F1の人気が低迷している理由は？今後はどうなっていくの？

「F1」は今でも世界的に人気のスポーツで
あることは確かですが、
その一方で、日本国内では全盛期よりも
その注目度は低くなりつつあるのも事実です。

もちろん、今でもF1が好きな人は
探せばたくさんいますが、
それでも全盛期に比べるとそれは
減少しつつあり、
TVの視聴率、観客の動員数、F1をテーマにした
ゲームソフトの売上などなど、
あらゆる部分から「F1の人気が以前よりも落ちた」
ことが伺える数字が出ています。

では、どうしてF1の人気は以前よりも
失われてしまったのでしょうか。
その理由として挙げられている点、
そして、今後巻き返すためには
どうすれば良いのかを解説していきます。

どうして人気が衰えたの？
まとめ

どうして人気が衰えたの？

もちろん、今でも人気はあります。
しかし、以前に比べると人気は落ち、
今ではテレビの地上波で放送されるようなことも
ほとんどなくなりました。

観客動員数などにも、実際にそういう傾向が
現れており、
残念ながら、F1の人気は日本国内では
低迷傾向にあるのです。

その理由は「これだ！」と一言で言えるようなものでは
ありませんが、色々な理由が積み重なって現在に至る、
というのが現実的な答えとなるでしょう。

では、どのような理由が積み重なってしまったのでしょうか。

日本人のスター選手がなかなか出て来ない

有名なF1ドライバーは確かにいます。
ここ数年不在だった日本人ドライバーも再び
誕生してはいる…のですが、
現時点で「世界的なスター」になれるような、
”優勝”を繰り返すドライバーは
残念ながら日本からは生まれていません。

それどころか、これまでの歴代ドライバーを見ても
「優勝」の経験がまだ一度もないのです。

他のスポーツ競技でもそうですが、
例えば今まで注目されていなかったスポーツでも
国際大会で金メダルを取ったり、優勝したりすると
一時的に注目されたり、ブームが起きたり、
上手くいけばそれが続くこともありますが、
F1に関して言えば、その「優勝」が今の時点ではなく
「勝てない」というイメージがしみついてしまっているのも
事実です。

「長年その状態が続いている」ということが
まず一つ、大きな理由と言えるでしょう。

スター選手の存在は、スポーツ・レースなどにおいて
非常に重要な存在なのです。

テレビ中継などが地上波では行われない

以前はF1も地上波で放送されている時代が
ありましたが、現代はそうではありません。
F1を見るためには、地上波以外の放送局や手段で
その中継を見る必要があり、
「普通にテレビを眺めていると、F1の中継が始まる」ということも
ありません。

また、テレビで中継が行われないだけではなく、
日本人ドライバーの優勝がこれまでに一度もないために
ニュースで大きく取り扱われるようなことも少なく、
とにかく「地上波」においてはひたすら話題に
ならない状態が続いています。

これも、大きな影響と言えるでしょう。

高い観戦ハードル

現地で観戦するハードルがF1の場合は
非常に高いのも事実です。
日本国内で行われるレース（年による）も
ありますが、それはせいぜい1回が限度であり
レース自体は世界各国を飛び回る形式です。

野球やサッカーのように「いつでも見に行ける」という
感じではなく、ほとんどのレースは海外に行かないと見れませんし
日本国内でレースが行われる場合も
チケット料はわりと高額で、この点も
ハードルが高い点の一つです。

もちろん、テレビ中継などで楽しむのも
スポーツの醍醐味の一つですが
そのテレビ中継自体も「以前より目立たない」方式に
なっているために、観戦するハードルは
非常に高くなっている、というのも現実の一つです。

車離れが進んでいる

若者の車離れ…と言われるぐらいに
車から離れている人も多いです。
これは「お金がない」など、色々な理由が
重なるので「若者」が「車」から離れているのか
「お金」が「若者」から離れているのか、などなど
色々議論はありますが、
とにかく「車」に憧れや興味を抱く人は以前よりも
減りつつある、というのは事実です。

そうなってくると、やはりF1にも興味を持たれにくい環境に
なっている、と考えるのは自然な流れではないでしょうか。