電車内にうっかりと忘れ物をしてしまった…。
電車を日常的に利用していると
そんなこともあるかと思います。
ですが、一度電車を降りてから気づいた場合、
電車内での忘れ物は回収が困難な場合もあり、
最悪の場合は、電車内に忘れてしまったものを
”回収できない”などということにも
なってしまいます。
また、無事に忘れてしまったものが見つかったとしても、
回収までに時間が掛かってしまったり、
手間がかかってしまったりすることになってしまうために、
「電車内での忘れ物」は非常に厄介な忘れ物です。
とは言え、実際に電車内に忘れ物をしてしまった場合には
嘆いてばかりもいられませんから、
しっかりと忘れてしまったモノを回収する必要があります。
いざという時のために、どうすれば良いのか、
しっかりと覚えておきましょう。
慌てず冷静に対応を！どうすればいいの？
電車の中に忘れ物をしてしまうと
焦りますよね。
ですが、慌てても何も始まらないので、
まずは冷静に、しっかりと対応を
行っていきましょう。
例えば、ペットボトルのお茶を忘れてしまった！
だとか、そういうことであれば
別に急がなくてもいいと思いますし、
「あーあ」で諦めても良いと思いますが
電車内にスマートフォンや財布を忘れてしまった！
などの場合は、ただちに対応する必要があります。
では、どのように対応していけばよいのか、
対応のポイントをしっかりと確認していきましょう。
すぐに気付いた場合は駅員に確認する
電車を降りてすぐに忘れ物に気づいた場合に
関しては、まず駅員の方に確認しましょう。
どんな忘れ物でもそうですが
気づくのが早ければ早いほど、
見つかる可能性としては高まりますし、
時間が経過すれば経過するほど、
見つからなくなる可能性が高まります。
各駅ごとに場所は違うと思いますが
ほとんどの駅に、窓口があると思いますから
窓口の駅員の方に、電車内に忘れ物を
してしまったことを伝え、指示を仰いでください。
その際にどこから乗ったのか、どの電車だったか、
など、色々聞かれると思いますので、
可能な限り、分かっている情報を
伝えることも大事になります。
駅から離れてから気づいた場合や、
駅に駅員の方が一人もいないような駅である場合は、
鉄道会社への確認が必要になります。
鉄道会社に連絡する
その場で駅員の方に確認できた場合は、
駅員の方に指示を仰げば良いですが
そうではない場合は、鉄道会社に連絡して、
忘れ物をしてしまったことを伝えてください。
この際にも、「何を忘れたのか」や
「どの駅から乗ったのか」など、
色々聞かれると思いますので
分かる範囲でしっかりと伝えてください。
連絡する鉄道会社は
「自分が乗っていた電車の鉄道会社」です。
分からない場合は、自分の乗っていた電車で
鉄道会社を検索するなりして、
調べてから連絡するようにして下さい。
これに関しても、時間が経過すれば経過するほど
見つかりにくくなりますから、
もしも忘れ物に気づいたらその時点で、
すぐに連絡をするようにして下さい。
警察に遺失物届を出す
ペットボトルのお茶とか、そういうレベルのもので
あれば必要ありませんが、
クレジットカードの入っていた財布や、
個人情報が含まれる身分証明書、
スマートフォンなど、悪用される可能性のあるもの、
高額なものを電車の中に忘れてしまった場合に
関しては、必ず、警察署、あるいは最寄りの交番に
遺失物届を出しておきましょう。
万一、交番などに届けがあった場合は、
連絡が来ますし、
万一、忘れてしまったものが悪用されてしまうような
ことがあったとしても、先手を打つことができます。
貴重品の場合で、駅員や鉄道会社に連絡しても
見つからない場合に関しては、
念のため、届を出しておきましょう。
もしも後から見つかった場合は、再度連絡をすれば
良いだけです。
「後から見つかったらどうしよう…」ではなく
早めの対応を、心掛けましょう。
忘れたものによっては必要な場所に連絡・手続き
電車内に忘れてしまったものによっては
連絡したり、手続きが必要になったり
するものも存在します。
例えば、クレジットカードを忘れてしまった場合、
すぐに見つかれば良いですが
見つからなかった場合、クレジットカード会社に
ただちに連絡して、紛失の旨を伝えないと、
勝手に使用されたりして、場合によっては
大変なことになりますし、
免許証などの場合に関しても、
即座に見つからない場合は、その間、運転できなく
なってしまいますし、見つかるとも限りませんから、
運転免許証紛失の時と同じで、
再発行の手続きなどをする必要が生じます。
このように”忘れてしまったもの”が何かによって
色々と対応が必要になることも、ありますので
その点は、忘れないようにしておきましょう。
見つかった場合は？
見つかった場合は、どこで見つかったかにもよりますが
あなたが相手（鉄道会社側や駅員などに）に
そのことを伝えていれば、電話がかかって来るなどして
「どこどこで見つかった」ということや
「どうすれば良いか」を知らせてくれるかと思います。
また、交番などに届けられた場合は、
交番などから連絡がある場合もあります。
この場合は、連絡のあった相手から
・どこに取りに行けば良いのか
・取りに行くときに何か必要かどうか（身分証明書など）
・いつまでに取りにいけば良いか
などは最低限、確認しておき、
相手の指示に従い、忘れ物を回収しに行きましょう。
なお、基本的には保管されている場所に
取りに行くことになります。
必ずしも降りた駅とは限らず、
電車に忘れ物が置かれたまま遠くの駅に行ってしまってから
回収されているようなケースもあるために、
”どこ”に取りに行くことになるのかどうかは、
連絡があるまで分かりません。
想像以上に遠い場所になる可能性もあります。
ちなみに、忘れ物の回収のために交通費が
かかる場合、当然それは自己負担になりますので、
出来る限りは無くさないように注意する、
ということも大切になりますね。
見つからないことはあるの？
電車内に忘れ物をしてしまった場合
「見つからないまま」になってしまうことは
あるのかどうか。
残念ながら、これは「ある」
というのが答えになります。
電車内に忘れてしまった場合、
良心のある人がそれを発見してくれればよいですが、
電車に乗っている不特定多数の人の中には
当然、悪い人もいますから、
そういった人に持ち去られてしまえば、
二度と見つからないこともあります。
また、ゴミと勘違いされてしまって
そのまま捨てられてしまったり、
どこかの駅には届けられたものの、
結局、うまく持ち主の手には渡らず、
最終的に処分されてしまうようなこともあります。
このように、”電車内に忘れてしまったもの”が
持ち主の手に戻らないことは
よくあることですので、出来ることであれば
電車内で忘れ物をしない、ということが
一番大切になることは、事実です。
電車から降りる際には、自分の座っていた場所や、
荷物を置く場所に荷物を置いたままにしていないかどうかを
しっかりと確認することをおすすめします。
それでも、人間は忘れてしまうこともあるものですが、
出来る限りそういったことがないように
心掛ける、ということは非常に大事なポイントになりますね。
まとめ
電車内で忘れ物をしてしまった場合は
焦らず、上記のように、なるべく素早く対応
していくことが大切です。
ただし、運が悪いと、忘れ物が二度と見つからなかったり、
余計なトラブルに巻き込まれる可能性もありますので、
出来る限りそういった状況に陥らないように
注意することも、大切です。
