CD-RWは、データの保存などに
利用されるディスクの1種です。
一時期はパソコンのデータを外部に保存しておくための
ものとしても多く利用されていました
(最近はUSBメモリを使う人が多いですね)
このCD-RWについて、
詳しく説明していきたいと思います。
「CD-Rとの違い」から、保存できる容量、どこで売っているのか、
どのぐらいデータの書き換えができるのか、
という点をそれぞれ分かりやすく解説していきます。
CD-Rとは何が違うの?
データの保存に使われるCDには大きく分けて
「CD-R」と「CD-RW」というものが存在しています。
この違いとしては
「データの書き換えができる」ということになります。
データを消して、
また別のデータを記録することができる、
ということですね。
CD-Rと呼ばれる方は、
一度データを保存してしまうと、データを消すことができないので、
いらなくなったデータを削除することができませんし、
容量がいっぱいになってしまった場合は
それ以上何かを保存することもできません。
一方で、CD-RWの方は一度CDに保存したデータを削除
することができ、いらなくなったデータを消したり、
容量が不足したら、不要なものを消して
新しいデータを保存したり、ということが
可能になっています。
CD-RとCD-RWの最大の違いとしては
この部分になりますね。
「データの削除ができるか、できないか」ということです。
ただ、欠点も存在しており、
構造上、一部音楽プレイヤーなどでは
音楽データを入れている場合でも対応しておらず
再生できない場合や
再生中に不具合などが発生する可能性がある、
という一面もあります。
”音楽CD”として利用するにはベストとは言えないものの、
”データ保存用”として利用するには、
削除・再書き込みが可能で利便性が高い、
というものになりますね。
見分け方は?
お店などで記録用のCDを購入する際には
必ず商品パッケージを確認しましょう。
CD-RかCD-RWか、どちらか記載があるはずです。
また、既に購入済みのディスクで
どっちか分からなくなってしまった場合でも
大抵の場合、ディスクの表面にCDーRかRWか
書かれていると思うので、
ディスクをじっくり見てみてください。
見慣れていればディスクの裏面でも判別できますが
どうしてもわからない場合は、
パソコンにディスクを挿入すればわかると思います。
どこに売っているの?
以前と比べると、データの保存容量も比較的
少な目ですし、メインの記録媒体では
無くなりつつありますが、
家電量販店や、100円ショップなどに売られています。
また、ネットなどでも簡単に手に入りますね。
価格もかなり安くなっているので、
容量をそんなに使わないのであれば
CD-RWでも十分でしょう。
ちなみに、100円ショップのものでも
ちゃんと使えるの?と不安に思う人も
いるかもしれませんが、100円ショップのCD-RWでも
問題なく使えるので、その点はあまり心配しなくても
大丈夫です。
(私もCD-RWメインで使っていたころは、100円ショップのものも
たくさん使っていましたが、特にそれによるトラブルなどは
なかったです)
容量はどのぐらい?
CD-RWの容量はモノによって若干異なりますが
大体700MB程度になります。
USBメモリだと、4GBとか8GBとかも当たり前の
ように存在していますから、
それと比べるとだいぶ容量としては
劣る部分もあります。
Verbatim バーベイタム くり返し記録用 CD-RW 700MB 5枚 1-4倍速 SW80QM5V1
ただし、1枚あたりの価格は
今ではかなり安くなっているので、
複数枚用意することでカバーを
することもできますね。
ちなみに、ディスクで言うと、
未だとDVD-RやDVD-RWなども普通に
出回っており、
CDよりはさすがに高いですが
こちらだと4GB以上の記録容量を持つため、
だいぶ、記録容量としては大きくなります。
自分がどのぐらいのデータを保存したいのか、
という点で考えて選ぶと良いですね。
ただ、持ち運びに関して言えばUSBメモリの方が
便利なのもまた事実です。
自分の用途に応じて、選びましょう。
無限に消したり書き込んだりできるわけではない
CD-RWにも書き換え回数の限度というものがあります。
永遠と消したり書き込んだりを繰り返すことが
できるわけではない、ということですね。
普通に使っているレベルではなかなか
「書き込みのしすぎでどうこう」ということは
ありませんが、理論上の数値として
1000回程度が、その限度であると言われています。
1000回も消したり書き込んだりを、
1枚のディスクに対してすることは
まずないとは思うのですが、
永遠にずっと書き込んだり消したりし続けていれば
消耗していく、ということになります。
当然、1000回ぴったり、ということでなく、
”1000回”とはあくまでも理論上の数値となってますので
1000回以上書き込んだり消したりできることもあれば
それより前に…ということも考えられますので
あくまでも”目安”として
覚えておくにとどめましょう。
まとめ
CD-RWのCD-Rとの違いは「記録したものを削除できるかどうか」
ということです。
データは消せるのが当たり前!と思っている人も
いるかもしれませんが、
CD-Rの方ではデータの削除は出来ず、
一度書き込んでしまったら、もう消せない、という形に
なっているので、消したり再度書き込んだりすることのできる
このCD-RWは、いろいろ保存する人には、助かる存在の一つです。