除夜の鐘はうるさい?鐘の意味と騒音苦情が出る理由・対策を解説!

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除夜の鐘は
大晦日~元旦にかけて
お寺などで鳴らされる鐘の事です。

最近では”うるさい”などという
苦情も出ている
この除夜の鐘。
いったいどのような意味があるのか、
うるさいと言う意見が出てきたのは
何故なのか、
対策方法は何かあるのかどうか、
それぞれの部分について
順番に解説していきたいと思います。

昔からの伝統、という意見もありますし
今は時代がもう違う、という意見もありますし
今の時代においては、客観的に見れば
除夜の鐘は賛否両論な存在と言えますね。

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除夜の鐘とは?

大晦日の夜~元日にかけて
鳴らされる鐘のことで、
お寺などで、年末年始の行事として
行われます。
基本的に鳴らされる時間は
大晦日~元旦に切り替わる
年明けの瞬間のタイミングに
なることが多いですが、
最近ではお昼に除夜の鐘が
鳴らされたりすることも増えていますね。

心穏やかに新年を迎える、だとか
煩悩を取り払う、だとかそういった意味が
あると言われており、
回数はお寺などによってまちまちですが
基本的には108回つく、というものに
なっています。

現実的なお話をしてしまうのであれば
あくまでも迷信的なものであり
実際に効果があるの?と言われれば
心の問題ではありますが、
年末年始の行事のひとつとして
親しまれているものであるのは事実です。

うるさいという苦情が増えてきた理由

最近では「うるさい」という苦情が
増えてきているのも事実です。
これには一体どのような理由が
あるのでしょうか。
その点についてみていきましょう。

・仕事の人が増えた
以前は年末年始というとお店も軒並み
閉まっているような状況でしたが
最近では、案外普通に営業しているお店なども
増えましたし、以前と比べると年末年始に
休み、という人が減ってきているのも事実です。
年末年始が休みであれば、時間的にも余裕が
あるかと思いますが、そうでない場合、
次の日も普通に朝から仕事がある状況で
近くで鐘を鳴らされてしまえば、
確かに仕事のある立場に立って考えてみれば
「うるさい」と感じてしまうのも無理はないことでしょうし
睡眠を妨げられてしまうのはきついと言えばきついでしょう。

・疲れている人が増えた
疲れている人や
精神的に余裕のない人が増えているのも
事実であると思います。各所でクレームが以前より
増える傾向にあるのも、日常的にストレスを
抱えている人が増えている、ということの表れ
なのではないでしょうか。
私は接客業を経験していますが、本当にどうしようもない
クレームをつける人も実際に多く存在します。
この側面として「疲れている人が増えている」ということも
あるかと思います

・弱気な対応
除夜の鐘のことはひとまず置いておいて、現代では
過剰なサービスが増えていてお店やサービス業などが
クレームに対しても甘い対応をすることが
多くなってきてしまっています。そういった対応が
クレーマーを増長させているのもまた事実でしょう。
除夜の鐘の件はともかく、お店などでは
明らかにおかしなクレームに対しても頭を下げたり
することも多く、その流れは、私は元接客業としても
非常に大きな問題であると思います。
悪質なクレーマーにはきちんとNoを告げる
必要があります。

・高齢者の増加
高齢者が増えている…これも原因の一つと言えるかも
しれません。
と、いうのも接客業時代、理不尽なクレームをつける
高齢者が非常に多かったのです。
”キレる高齢者”ですね。
割合としては一番多かったのではないでしょうか。
これは、本人の性格の問題もありますが、加齢により
正常な判断が出来なくなったり短気になったり
我儘になったりすることにより、
すぐに難癖をつけるような、そういう人が
高齢者の割合が増えてきていることもあり、
増えている、という側面はあるかと思います。

こんなところでしょうか。
色々な要因により、
除夜の鐘を「うるさい」と感じる人が
増えてきている、ということになります。
”仕事”のような、やむを得ない理由もあれば
”クレーマー気質の人間の増加”などの
ちょっとう~ん、な理由もあるのです

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鳴らす側の対策は?

鳴らす側としてもクレームが入ってしまったりすれば
やはり、ある程度の対策をするところも
あるのは事実です。

選択肢としては
「続行」「中止」「配慮」の3つでしょうか。

ひとつは、そのまま「続行」すること。
クレームを無視して、そのまま除夜の鐘を
続行する選択ですね。
ある程度の配慮を混ぜつつ対処していくことに
なるかと思いますが、
そのままスルーする対応も一つの方法ではあるでしょう。

次に「中止」
これは、除夜の鐘そのものを中止してしまうことです。
少数の意見で中止するなんて、という人もいますが
それはクレーム対処をしたことが無い人の理想論です。
クレームって一人に集中的にされるだけで、
受ける側は本当に辛いですから、
除夜の鐘の場合、お寺側は本当につらいでしょう。
クレームに晒されて精神的に疲弊するぐらいであれば
中止するのも一つの手段なのです。

最後に「配慮」
除夜の鐘を鳴らす時間帯を昼間の時間帯に
するなどの配慮的な対応ですね。
楽しみにしている人がいるのも事実、しかし、
迷惑している人もいるのが事実なのであれば
その中間を潜り抜ける、ということが
トラブル回避策としては有効的な場合もあります。
楽しみにしている人にも、迷惑している人にも
一定の配慮を示せる方法と言えば
やはり時間帯をずらすこと、になるのでしょうか。

お寺側の対策としては
こんなところでしょうか。
楽しみにしている人を犠牲にするか、
迷惑している人を犠牲にするか、
少しずつガマンしてもらって中間を取るか。
極端に言えば、そういうことになるかと思います。

うるさいと感じる場合の対策

除夜の鐘がうるさいと感じる場合の
対策はどうすれば良いのでしょうか。

年末年始に仕事をしたことがない人は
軽いことを言うかもしれませんが
確かに翌日仕事の場合は
1日であっても迷惑に感じることもあるでしょう。
”たった1日だろ”みたいな意見もありますが
たった1日であれ、寝不足の仕事は辛いものです。

対策としては

・耳栓などを用いる
耳栓で音を消せるのであれば
耳栓などを用意しておくと便利です。
イヤーマフと呼ばれるヘッドホン状のものも
ありますからそういったものを利用
するのも良いかと思います。
ただ、あまりにも距離が近い場合は
耳栓などをしても寝れない可能性は0では
ないですし、震動などが来る場合は
どうにもなりません

・別の場所で寝る
どうしても寝れない場合、
予め別の場所で寝ることはできないかどうか
確認しておき、可能であれば別の場所で
寝てしまうのもひとつの方法です。
知り合いの家、職場、カプセルホテルなどなど
何らかの候補があれば、そこを利用してみましょう。

・寝る時間をずらす
寝る時間帯を上手く調節して
除夜の鐘の時間になる前に寝てしまう
(途中で目が覚めてしまう人はNG)か、
除夜の鐘の時間だけ起きていて
他は寝ている形式を取るか、
など、時間配分で色々工夫することは
可能であるかと思います。

このようなところでしょうか。
強いクレームを入れるのは、トラブルの原因にも
なりますから
自分で自己防衛してしまった方が
てっとり早く、安全かと思います。

まとめ

除夜の鐘が楽しみな人も
うるさいと思う人も、
いるかと思います

自分なりに上手く対応して
対策していきましょう。

また、お寺側もクレーム対応には
本当に気苦労が多いかと思います。
上手く、バランスのとれた対応していければ、
それが一番賢いのではないでしょうか。

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