「転売」を擁護する発言に要注意!転売への世間の怒りを甘く見ると危険!

この記事は約6分で読めます。

企業やお店、有名人などが「転売」行為を擁護したり
容認したりする発言をして、大炎上したり、
最終的に”謝罪”することになったりする事例を
近年では時々見かけるようになりました。

「転売」行為は現在、社会問題となっています。

場合によっては日常生活に大きく影響するようなものまで
そのターゲットになってしまうことがあり、
2020年の感染症拡大の際には
マスクやトイレットペーパー、ティッシュの買い占め・転売まで
行われ、大混乱に陥ったこともあります。

普段は娯楽用品が中心ではありますが、
それにより、新型ゲーム機の普及が遅れたり、
欲しいものが手に入らなかったり、というようなことも
実際に起きています。

確かに、度を超した行為や、売る商品を間違えなければ
転売行為は法律上は現時点で犯罪にはなりません。

しかしながら「企業」や「お店」「有名人」がその転売行為を
擁護するような発言をしてはいけません。

最初にも書いた通り、
それにより炎上して、大問題になったり
実際に謝罪することになったりするケースも
いくつか発生しています。

自分自身の考えは自由です。
が、”影響力のある立場”の人間がそれを擁護する発言は
決してしてはいけません。

世間は”転売”行為に激しい怒りを感じている人も多いです。
転売に対する世間の怒りを甘くみないよう、注意しましょう。

スポンサーリンク

転売を擁護する発言で炎上する危険性

「転売を擁護」する発言を
有名人・企業・お店・出版などの分野で
することは”非常に危険”です。

確かに”法律上”現時点で転売行為自体は
特別な商品などを除き、違法にはなっていませんが、
相当な強い恨みを買う行為であり、
転売行為に対して強い怒りを覚えている人は
多いのが現実です。

そのため、一個人が言うのであればともかく、
企業として擁護発言をしたり、影響力の高い人間が
擁護発言をすることは「絶対に」避けるべきです。

心の中で自分がどう思うかは個人の自由です。

しかし、安易な気持でそれを発言すると
転売に対する怒りが全て自分に向けられることに
なりますので、注意しましょう。

個人であっても、転売擁護発言で炎上している
ケースはよく見られますが、
企業や、それなりに影響力がある人の場合は、
より厳重な注意が必要です。

実際に、とある企業が擁護するような発言をして
謝罪することになったり、
とある雑誌の関係者が擁護発言をして猛烈な批判を
浴びることになったりするような事例は起きています。

転売に対して自分がどんな考えを抱いていようとも
「絶対に」口にしないことです。

「転売」は嫌われているということを理解する

転売に対する考え方は個人の自由です。
しかし、転売は世の中の色々な箇所に迷惑をかけており
「嫌われている」ということは、転売擁護発言などを
してしまう前にしっかりと理解・把握しておくことが重要です。

「世間に嫌われているもの」を擁護すれば
当然批判が集まるのは当然です。
特に転売行為の場合「強く嫌われている」ので、
より慎重になる必要があるのです。

・メーカーに対する迷惑行為
メーカーは「需要と供給」のバランスを考えながら
商品を生産しています。
しかし、転売屋がこの「需要と供給」を破壊して、買占めを
行うために、メーカーに「なんでもっと生産しないんだ!」だとか
「転売屋をどうにかしろ!」だとかそういうクレームも入るようになります。
実際、企業が悪いわけではないのですが、転売対策やクレーム対応など
”余計な仕事”が増え、また、生産数の調整などにもかなり苦心することになります。
ゲーム機のPS5のように転売行為により、普及に失敗し、企業自体に
打撃を与えるケースもあります。

・小売店に対する迷惑行為
転売屋の存在は、小売店も迷惑をしており、
「抽選販売」「転売屋かどうか確認」など、
転売屋さえいなければ”しなくてよいはずの余計な手間”がかかっています。
また、転売により品切れた商品でクレームが入ることもあります。

・消費者に対する迷惑行為
「欲しいのに買えない」という状況が続き、
消費者にとっても、非常に不愉快な状況が続きます。
また、買えたとして抽選販売に参加させられたり、早いものがちで
並んだり、と”転売屋さえいなければしなくてもいいはずの手間”を
かけさせられている状況です

このように、法律上は問題なくとも、
色々な部分に転売行為は迷惑をかけているのが現実です。
そのため「色々な人たちから嫌われている」ということは
間違いのない事実です。

それを擁護してしまえば、当然批判を浴びることになりますから、
自分自身が転売しているわけではない以上、
尚更、そのような発言は控えるべきです。

スポンサーリンク

転売は「人の邪魔をしてモノを売る行為」小売りとは違う

転売行為を「賢い」だとか「お店と同じことをしているだけ」とか
そういうことをいう人もいますが、
これは、間違った認識です。

お店は「普通の人が買えないルートから商品を仕入れして販売」
しています。
基本的に、例外を除き、個人はメーカーと直接やり取りしたり
仕入れしたりはできませんし(※メーカーのオンラインショップなどは
メーカーがやっている”お店”ですので、これも”お店”から買っているわけです)、
お店があるからこそ、商品が個人に行きわたります。

しかし転売行為は
「普通に人が買えるルートから商品を仕入れして販売」しているだけであり
要するに「他人の邪魔をして商品を売っている」だけです。

ここが非常に大きな違いです。

通常のお店は「それがなければ買えない」わけですから
必要不可欠な存在ですが、
転売は「いなくても普通に買える」(むしろいない方が普通に買える)わけですから
買う側からすれば「必要ない」わけです。
(「需要と供給のバランスで値段が上がるのは当然」みたいな意見も
ありますが、自分たちで需要と供給のバランスを破壊しているわけで、
メーカー・お店・購入したい人、あらゆる人の迷惑になっています)

決して賢いわけでもなんでもなく、
「人の邪魔をして金を稼いでいる」だけです。

転売屋が何を言おうとも
「嫌われる行為」であることは事実であり、
揺らぐことはありません。

ですので、それを擁護するような発言をすれば
当然炎上するリスクは高まるのです。

「モノを売る側」の人間は絶対に擁護すべきではない

どんな企業でも、個人でも
「転売」を擁護するような発言は
トラブルの原因になりますので
控えるべきです。

そして特に「モノを売る」企業や、その企業に働いている人は
細心の注意を払うようにしてください。

転売行為は、自分たちの企業にまで
悪影響を及ぼしている存在であると
しっかりと理解し、
むしろ、モノを売る側の業界にいる人間は
(転売ではなく、正規の生産・販売業のことです)
「転売行為をどう抑えていくか」という対策を
考えるべき立場です。

それを擁護するような発言をすれば、
消費者側の怒りや失望を買いますし、
転売行為がさらに横行するようなことがあれば、
困るのは「商品を売る」側の立場の
企業やお店になっていきます。

そのような基本を絶対に忘れるようなことなく、
擁護するような気持が心の中にあったとしても
それを表立って発言するようなことはないようにしましょう。

まとめ

私自身も、店長経験者で、
転売行為には頭を悩ませていました。
今も、買う側として、欲しい商品が品切れになっていたりして
困ることはありますね。

このような、
「世間の転売行為に対する怒り」を
正しく認識できていないと、
企業や、企業の人間、お店などが
「転売を擁護する発言」をすることになってしまいます。

このあたりは、しっかりと注意し、
「自分の考えはどうあれ、世間は強い怒りを転売に抱いている」
という「事実」だけはしっかりと認識しておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました