梅雨明けはいつ?基準は決まっているの?実際はどうなのか解説!

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「梅雨明け」は、
雨の多い「梅雨」の季節の終わりを知らせるものです。

梅雨明けすると、晴れの日が多くなり、
気温も急上昇し、真夏日になる日も増えて、
いよいよ夏本番…という感じの季節に
突入していきます。

梅雨のような、しとしと続く雨は減りますが
真夏らしいゲリラ豪雨のような雨は増える季節でもありますね。

…それはさておき、「梅雨明け」は
どのような条件で決められているのでしょうか、
そして「梅雨明け」はいつなのでしょうか。
その点について、解説していきます。

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「梅雨明け」はいつなの?

「梅雨明け」は毎年決められた日付に
訪れるわけではなく、
毎年、変動しています。
”何月何日が梅雨明け”と決まっているわけでは
ありません。

そのため、”今年は平年に比べると梅雨明けは早かった”だとか
”今年は平年に比べると梅雨明けが遅い”だとか
そのようなことも、毎年起きることです。

だいたいの梅雨明けの時期は
6月下旬~7月中ぐらいになっており、
梅雨が明けると、いよいよ夏本番、ということになります。

梅雨明けの基準は決まっているの?

梅雨明けの具体的な基準は決まっているのかどうか。

これに関して言うと、
具体的に「晴れの日が何日以上」だとか
「降水量何ミリ以下」だとか、そういう基準は
一切存在していません。

梅雨明けの発表を耳にしたことがある人は多いと思いますが
実はこの「梅雨明け」には、明確な基準が存在しているわけではなく、
案外”曖昧なもの”である、というのが事実になります。

基準は「数値」のような具体的なものでは
決まっていない、ということです。

一応の判断材料としては
・日本付近から梅雨前線が離れた状態であること
・くもりや雨の日が減り、晴れの日が増えること
などと、言われています。

ただ、皆様が想像している以上に曖昧な基準であると
感じる人も多いのではないでしょうか。

意外と、感覚的…というか、
びっしりとしているわけではない条件になっています。

良く言えば柔軟な対応、
悪く言えば適当…
と、言ったところでしょうか。

とは言え、これに関しては自然のものですし、
なかなか具体的な数値を決めるのが難しい、という
事情もありますから、このような感じが限界、
という一面もあるのは事実です。

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地域によって「梅雨明け」の日は異なる

梅雨明けは全国一斉にするわけではなく、
地域ごとに梅雨明けが発表されます。

そのため、例えば、九州と東海地方などなど、
地方が違えば、梅雨明けの日もまた、異なる、
ということです。

基本的には沖縄から梅雨明けが始まり、
西日本から東日本、という感じに
順番に梅雨明けしていく形になります。

これは梅雨入りの時と同じで、
梅雨入りも沖縄からだんだんと東側にしていく
感じになっているので、
梅雨明けもそのように、沖縄から順番に、
ということになります。

梅雨明けすれば雨は降らないの?

梅雨明けすれば雨は降らなくなるのか?
と、言われればそれは「No」です。
確かに、晴れる日は多くなりますが
普通に雨が降ることもありますし、
梅雨明けが発表されたと思ったら
再び梅雨に戻ってしまったような、
そんな天気が続くようなケースもあります。

先程書いたように、梅雨明けには
具体的な数値の基準が存在しないために
梅雨明けを発表しても、
再び梅雨が戻ってくるようなことは
時々、あることです。

また、梅雨明け後は、気温が非常に高くなる日も増え、
今度は”ゲリラ豪雨”などが発生しやすい環境になります。

梅雨のシーズン中のように、1日中、シトシトと、雨が
振り続けるようなことは減りますが、
逆に突発的な雷を伴うような豪雨については
梅雨の間よりも、むしろ増える場合も多いです。

さらに、台風のシーズン本番も近づいてきますので
梅雨が明ければ雨が降らなくなる、と、
いうことではありません。

梅雨以外でも、普通に雨は降るものですからね。

後から修正されるケースも

「梅雨明け」の発表が行われても
実はそれは「暫定」であり、後から修正が
行われる場合もあります。
これは、梅雨入りに関しても同様です。

例えば、梅雨明けが「7月10日(日付はたとえば、です)」と
発表されたとしても、後々の記録に残る梅雨明けが
その日付とは限りません。

実は、梅雨入りや梅雨明けは、毎年”結果論”として
後から修正が行われており、
9月ごろに(修正が必要な場合は)日付が変わることが
あります。

9月ともなっていると、一般的にはもう、梅雨なんて
眼中にない時期になっていますから
あまり興味を持つ人も少ないですが
「梅雨明けが、7月10日⇒7月18日に修正」のような
感じで、修正される場合があるのです。

後から結果を見て
「この時に梅雨明けを発表したけど、やっぱり梅雨明けしてなかった」
みたいな感じですね。
(逆に早まることもあります)

そのため、梅雨明けの日付が最終的に確定するのは、
梅雨明けが発表された瞬間ではなく、
その年の9月ごろになるのです。

まとめ

梅雨明けも、梅雨入りも意外と
曖昧な部分もあるものだということが
分かったかと思います。

ただ、天気を含む、自然の現象に関しては
どうしても曖昧にならざるを得ない部分も
あるのは事実ですから、
梅雨入りも、梅雨明けも、
「ひとつの参考程度」に考えておくのが
一番良いのではないでしょうか。

天気予報にしても、自然災害などの発表にしても
「カンペキ」を求められてしまったら
気象庁は、何も発表できなくなってしまいますからね…。

参考程度に、と、考えておくのが
一番ベストな考え方だと思います。

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