーフの投手は、通常、1回程度で次のピッチャーに
交代することが多いですが、
ロングリリーフとは「2~3回程度」の比較的長期間
投げるリリーフ投手のことを言います。

先発投手が早期で降板してしまった場合などに
出て来ることが多く、通常のリリーフ系の投手よりも
スタミナが要求されます。

先発経験もある投手などが務めることも多いです。

セットアッパー

セットアッパーは、先発投手とクローザーの間をつなぐ
立ち位置にいる投手のことですね。
基本的には先発投手⇒セットアッパー(1~2人程度)⇒クローザーと
繋いでいく形が多いでしょうか。

クローザーに繋ぐ大事な役割のため、
実力を持つ投手が配置されるケースが多いです。

ただし、先発投手が完投した場合や
先発が8回まで投げた場合は
出番がないこともありますし、負け試合の場合は
セットアッパーではなく、ロングリリーフや
敗戦処理のポジションにある投手が投げることが多いです。

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クローザー

クローザーは試合の最後に投げるピッチャーです。
先発⇒セットアッパー⇒クローザーという流れが
王道でしょうか。

試合の最後を締めくくる存在なので、
プレッシャーも強く、メンタル的な能力も
要求されるポジションです。

ここで、逆転されてしまうことなどもあり、
それを防ぐために、
能力の高い投手が配置されることが
多いですね。

クローザーの中でも、特に優れた成績を上げている
投手は、後述する「守護神」と称されることもあります。

ワンポイント

ワンポイントと呼ばれる投手は、少し特殊な例で、
「一人」を相手にするなど、リリーフの中でも
特に、限られた場面で投げる投手ですね。
左打ちのバッター一人をアウトにしたら、
もう交代、みたいな感じで、
限定的な部分で使われるピッチャーです。

そのため、能力的にも特徴的な投手も多く、
投げる時の動作などが個性的な投手も多いです。

ただし、このワンポイントの起用については
ルールで禁止されるかどうか、という議論も
出ており、見れなくなる可能性もあります。

守護神

守護神は、ゲームの最後に投げるクローザー(前述)の中でも
特に優れた成績を残している投手のことです。
この投手が出てくれば、確実に点を取られずに済む
安心感がある!みたいな存在ですね。

クローザーはクローザーでも、
その中でも特に強い存在。
それが、守護神です。
チームが勝つためには「守護神」と呼べるような
人物が出て来るかどうか、という点も
非常に重要なポイントの一つとなっており、
各チームともに守護神選びは
大事なポイントです。

火消し

「火消し」は、前のピッチャーが打たれたり
フォアボールなどで、ピンチを迎えてしまった時に
交代で登板して、そのピンチを救う役割を
担うピッチャーです。
これは、具体的に「誰」と決まっていないことも
多いですが、チームの方針や
ピッチャーの状況などによって、
ピンチを迎えた場面で急遽登板することが多い
ピッチャーなども存在します。

ピンチの場面で出て来るわけですから
ある程度の能力のあるピッチャーか、
危機的状況でもプレッシャーをあまり感じずに
投げることのできる、メンタルが強めの
ピッチャーなどが出て来るケースが多いですね。

敗戦処理

敗戦処理とは、負ける可能性が濃厚になった状態で
投げるピッチャーのことです。

「負ける可能性が高くなった」とは言え、
それでも、ゲームは続けなくてはいけませんし、
誰かがボールを投げなくてはいけません。
しかし、主力のピッチャーを”おそらくもう勝てないだろう”という
試合で使えば、そのピッチャーの疲労を、ある意味無駄に
蓄積させることになります。

そこで、この敗戦処理…
つまりは、負け戦を投げるピッチャーがいる、ということです。

二刀流

二刀流は、特殊な例ですね。
これは、ピッチャーとしてもバッターとしても
活躍するパターンのことを言います。

基本的にはピッチャーはピッチャー、
バッターはバッターとして
活躍することがほとんどですから、
あまり「二刀流」のようなピッチャーは
いませんが、ごくまれに
打つ方でも、投げる方でも活躍する、
というような選手がいることもあります。

単純にピッチャーメインで、
打つ方もそこそこ活躍できる、
という人のことではなく、
本当の意味で
ピッチャー以外としても出場するような
人を二刀流と呼ぶことがあります。

ただし、やはり打つ方と投げる方では
日々のトレーニングなども
だいぶ異なってきますから
基本的には、二刀流ではなく
ピッチャーやピッチャー、
バッターはバッターとして
活躍するケースの方が圧倒的に多いですし
”二刀流”と呼ばれる活躍をするような人は
本当にごくわずかです。

まとめ

ピッチャーにもいろいろな立ち位置があります。
もちろん、敗戦処理であっても
大事な立ち位置であることは事実で、
敗戦処理のピッチャーがいるからこそ、
セットアッパーやクローザーの負担を
抑えることができますし、
敗戦処理として投げていて実力が
認められたことで、クローザーやセットアッパーに
なるようなピッチャーもいます。

どの呼ばれ方をするポジションであっても、
”不要”などということは、ありません。

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