USBハブの「バスパワー」と「セルフパワー」の違いを徹底解説!

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USBポートが不足した際などに利用する
「USBハブ」。

しかし、このUSBハブには2種類の
タイプが存在しています。

それが「バスパワー」と呼ばれるタイプと
「セルフパワー」と呼ばれるタイプですね。

USBハブを使ったことがある人は、
分かっている人も多いと思いますが、
普段、USBハブを使わない!という場合は
「よく分からない!」という人も多いと思います。

「どっちでもいいや!」と、いう感じに
選んで良いものでもないので、しっかりと両者の違いや
メリット、デメリットを把握しておくことが大切です。

違い自体は、そんなに難しいものではないので、
覚えておきましょう!

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バスパワーとセルフパワーの違いは何?

「バスパワー」と「セルフパワー」の違いは
「どうやって電源を供給するか」ということです。

USBハブを動作させるためには、電源が必要です。

その、”電源”を供給する方法が
バスパワーとセルフパワーでは違うのです。

”バスパワー”の方は、
「パソコン」などのUSB端子に接続するだけで、
電源供給が出来るタイプで、
パソコンから電力を分けてもらうような感じで、
動作します。
そのため、特にコンセントなどに繋ぐ必要はありません。
パソコンにつなげれば、自動的にパソコンから電力供給されて
そのまま使える、というものですね。

もう一つの”セルフパワー”の方は
付属のACアダプターなどをコンセントに差し込んで
コンセントから電源供給を受けるタイプです。
そのため、こちらのタイプの場合は、パソコンなどに
接続しただけでは利用することが出来ず、
パソコンなどに接続した状態で、コンセントも差し込む必要がある、
というものになります。

バスパワーとセルフパワーの違いは、この部分になりますね。

バスパワーは、パソコンやゲーム機などのUSB端子に接続すれば
そのまま使えるタイプで、
セルフパワーは、パソコンなどに接続したあとに
付属のACアダプターなどをコンセントにさして利用するタイプとなっています。

そうなると、いちいちコンセントにも接続しないといけない
「セルフパワー」タイプにメリットを感じないんだけど…?
と、思う人もいるかもしれません。
確かに「バスパワー」の場合は、パソコンなどに接続するだけで
使えるので、楽です。

ただ…セルフパワーの方が優れている面もちゃんとあるので、
その点も含めて、解説していきます。

バスパワーのメリットとデメリット

「バスパワー」タイプの場合は、先ほど解説したように、
パソコンやゲーム機など、USB差込口を増やしたい機器の
USBポートに接続するだけで、すぐに使うことができます。
電源は、パソコンやゲーム機など、USBハブを接続した
機器から供給されますので、
別途、コンセントなどで接続する必要はありません。
これが、最大のメリットですね。

手軽に使うことができますし、
配線などが多くなってしまうこともありません。

ただし「デメリット」も存在しています。

バスパワーは、パソコンなどから電源を分けてもらう感じで
動作しているために、
消費電力の大きいUSB機器を接続すると「電力不足」に陥ります。

電力不足に陥ってしまうと、
接続しているUSB機器が認識できなくなってしまったり、
途中で接続が切れてしまったりと、
動作が”不安定”になってしまいます。

マウスやキーボード、USBメモリなどに関しては
消費電力は少ないので、問題ありませんが
「外付けのハードディスク」や「冷却ファン」「印刷機」
などなど、そういったものを複数接続してしまうと、
バスパワーのUSBハブでは電力不足に陥る可能性があります。

これが、デメリットになりますね。

まとめると、

バスパワータイプのメリットは
・パソコンなどに接続するだけですぐに使える
・ACアダプターなどが不要なので、配線などがすっきりする
・価格がセルフパワーより安い

デメリットは
・接続するUSB機器によっては電力不足などが生じる場合がある

と、いうことになります。

もしも、外付けハードディスクやプリンター、その他
消費電力が大きい部類のものを接続する予定の場合は
セルフパワータイプを選んだほうが、確実です。

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セルフパワーのメリットとデメリット

セルフパワータイプの場合は、
ACアダプター(商品に付属されています)などで、
コンセントに接続し、
外部から電源供給を受けるタイプです。

例えば、パソコンに使う場合は、パソコンに接続した上で、USBハブ
自体も、ACアダプターでコンセントに接続する必要がある、
ということですね。

メリットとしては「動作が安定している」ことで、
外部から電源を供給しているために、外付けハードディスクや
印刷機など、消費電力の高いUSB機器も、接続することができますし、
(バスパワータイプの場合電力不足により動作が不安定になる場合も)
より多くのUSB機器を同時に使用することも可能です。

そのため、消費電力の高いUSB機器や、たくさんのUSB機器を
使いたい場合は、セルフパワータイプを選ぶのがベストです。

一方で、デメリットとしては、
「コンセントに接続する必要」があるために手間がかかることや、
ACアダプターなどがあることにより、パソコン周辺の配線などが
増えることが挙げられます。
また、商品にもよりますが、全体的にセルフパワータイプの
USBハブの方が高額になります。

まとめると、
メリットは、
・電源供給を外部から受けるため動作が安定し、
 消費電力の高いUSB機器や同時に多数のUSB機器の接続が出来ること、

デメリットは、
・ACアダプターなどがあるため配線などが増える+接続が若干面倒になる
・価格が若干高い

と、なります。

ただし、消費電力の高いものを使う場合や
より安心して使いたい場合に関しては
セルフパワーのほうを選んでおいた方が確実です。

両方に対応しているものも存在

それほど数は多くないですが、
「セルフパワー」と「バスパワー」両方の機能を持つ
USBハブも存在しています。

これを使った場合は、
消費電力の高いものを接続する場合は
ACアダプターなどを接続し、
そうでない場合は、ACアダプターなしで
パソコンに接続するだけ、という使い方が出来ます。

両方のメリットを兼ね揃えた存在になる…
ということですね。

価格はその分高いものが多いですし、
種類もある程度限られてはしまいますが、
セルフ、バス、どっちとしても使いたい!という場合は
選択肢の一つです。

結局、どっちを選べばいいの?

「セルフパワー」と「バスパワー」、
どっちを選べば良いのか…。

これは「どっちの方が優れている」ということはありません。
紹介してきた通り、どちらにも、メリット・デメリットがあります。

そのため、
”自分がどのような使い方”をするかで選ぶのがベストですね。

マウスやキーボード、USBメモリなどを接続するぐらいしか
使う予定が無ければ、バスパワーで十分ですし、
逆に外付けのハードディスクやプリンターなどを
接続したい場合は、セルフパワーにした方が良いでしょう。

このように”自分がどう使うか”で決めていくと良いと思います。

どうしても、決められない場合は
両方の機能を併せ持つものを買うと、
後から「やっぱりあっちのほうが…」ということに
ならずに済むので、それも一つの選択肢です。

まとめ

USBハブのバスパワータイプとセルフパワータイプは
どちらにも一長一短があるので、
どちらを買うべきかどうかは、
自分の使い方に応じて、選んでいきましょう。

違いに関しては
「どうやって電源を供給するか」の違いになるので
その点を覚えておくと、購入の際に選びやすいのではないかと思います。

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