すぐにネットを規制しようとする理由は?その理由を解説!

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何かあると
すぐに、大がかりな規制をしようとするのはなぜなのか。

例えば、海賊版が問題になれば
海賊版そのものではなく、スクリーンショットまで
規制しようとしたり、
ツイッターで何か起これば
ツイッターそのものを規制しようとしたり、
cookieが悪用されれば、悪用した企業や
悪用する方法に対処するのではなく
cookieそのものを規制しようとしたりと、
的外れなネット規制を行おうとするような
ケースも存在します。

では、なぜ、このように
すぐなんでも規制をしようとするのか。
その理由について解説していきたいと思います

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対処は適切にしないと効果がない

ネットは、さまざまな悪質業者などに
利用されていることも多いのも事実ですし
そういったところに対処していくことは
大事なことになるかと思います。

ですが現状、
こういった部分には残念ながら
しっかりとした対処は行われておらず、
「よくわかんないから全部規制してしまえ」というような
雰囲気が漂っているのが事実です。

が、それをやってしまえば
日常生活にも大きな影響を与えてしまう可能性も高く、
規制は慎重に行わなくてはなりません。
また、規制をしても悪質業者そのものをどうにかしなければ
必ずそういった人・団体は再び抜け道を見つけ出して
更なる悪さをします。
つまり、的外れな規制はプラスになりません。

そして、
仮にツイッターを規制すれば
大きくの人に打撃を与えることになりますし
スクリーンショットの件は問題になっていましたし、
Cookieに関しても、普段皆様が普通に見ている
サイトが閉鎖に追い込まれたり、
パスワードを毎回入力したりする必要が出て来たり、
サイトの読み込み速度が落ちたりする恐れがあります。

適切な対処が行われずに
すぐに規制規制騒ぎだすのはなぜなのか。
その理由を考えていきましょう。

そもそもよく分かっていない

決め事をする人たちが
そもそも”ネットのことをよくわかっていない”
これが一番の問題です。

決め事をする人たちの年齢は
比較的高齢です。
当然、自分たちが全盛期のころには
ネットなど、まだあまり一般的には浸透
しておらず、なじみもなかったでしょう。
そのため”ネットのことをよくわかっていない”人が
多いというのも事実です。

そして、よく分からないものだからこそ、
安易に規制、という考えにたどり着いてしまう、
ということですね。

悪く言えばいつまでも「古臭い」考え方を
しているからこそ、そういう考えに
たどり着いてしまう、ということです。

新しいものに対する拒否反応、
自分にとってよく分からないものに対する拒否反応。
それが、働いているともいえるでしょう。

仮に決め事をする人間の平均年齢が20下がったとすれば
考え方もだいぶ変わるはずです。

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「自分たちには関係ないから」

「自分たちには関係ない」
これも、上のことに絡んでくる部分になりますが、
ネットとあまりなじみがない世代にとっては
スクリーンショットが規制されようが
cookieが規制されようが、あまり
関係のないことです。

そのため、ホイホイ平気で規制を
しようとしていくわけですね。
人間とは、最終的には自分たちの世界を
中心に物事を考える生き物です。
ネットが中心ではなかった時代を生きた
世代の人たちが、物事を自分たちの
世界だけで決めれば
当然、どんどん規制規制となっていくわけです。

面倒くさいから思考停止している

正直、ネット関連は
”抜け道”というものもたくさん存在している世界です。
海賊版にせよ、cookieの悪用にせよ、
それにしっかりと対応するためには
非常に労力がかかります。
ツイッターやSNSなどで発生している
問題に関しても、これは同じことが言えますね。

で、物事を決める人たちにとってすれば
「面倒くさい」わけです。
ですが、何もせずに放置するわけにはいかない。

そこで、思考停止状態になり
「じゃあ、全部規制してしまえ」と
そういう考えにたどり着いてしまうわけですね。

悲しいことではありますが
これが現実かと思います。
要するに、自分たちでしっかりと考えることを
放棄していて、
小学生でも思いつくような
短絡的な考え(全部規制)に行ってしまっている、
ということです。

これはネット以外にも言えることですが
無駄な部分に時間をかけすぎていて
本来、しっかりと議論をして
決めていくべきことに
ちゃんと対応できていないような
そんな部分が多く見受けられます。

都合の悪いものは規制

ネットは、人によっては
都合が悪いものです。
ネットの世界は、あまりにも広く
全体的に目がいきわたらないような
部分も多くありますし
故人が簡単に情報を発信できるような
場所になったのも事実です。

また、税金に関しても、
悪用して逃れる人(これはよくないです)もいれば、
そもそも海外の企業からの振り込みだったり
取引だったりして、課税されないようなものも
存在しています。

物事を決める人たちにとっては
”都合が悪い部分”や”面倒臭い部分”があるというのも事実で
自分たちにとって都合が悪いものですからとりあえず
規制してしまう、という安直な考えに
至ってしまう、ということです。

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何かやったという実績が欲しい

ネットについて、よくわかっていない人がいる、
という点や
対処が難しくて実際のところ打つ手がない、
という点などは解説しました。
ですが、何もしない、となると
風当りがそれはそれで強くなる、
というのもまた事実でしょう。

そのため、”何か対策はした”という
雰囲気づくりのために
何かをしなくてはならない、
ということになり、
そして、よくわからない部分に対して
そのまま規制、ということを
してしまう、ということも
あるかと思います。

会社の上層部などでもそうですが
”意味のないことをやる”ことは
よくあることです。
これは、まったく無駄なことですし
良くないことですが、
上への”やってますよ”アピールだったり
そういうくだらない理由によるもので
あることが多く、
ネットの要素を安直に規制しようとするのも
そういうことの一環とも言えます。

本来は、悪用されている部分に関して
”悪用そのもの”を規制するべきですが
それが難しかったり
そもそも決まり事を作る人間が
古い人間だったりすることにより、
それが出来ず、
でも何かしなければいけないから、
という理由で「じゃあ全部規制してしまえ」という
まるで子供のようなレベルの
規制が出来上がってしまうのです。

対処法はあるの?

対処法としては
「若返り」をするしかないと思います。

年配の方が時代に適応し、
しっかりと理解をすることが大事ではありますが
(中にはスマートフォンとインターネットは
同じようなもの、などという”何も分かってないんだなこの人”
みたいな人がゴロゴロいるので、それは
さすがに問題であると思います)
とは言え、自分たちの全盛期になかったものを
完全に理解しろ、というのも酷ですし、
やはりどこかに偏りができるでしょう。

そのため、年配の方が最低限の知識
(少なくとも↑のようなレベルじゃ、物事を決める立場には
今の時代としては不適切な知識です)を身に着けるとともに
ネットなどをしっかり理解している
若い世代の力も組み込み
いつまでも「自分たち本位の考え」で古い時代に
固執することをやめる、ということが
ひとつの改善ポイントになるはずです。

まとめ

決め事をする人たちの
ネットに対する認識や理解が
非常に遅れているように思います。

そもそもネットに触れたことがなかったり、
SNSすら理解していなかったり、
上で挙げたように、ネットとスマホがごっちゃに
なっていたり…
かなり厳しい知識しか持ってない人も
多いのが現実です。

決め事をする立場の人間が
時代についてくることができていない、というのは
職務怠慢であると思われても
仕方のないことでしょう。

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