家の中で飛んでいたハエや蚊を
手で潰して退治した…
そんなこともあるかと思います。
中にはゴキブリなどの大きな虫を
手で退治するような人もいるのではないでしょうか。
そんな時に気になることのひとつが
「手を洗った方が良いのか」という点だと思います。
実際に虫を手で潰した場合は、
手を洗うべきなのかどうか、
それとも洗わなくても良いのか、
その点について、詳しく解説していきます。
確実なのは「洗うこと」
「虫」と一言で言っても色々な虫がいますし、
同じ虫でも、あなたに潰されるまで、
どのようにして生活をしてきたのか、
ということは分かりません。
そのため、基本的には「虫を潰したら手を石鹸で洗う」ということを
意識しておくと、安全です。
生きていく上において、
潔癖症などという言葉もあるぐらいですから、
あまりにも神経質になりすぎるのは確かに良くないですが
「虫を手で潰したら手を洗う」ということは
決して神経質すぎるということはなく、
そのままの手で生活することには
色々なリスクもあります。
「お金は誰が触っているか分からないから
お金を触ったら手を洗う」というお話もありますが
それと同じか、それ以上に
虫を潰したら手を洗った方が、良いのです。
少なくとも、
お金を触ったら手を洗うのに、
虫を手で潰したときは手を洗わない、というのは
明らかに矛盾しているので、
できる限り、手を洗うようにしましょう。
菌を持っている可能性
虫は色々な場所を移動していますし、
虫の種類によっては雑菌などを持っている可能性もあります。
その虫を手で潰す、ということは
当然のことながら、そういった雑菌の類などが
手に付着する可能性があり、
そのまま食事をしたり、目をこすったり、
口を触ったりすれば、それらが体内に入ってしまう
可能性も決して０ではありません。
「虫を手で潰してはいけない」ということでは
ありませんし、手で潰しただけで、体調不良になる、とか
そこまでの菌を持っているような虫は
日常生活で遭遇するようなことはまずないので、
過剰に心配する必要はありませんが、
虫を潰した手で、あちらこちらを触ったり、
食事をしたり、目・鼻・口などに触れれば
健康上のリスクも生じてしまいます。
そういった面からも、虫を手で潰したら
手洗いをすることをおすすめします。
かゆみなどが出る可能性
皮膚が弱い人は特に注意したいのが、
虫を潰した手のままでいると、
アレルギー反応を起こしたり、
かゆみなどが出てくる可能性もあります。
潰した直後に手をしっかりと洗っていれば
そういったことになってしまうリスクも
防ぐことができますので、
しっかりと手荒いをしておきましょう。
特に皮膚が弱い人、
何かにかぶれたりしやすい人は
自分がそういう体質であることをしっかりと自覚し、
虫を潰したら手を洗う、を徹底した方が良いです。
蚊を潰した場合は特に注意
コバエやハエなどの場合でも、
手を洗った方が良いのはもちろんですが、
特に注意をしておきたいのが「蚊」です。
蚊を潰した場合は、
蚊が他の人間から血を吸うなどしていた場合、
血が手に付着する場合があります。
自分が吸われていたのかもしれませんし、
他の人が吸われていたのかもしれませんが、
これは場合によっては感染症などの原因に
なる場合がありますので
「必ず」手をしっかりと洗うことをおすすめします。
また、蚊自体、血などが付着しない場合でも
あまり良いものではないので、
ハエなどを潰した場合でも、手は洗った方が良いですが、
蚊の場合はさらに、他の虫よりも注意して
手洗いをするようにしておきましょう。
適当にティッシュで拭いたりしただけで
ＯＫ…というのは蚊の場合は特に
健康面などの観点からも含めて、お勧めできません。
手を洗えない状況の場合は？
外出中などに虫を潰した場合、
場合によっては「手を洗うことができない状況」なことも
あるかと思います。
できれば水洗い＋石鹸で洗った方が良いですが
それができない場合に関しては
除菌のウェットティッシュなどで、付着した汚れや、
手自体を拭きとることをおすすめします。
ウェットティッシュであれば外出先にも簡単に
持っていくこともできると思いますし、
虫を潰したとき以外にも役に立ってくれます。
１００円ショップなどでも販売されていますし、
除菌効果のあるものもしっかりと売られているので
そういったものを、外出時（仕事など含む）の際には、
荷物の中に忍ばせておくと良いかと思います。
ただし、１００円ショップなどで購入する際には
「除菌」効果のあるものと、
ただのウェットティッシュがありますので、
除菌効果のあるものを選んで購入するようにすると、
より効果的であると思います。
その他、若干手荷物にはなってしまいますが、
ジェル系のサッと使える消毒系の商品を持っておく、
という感じでも良いかと思います。
いずれにせよ、虫を潰した際には、
決して「綺麗」なものではありませんから、
手を洗うか、このように何らかの方法でしっかりと
除菌を行うことが望ましいです。
まとめ
「虫を手で潰した際には、手を石鹸で洗いましょう」
と、いうのが答えです。
もちろん、手を洗わずにそのまま過ごした＝
必ずしも健康上の問題が起きる、ということではなく
多くの場合は何も起きないのも事実ではありますが、
それでも「リスク」は高まります。
少しでも不安に感じたり、気持ち悪いと感じたり、
体調不良になりたくないのであれば、
面倒臭いとは思いますが、虫を手で潰した際には
しっかりと手洗い（石鹸で）をすることを
おすすめします。
そんな毎日のように虫を潰しまくるわけじゃないと思いますから、
潰したときぐらいは、手を洗うようにしましょう！
