お店の有名人や芸能人が来た場合
どうすれば良いのかどうかを解説します。
有名人や、芸能人も、
人間ですから、普通のお店を急に
利用するようなこともあります。
もしも、自分が働いているお店に、
店長をやっているお店に
そういった”有名な人”がやってきた場合は
どのような対応をすれば良いのか…？
なかなか迷ってしまう部分もあるではないでしょうか。
ですが、平たく言ってしまえば
”基本的には同じ”で良いのです。
特別扱いする必要はありませんし、
特別扱いする方が、おかしいです。
特別扱いする必要なし
相手が有名人であろうと、芸能人であろうと
「一人のお客さん」であり、それ以上でも
それ以下でもありません。
例えば、事前に話があって、
テレビの取材に来ている、だとか
そういったことであればまた話は変わってきますが
普通に有名人や芸能人が、ふらっとお店に
立ち寄ってきたような場合、
特に特別扱いする必要もありません。
本人だって、特別扱いされることを
望んでいない可能性もありますし、
仮に特別扱いを望んでいたとしても、”他のお客さん”との
兼ね合いもありますから、
絶対にお店としては、特別扱いをするようなことが
あってはいけません。
注意点とポイントは、下記の通りです。
もしもの時のために、覚えておくと良いと思います。
特別サービスはしてはいけない
あくまでも、一人のお客さんとして接するべきであり
特別なサービスはしてはいけません。
例えば、相手が有名人だから、商品の値段を
通常よりも安くしたり、
お店のポイントをいつもより特別多くつけたり、
順番待ちが必要なところを、その有名人や芸能人を
特別扱いして、先に対応したり…
そういったことはしてはいけないのです。
お店として、これをやってしまうと
不平不満を生み出すことにもなり、
トラブルの原因にもなります。
”有名人や芸能人だけを特別扱い”
しているのを他のお客さんが見ればどう思うでしょうか？
別に、何とも思わない、という人ももちろんいるとは
思いますが、中には「なんであの人は特別なんだ」と
不満を抱く人もいるはずですし、
場合によっては「あいつにはサービスしてただろ！」みたいな
クレームに繋がる可能性も考えられます。
また、有名人や芸能人が
〇〇のお店でサービスしてもらった！みたいなことを
ＳＮＳなどで発言する可能性もあり、
”特別扱い”が広まってしまう可能性も。
これは、宣伝効果もありますが、同時に「なんであいつだけ」という
不平不満を拡散させることにもなりますから、
正直なところ、リスクは高いです。
加えて、芸能人や有名人にも、当然「悪い人」はいます。
一度特別扱いすることによって
「自分は特別なんだ」と勘違いしてしまい、
”特別扱いしてもらって当たり前”と
エスカレートするような人もいる可能性がありますので
最初から特別扱いしないことです。
何か要求された場合はどうすれば…？
お店として対応できる範囲内
（普通のお客様にもする対応の範囲内）で出来る要求なら
いつも通り、対応してください。
ただ、お店としては対応できない
”過剰な要求”をされた場合は
相手が芸能人・有名人だからと特別扱いする必要は
ありませんので、いつも通り、お断りしてください。
当然、断る際には、普通のお客様にするのと同じように
丁寧な対応を心がけてください
（いきなり喧嘩腰で対応するのは
お店としてはよくないですからね）
ここで、”特別扱い”しないよう、注意です。
相手が有名人であろうと「１お客さん」として
見るようにし、特別扱いしてはいけません。
クレームをつけられた場合はどうすれば？
有名人・芸能人からクレームをつけられた場合でも
毅然とした対応を取るようにして下さい。
まず、お店側が悪い場合は、ちゃんと謝ること。
これは、いつも通りです。
そして、お店側に非がないようなクレームや
お店側が悪くても、”度を越しているクレーム”に
対しては毅然とした態度で対応してください。
相手が有名人・芸能人であっても
これは変わりませんし、
くれぐれも理不尽なクレームに屈したり、
相手が有名人だからと妥協したりしないように
することが、大切なことです。
クレームがあまりにも悪質な場合に関しては
警察を呼ぶことも視野に入れて、対応するべきです。
お店側で対応しきれないクレーマーに関しては
あまり我慢しすぎずに、警察を呼ぶ。
これも、普通のクレーマー相手と同じです。
特に、暴力を振るわれた場合、
お店の中で暴れ始めた場合などに関しては
即座に通報して下さい。
相手が有名人だからと我慢するようなことがあっては、
絶対にいけません。
トラブルになりそうな場合は証拠を残す
有名人・芸能人とトラブルになりそうな場合は
”証拠”を残してください。
どうしても有名人や芸能人は発言力や影響力が高いため、
”嘘”をついたり、”話をすり替えて”お店側を
悪者にする可能性もあります。
もし口論になったり、クレームをつけられた場合は
映像で記録するか（映像の場合は相手に確認を取ることが望ましい）
音声を録音するかしておくと、ある程度安心です。
※相手が嘘をついてお店が悪者にされてしまう可能性もあるため
証拠を残しておく、ということです。
また、有名人や芸能人が、お店を貶めるような
発言をＳＮＳなどでしている場合は、
適切な対応を取るようにし、
場合によっては（それが嘘や事実と異なることなのであれば）
警察などへの相談も検討すべきです。
お店にもＳＮＳなどがある場合、
芸能人や有名人の発言は事実と異なる旨を記載しておくことが
望ましいです。
お店側から声を掛けない
この人、有名なあの人！？と思ったとしても
向こうから何か言ってこない限り
絶対にお店からは声を掛けたりせずに、
普通のお客さんとして対応して下さい。
理由としては
”他人の空似”の可能性もあるためです。
間違えて声を掛けて「ははは…違いますよ～」みたいな
反応であれば良いですが、
中には怒り出す人がいる可能性もあります。
余計なことで、面倒なクレームに発展してしまわないためにも、
安易に声を掛けるのはやめましょう。
また、本人だったとしても、
相手もプライベートでまで声を掛けられたくない、と
思っている可能性は十分にありますから
その点も考慮したほうが良いですね。
サインなどを求めるのはアリ？
有名人や芸能人が来店して、
本人であることが確実な場合に
サインを求めたりするのはアリかどうか。
これは…本当のことを言えば
避けた方が良いのは事実です。
周囲のお客さんがどういう目で見るか分かりませんし、
有名人本人も「ただ普通にお店を利用したいだけ」で
ある可能性もあります。
ただ、サインを飾ったりしている飲食店などが
あるのも事実で、それは一種の話題作りに
することもできます。
なので、このあたりは「場合による」というのが
答えになるでしょうか。
お店の状況、お店の雰囲気、
相手の状況、相手の反応、
色々な部分を見ながら判断していくしかありません。
ただし、くれぐれも、度を越した対応を
しないように、節度は守るようにしましょう！
相手によって、感じ方も違うと思いますから
その点も注意です！
まとめ
お店に有名人や芸能人が来た場合でも
基本的には、他のお客さんと同じように
対応する、というのがベストです。
余計なトラブルに巻き込まれる可能性を
少しでも減らすために、
その点は、よく理解しておきましょう！
クレームなどをつけられた場合でも同じです。
変に意識しすぎず「普通」の対応で良いのです。
特別扱いする必要はありません。
