バイト先で充電するのは犯罪?法律面と実際はどうなのか?を解説!

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バイト先でスマートフォンやタブレットの
充電などをしたことのある人もいると思います。

ですが、それは「電気泥棒だ!」みたいな話も
聞いたことがあるのではないでしょうか。

では、実際のところ
「バイト先で自分のスマホを充電するのは犯罪なのかどうか」
そして、「現実的にはどうなのか」という部分を
分かりやすく解説していきます。

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法律の観点で言うと…?

バイト先で自分のスマホを勝手に充電する…
という行為は、
厳密に法律で言うと、「窃盗」となってしまいます。

色々な考え方があり、法律上100パーセントの正解、
というのも難しい部分ではありますが、
法律では電気は物として扱われており、
そして、その”バイト先の物”である電気を
自分の私物であるスマホに充電することは
”バイト先の物を盗んだ”ことになり
窃盗罪にあたる、ということになります。

窃盗罪は10年以下の懲役または
50万円以下の罰金が科せられます。

が…これはあくまでも「法律上」で決められていることを
ガチガチに守った場合のお話です。

大事な部分は「実際はどうなの?」というところですよね。

そこを解説していきます。

バイト先の責任者次第

結論を言うのであれば
バイト先の責任者次第、というのが
現実的な答えになって来ると思います。

例えばお店なら、バイト先の店長が
「充電ぐらいいいよ」と言っていれば
全然問題はないと思いますし、
許可も出ているわけですから、
問題になる可能性はまずありません。
法律上の判断は難しいところですが、
相手が良い、と言っている以上、「盗んだ」という
ことにはならないのではないかと考えられます。

一方で、バイト先の責任者が
「勝手に充電するな!」と言っている場合は、
勝手に充電すれば、「盗んだ」ということになりますし
バイト先側が、出るところに出れば
「窃盗罪」という可能性も決して0ではありません。

以上のことから、”実際のところどうなの?”という点を
お話するのであれば
「バイト先次第」というのが答えになると思います。

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充電したい場合は許可を貰う

バイト先で自分のスマートフォンを充電したい場合は
はじめに「許可」を貰っておくと安心です。
店長や責任者が「充電してもいいよ」と言っているのであれば
問題になることはないでしょうし、
自分自身も、安心して充電することが
できると思います。

ですので、まず、確認を取る、ということは
しっかりやっておくことをおすすめします。

確認を取ってみて「だめだ」と言われた場合は、
諦めましょう。
(それでも隠れて充電したりすれば、
当然、泥棒扱いになってしまいますからね)

罪に問われたケースはあるの?

バイト先でスマホを充電して罪に
問われたケースはあるのかどうか。

これについては実際に大きな話題に
なっているようなものはなく、
「バイト先で怒られた」レベルぐらいに
留まるかと思います。

「バイト先で充電して逮捕された」というような
話は聞きません。
(ただし、コインランドリーで充電して、
 とかそういう逮捕事例はあります)

”単に充電していた”ぐらいでは
実際のところは事件沙汰になるようなことはなく
バイト先で怒られるぐらいに留まるでしょう。

ただし、当たり前のことですが
法律上「無断で充電」していればアウトなので
その点はしっかりと理解をしておき、
必ず許可を取るようにすることを心掛けてください。

また、注意された場合は、ちゃんと謝り、
同じことを何度も何度もやらないように、
ということは、当然ですが、気を付けるようにしましょう。
(あまりにも度を超していれば事件沙汰になる可能性は
十分ありますし、なっても文句は言えません)

バイト先の方針が分からない場合は?

バイト先が”充電してもいい”のか”してはいけないのか”
よくわからなかったり、
確認しても、曖昧な返事だったりする場合は
「やめておいたほうがいい」です。

無断で充電すれば「法律に反する行為」であるのは
事実ですから
あやふやな状態のまま勝手に充電することは
絶対に避けておきましょう。

問題になってから後悔しても、
遅いですからね。

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責任者や店長が交代した場合は注意

バイト先で「充電OK」になっていた場合でも
バイト先の責任者や店長が代わった場合には
注意が必要です。

同じバイト先であっても、
そのバイト先の雰囲気は、店長や責任者によって大きく
変わりますし、方針も変わります。

前の店長が「充電していいよ」だったとしても
新しい店長も「充電していいよ」だとは
限らない、と、そういうことになります。

そのため、責任者・店長が交代になった場合に
関しては「前は大丈夫だったから大丈夫」ではなくて
必ず、タイミングを見計らって確認するようにして下さい。

新しい責任者が「No」である場合は
それに従うしかありません。

まとめ

バイト先での充電は、法律上だけで言えば
「アウト」になります。
ただし、バイト先の上司の許可などが取れていれば
基本的に問題になるようなケースは
ありませんので、しっかりと”許可”を取っておく、
ということが何よりも大切な部分になりますね。

どうしてもスマホの充電が足りなくなってしまうことが
多い…!という場合に関しては、
モバイルバッテリーを用意しておくなどして
自分なりに工夫し、
くれぐれも勝手にバイト先で充電してしまわないように
注意をしてください。

なお、バイト先で使うような「バイト先の物」に関しては
バイト先でバイト先の物を充電する、と言う形に
なりますので、こちらは法律上も問題ないと考えられます。

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