退職代行サービスを利用する場合の注意点は?気を付けるべき点!

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退職代行サービスなどという
サービスも最近では出てきています。

これは、退職の手続きなどを本人に
代わってしてくれる、というサービスになっており、
なかなか退職を言いだすことのできない人や環境も
多い状況下では、非常に心強いサービスに
なっていると言えるのではないでしょうか。

しかしながら、
こういったサービスは扱い方を間違えると
トラブルを引き起こしてしまうこともあるのです。

しっかりと、その点には注意しながら
退職の手続きを進めていく、
ということが大事になってくるかと思います。

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サービス利用時の注意点!

退職代行サービスを利用する際には
色々と注意をしなくてはいけないポイントも
存在します。
何も知らずに退職代行サービスを利用して
はい、安心!などということをしていると
トラブルに巻き込まれたりする可能性も
ありますし、面倒なことになってしまう
可能性も十分にあります。

そのようなことになってしまわないためにも
しっかりとした対策をする、ということが
重要になってくるのです。

では、どのようなポイントに注意をすれば
良いのでしょうか。
その点について、お話をしていきたいと思います。

悪質な業者に注意

退職代行サービスも、所詮は業者です。
退職したい人の味方であると同時に
退職したい人を利用してお金を稼いでいる
人たちである、ということも忘れてはいけません。

これは、悪い意味で言っているわけではありませんが、
どんなサービスも本質はお金を稼ぐことにある、
ということです。慈善事業では
ありませんから、その点は忘れないようにして下さい。

そして、そういった側面もありますから
当然”悪徳業者”もいるわけです。
その点に関しては注意をするようにしましょう。

退職代行を依頼するのであれば、
しっかりとその事務所や会社が信頼できる業者なのかを
調べるとともに、
事前にサービスの内容についても
しっかりとこちらから確認をしておく、
という必要があるのです。

例えば、
”どこまでの退職代行をしてくれるのか”という点や
”どのぐらいの費用がかかるのか”という点など
そういった大事な部分が”曖昧な状態”のまま
話を進めてしまうことは絶対に避けなくてはいけないことですから
しっかりと確認を行い
自分が納得した上で、業者に依頼する必要があります。

退職代行サービスに退職の手続きを
お願いする、ということは
ある意味では、追いつめられた状態に
ある人がほとんどかと思います。
そのため、相手がもしも悪意を持つ人間であった場合
”非常に付け込みやすい”状態である、
ということも決して忘れてはなりません。

すがりたくなる気持ちは分かりますが
しっかりと良い・悪いの判断はつけられるようにしておき
退職代行サービスの業者も”見極める”ことが
大切になります

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弁護士不在は危険?

退職代行サービスの業者は色々とありますが
「弁護士が不在」の業者は
法律上、問題が生じる可能性があり、
自分自身もトラブルに巻き込まれてしまう可能性がある、
とされています。

これは、弁護士以外の人間が
営業行為として交渉などの法的業務を行うことが
問題となっており「非弁行為」として
違法になってしまう可能性が指摘されています。

そのため、退職代行を行えることのできる弁護士、
弁護士が所属している退職代行サービスを
利用することが大切になります。
最低限、顧問の弁護士さんが存在している
退職代行サービスを利用するようにする、
ということですね。

確実性を求めるのであれば
弁護士本人がやっているサービスなどを
利用するようにすると安心です。
弁護士が所属しておらず、顧問弁護士も
存在していないような
退職代行サービスを利用する場合、
予期しないトラブルに巻き込まれてしまう
可能性も十分にありますから
その点は注意するようにしておいた方が
良いでしょう。

うまく行かないケースも…?

ちゃんとした退職代行サービスを
利用していれば問題はないかとは思いますが
万が一退職代行が上手くいかない場合は、
法律上で考えると損害賠償の請求を
受けるような可能性も「0」ではありません。

ただ、社員が急に来なかったことによる
「損害」を会社側が明確に証明しなくては
いけませんし、正直、社員ひとりに対して
そこまでムキになっても、損害請求できる額も
知れてますし、個人的な感情以外では
ほとんど意味のない行為でもあります。
そのため、そういったことをされる可能性は
限りなく低いのは確かですが
法律上で言えば「損害賠償請求をすることも可能」では
ありますから、そういったことに
なってしまわないためにも
ちゃんとした退職代行サービスを利用する、
ということは大事なことになるのです。

また、離職票などを送ってくれない
”嫌がらせ”も考えられます。
この場合は、退職代行サービス側と相談して
発行してもらうようにしましょう。
嫌がらせ目的で会社が離職票の発行を
拒み続けた場合は、会社側にペナルティも
ありますから、恐らく、諦めなければ
ある程度のラインで会社側が折れるはずですが
そう言ったことも考えられます。

加えて、退職代行サービスというのは
会社との細かなトラブルまで
踏み込めないこともあります。
これも業者によって異なりますが
あくまで退職の代行をするだけであって
それ以上のいざこざは自分で
対応しなければいけない部分もあります。
法律上の対応だとか、そういったものが
できないこともありますから、
どの範囲までカバーしてもらうことが
できるのか、ということは
事前にしっかりと確認しておけるように
することが大切になります。

自分で退職できればそれが一番

本当は、一番良いのは
「自分自身で退職してしまう」ことです。
これができれば
退職代行サービスにお金を支払う必要も
ないわけですし、余計なトラブルのことも
心配はしなくて良くなります。

確かに、なかなか退職できないような
雰囲気を作ったり
言いにくい雰囲気を作ったり、
圧力をかけたりする会社が多いのが現実で、
そういったことがあるからこそ、
退職代行サービスというものは
生まれた、というのもまた事実でしょう。

ですが、それでも、自分自身で退職
してしまうことができるのであれば、
時間も、手間も、費用も掛からなくなるわけです。

そういう意味では、
自分で退職することができれば
それに越したことはありません。

自分で退職するためには、
相手が拒む場合、
退職願を内容証明で会社に送付すればOKです。
なるべく退職を希望する日から1か月前ぐらいまでには
伝えておいた方が確実ですが、
最悪、2週間前でも問題はありません。

自分で退職をするにしても、
上で書いたように、基本的に、
会社側が個人に損害賠償を請求することは
まず考えられません。
急にバックレしたなら話は別ですが
(それでもスルーされる可能性の方が高いですが)
ちゃんと手続をしていれば、脅すようなことを
言われても、実際にアクションまで起こしてしまうような
会社はまずないでしょう
(費用・時間・人員の面から考えても
私怨以外のメリットは何もありません)

まとめ

退職代行サービスもあくまでも
お金を稼ぐための手段ですから、
あなたに親身になって、というわけではなく
あくまでビジネスです。
そのことは忘れてはいけません。

ちゃんと条件を確認することも大事ですし、
相手が信頼できる業者なのかどうか、と
言うこともしっかりと把握することが大切になります。

正しく利用できれば便利な存在ですが、
自分で退職できるならそれが一番であることも事実ですし、
最悪の場合は、退職代行サービスに依頼したことで
トラブルを招く可能性も0ではありませんから
しっかりと注意はするようにしましょう。

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