自営業や個人事業主に冬休みってあるの?その答えは?

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自営業や個人事業主として働いている人に
「冬休み」はあるのかどうか。

この点について詳しく解説していきます。

冬にはクリスマスや年末年始もありますし、
”できれば冬休みが欲しい”という方は
たくさんいると思います。

それは、自営業や個人事業主として
働く皆様にとっても、同じことですよね。

では、自営業・個人事業主に
冬休みというものはあるのかどうか、
その点について、
実際に私もお店を自分で営業したり、
個人事業主として活動している経験を元に、
解説していきたいと思います。

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冬休みってあるの?

まず、自営業や個人事業主に
冬休みはあるのかどうか?、という点ですが、
これに関していえば
”決まりはない”というのが答えになります。

と、いうのも個人事業主や自営業の人は
基本的には
”何事も自分で決めていかなくてはならない”のです。

そのため、”冬休みがあるのかどうか”も
全ては自分次第であり、
会社から”冬休みは何日から何日まで”と言われたりするのとは
また事情が異なってきます。

休みの日も含めて
”自分で決める”というのが
自営業や個人事業主になります。

もちろん、冬休みに関しても自分で
決めていかなければならず、
冬休みがあるのかどうか、という質問の答えは
「自分で作ればあるし、作らなければない」というのが答えになります。

会社員として働く人や学生さんとは
ここが最大の違いになりますね。

会社や学校側から決められるのではなく、
自分自身で冬休みも決めていく、ということになります。

個人事業主の”自営業”は有給ではない

気を付けなければいけない点としては
”個人事業主”や”自営業”の冬休みは
”有給休暇ではない”と、いうことですね。

サラリーマンの場合は、有給休暇というものが
(※ブラック企業の場合などは形式上だけで
 実際には存在していないケースもありますが)ありますが、
個人事業主や自営業の場合に関しては
そのようなものは存在していません。

そのため、”休めばその分、収入は減っていく”と考えて下さい。

有給休暇の場合は、”会社”があなたの休みの日の分も
給料を出してくれていましたが、
自営業・個人事業主の場合、
稼いでいるのも、給料にあたるお金を得ているのも
あなた自身ですから、
当然、あなたが休めば、その分収入は減るのです。

ですので、冬休みを長く取得すればするほど、
収入としてはどんどん減っていきますので、
休みすぎれば”お金が足りない”なんてことにも
なりかねない、というのが個人事業主・自営業の
怖いところになりますね。

難しいところではありますが、
「収入」とのバランスや「仕事内容」との兼ね合いなどが
大切になります。

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仕事に問題がなく、収入面も問題なら休める

「仕事」の進行や、取引先やクライアントとの
兼ね合いなどがうまく行き、
”年末年始に休んでいても問題がない”場合かつ、
冬休みを取って、年末年始に何日か
休んだとしても収入的にも困らない、やっていける、
というのであれば「冬休み」を自分で考えて
作っても問題ありません。

しかしながら、逆に
年末年始に休んでしまう(冬休み)と、
仕事が追い付かなくなってしまったり、
お客さんや取引先(いる場合)との兼ね合いが
上手く行かなくなってしまう!という場合に関しては、
個人事業主や自営業は”信頼”が大事ですから
冬休みに休むことは難しくなってしまいますし、
収入面から「苦しい」という場合は、
休んでいる場合ではなく、しっかりと仕事をしなくては
いけないようなケースがあるのも事実です。

「仕事面」「金銭面」
この両方に問題がない状態にすれば、
始めて堂々と冬休みを過ごすことができる、
というのが自営業・個人事業主の現実になります。

ものすごくざっくりと言えば
”自分の商売がうまく行ってれば休める”ということです。

逆に上手く行っていなければ冬休みどころか、
春休みも、夏休みも何もありません。
それが、個人事業主・自営業の世界であり、
厳しい一面の一つになります。

冬休みが欲しい場合はどうすれば?

個人事業主・自営業で冬休みが欲しい場合には、
下記のようなことを意識することが大切です。

・事前に仕事を進めておく
「冬休み」が欲しいなら、事前に「冬休みの期間中に
仕事をしなくても問題が生じないように」仕事を進めておくことです。
例えば、何らかを納品したり、期限があるような仕事なら
”先にそれを終わらせておく”ことや、
お客さんが絡むような仕事の場合は”冬休みにしたい期間中の
スケジュールを開けておく”など、
”冬休み期間中に働かなくても、取引や接客上問題がないようにする”と
いうことがまず、最初の大切な一歩となります。

・収入を確保する
”冬休み”中は有給休暇ではありません。
そのため、休めば休むほど収入が減っていくのが
個人事業主・自営業の世界になります。
そのため、”収入を確保する”ということは
非常に大切なことであり、しっかりと”休んでも生活できる”レベルに
稼げるようにしておかなくてはいけません。
実際にその立場に直面したことがない人には想像しにくいかもしれませんが、
”5日間休むだけで収入がやばい”ということにもなることが
本当にあるのです。
そのような状況では休めませんから、日ごろから「うまく稼げるように」
しておかなくてはいけません。

・自営業や個人事業主を諦める
安定して冬休みが欲しいなら、自営業や個人事業主の道は
諦めることです。
自営業や個人事業主であり続ける限り、
残念ながら”完全な安定”は難しいでしょうし、
絶対に冬休みを毎年取るんだ!というのは
難しいことも多いのです。

冬休み中にも収入を得るためには?

先ほど書いたように、自営業や個人事業主の場合、
”有給休暇”というものは存在しないため、
そのままでは冬休みの期間中は収入を
得ることができません。

”それでもやっていける”のであれば
何も問題はありませんが
そうでない場合は、冬休みを諦めるか、
別の方法で収入を確保する必要があります。

自営業や個人事業主が”収入”を冬休み中にも
確保するための方法としては、
例えば”自分一人でやっている場合”は不可能ですが、
バイトや従業員を雇っているような場合、
誰か一緒に自営業をしている場合などは、
上手く交代しながら冬休みを取ることで、
”自分が休んでいる間は別の人が仕事をしている”という
状況にすることができ、収入も維持することができます。

もちろん、相手だって冬休みが欲しい可能性は
高いですから、ちゃんと意思疎通を図りながら、
対応していく必要はあります。

一方で、バイトや従業員などがいない場合は、
”継続的な収入”を得るように工夫するのも
一つの方法です。

例えば、月々いくらでの支払いが生じるような
サービスを自分で運営したり、
お店などの場合でも、例えばネットでサイトなどを
作ってそこで、ある程度自動的な収入が発生するレベルまで
サイトを育てたり、そういうことですね。

”自分が動かなくてもお金が少しでも生まれるようにする”
ことで、自分が冬休みに突入した場合でも、
ある程度の収入を得ることは可能になります。

まとめ

自営業や個人事業主の場合
「約束された冬休み」は存在しない、ということは
頭に入れておきましょう。

自営業や個人事業主には、確かに”自由”はあります。
しかし、それと引き換えに休みすらも「自由」であり、
例えば一部ブラック企業などを除き、基本的には
どのような状態でも、悪さをしたりさえしなければ
給料や休日は保証されるわけですが、
個人事業主にはそれがないのです。

そういった意味では「冬休みがあるかどうか」も
全ては”自分次第”という厳しい世界なのです。

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