野球はどうして延長するの?試合時間が長引いてしまう理由とは?

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スポーツの中でも、
試合時間がハッキリしないスポーツの1つが「野球」です。

テレビで野球中継などが行われていると
試合が延長されたりして、見たかった番組が延長されてしまったり
最悪の場合放送中止になって、翌週に回されてしまうことも
あるかと思います。
また、番組録画をしていた人にとっても、
「さぁ見ようか!」と思ったら野球中継が延長されていて
録画できていなかった!などという苦い経験もあるでしょう。

では、どうして野球の試合時間は伸びてしまうのか。
それを語って行きたいと思います。

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試合時間が伸びる理由!

野球の試合時間が伸びてしまう理由。
これは、簡単なことです。
野球は、他のスポーツと違って、時間制ではありません。
例えば、サッカーなどであれば、試合時間が決まっており、
その間に入れた点数で決着がつきますから、
試合が大きく延長されることはありません。
基本的には決められた時間内で終わることがほとんどですし、
延長されたとしても、わずかな時間の延長になるでしょう。

しかしながら、野球は違います。
試合時間が決まっていないので、
試合の進行が遅ければいくらでも伸びます。
例えば、攻める側がずっと打っていれば、
いくらでもその試合時間は伸びていきます。
3アウトにならないと、攻撃は終わりませんから
永遠と続くわけですね。

また、試合の決着がつかないと、延長戦に突入しますから
なおのこと、試合時間は伸びていくのです。

早く終わることもあれば長引くことも…

野球の試合時間というのは、本当に予測不能です。例えば、
バッターが三人、すぐにアウトになれば、1回の攻撃は
10分もせずに終わるでしょう。
しかしながら、なかなかアウトにならず、攻撃が続き、
ランナーが満塁になったりすれば、30分以上かかることもあります。
途中で審判の判定のリクエストが行われたり、
デッドボール(選手にボールがあたる)によって、試合が一時中断したりすれば、
さらに試合は長引きます。

このように、1回の攻撃にかかる時間は全くもって分かりませんから、
試合が長引いてしまうのは仕方がないことですし、
試合時間を予測することは、不可能なのです。

試合時間も本当にバラバラで、スムーズに試合が進むこともあれば
両チームとも点数を体調に入れて、試合が長引くようなケースもあります。
予測が難しいのが野球というスポーツになりますね。

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試合が中断することも

試合が中断し、進行が遅れることもあります。
中断している間は試合が進みませんから、当然のことながら
試合終了がさらに遅くなる、というカタチになります。
試合中断になる要因としては
審判の判定にリクエスト制度というものを使って
ビデオ判定を要求したり、
(長いと5分以上かかることも)
選手がボールが当たる等して負傷した場合、一時試合は中断となり、
場合によっては10分以上試合が中断になることもあります。

加えて、屋外球場の場合は、雨などが強まった場合
一時的に試合が中断されることもあり、
試合中断の時間は、場合によっては30分以上に及ぶこともあります。
そのまま天候の回復を見込むことができず、試合が中止になれば
それまでですが、試合が中止にならなかった場合は、
中断していた分、さらに試合が伸びることになるので、
悪天候の場合は、さらに試合時間の予測をつけることが
難しくなってしまうのです。

このように”試合中断”になるケースも多いので
野球の試合時間の予測はなおさらのこと、
難しいのが実情です

決着がつかなければ延長戦

野球の試合は決着がつかなければ延長戦になります。
例えば0-0だとか、2-2だとか、そういう点数の場合
そのまま「引き分け」になるのではなくて、延長戦に
突入することで、決着がつく!というかたちになりますね。

通常、野球の試合は9回裏(もしくは9回表)で終了に
なりますが、延長戦が始まった場合、
試合は10回表、10回裏とさらに続いていくことになります。

延長戦に突入すると試合時間はさらに伸び、
ナイターの試合の場合、23時だとか、そういう時間にまで
試合が伸びる可能性があります。

延長戦は、現在、プロ野球の場合12回までと決まっているので
決着がつかなくても12回の表裏が終わった時点で
試合は終了となります。
ただし、3回も表裏の攻撃が行われれば、1時間以上かかる場合も
ありますから、試合時間は長期化していきます。

テレビへの影響

上記のような理由から、テレビ中継は
毎回のように”ほぼ確実に”延長され、後ろの番組は
後ろ倒しになったり、場合によっては放送休止で
来週に回されたりしてしまうわけです。
野球中継の注意点の記事も参考にどうぞ)

見たい番組が見れなくなることで、
野球中継は、恨みを集めやすい番組であることは確かでしょう。
野球の延長で、見たい番組を潰された経験のある人は何人も
居ると思いますし、
録画に失敗したような人もいると思います。

番組編成を見てみると分かりますが
野球中継は最初から延期ありきで番組に組まれているのが分かると思います。
時間の枠が少なすぎるのです。
明らかに延長することを前提とした時間しか確保されておらず
当たり前のように延長する、
そんな流れがあるので、自分の見たい番組の前に野球中継が
入っている場合は、注意しておいた方が良いかと思います。

多めに時間をとっておいて、早めに試合が終わってしまったら
どうしよう?と言うことなのかもしれませんが、
あまりにも枠が少なすぎて、試合がスムーズに進んでいる場合でも
後ろの番組に影響を出している場合があります。

テレビ局側にも色々事情はあると思いますが、
あまりにも無謀な番組編成であることは否めず、
延長になってしまったら仕方がない、ということなのでしょう。
対処法としては、やはり通常のチャンネルではないところで
放送するなどしかないかとは思います。
実際に、一般のチャンネルで放送される試合は
昔に比べると遥かに少なくはなっています。

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野球が悪いわけではない

忘れてはいけないことは
”野球自体が悪いわけではない”ということですね。
見たい番組を潰されたりすると、野球に対する憎しみ(?)が
募ったりするとは思いますが、
野球自体が悪党なわけではないですし、
延長させたくて延長させているわけでもないでしょう。
選手たちや、野球に関係する人たちは、
一生懸命試合をしています。

野球が嫌いであっても、そのことは
覚えておくべきであると思いますし
野球叩きは回避するべきです。

悪いとすれば、放送スケジュールを組んでいる
テレビ局側でしょうか。
無謀な編成(どう考えても試合が終わらない)なども多いですし、
そのあたりはテレビ局側としてしっかりと考える必要は
あるのではないかな、と思います。

やはり、スポーツ専門チャンネルでの放送にするだとか、
番組を延長する時間の限度(最大延長を設ける)だとか
そういった配慮は必要になるかと思いますし、
この点は改善していった方が良いのではないかな、とは思います。

まとめ

野球は試合時間が定まらないスポーツです。
このルールを変更することはできないでしょうから、
テレビ局側が上手く工夫するしかないですし、
テレビのために、野球のルール変更など
あってはならないことです。

試合の時間は、この記事で書いてきたとおりに
本当に激しく前後するので、
どのぐらいの時間で終わるかはワカリマセン。
そういったスポーツを中継することは、非常に難しいことでも
あるのです。

今後どうなっていくかは分かりませんが、
野球ファンも、そうでない方も納得できるようなやり方
(やはり専門チャンネルぐらいしかなさそうですが)
にするのがベストなのではないでしょうか。

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