築年数が古い物件の注意点は?覚悟しておくべきポイント!

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部屋や中古の物件を探す際に
ひとつの重要な要素となるのが
「築年数」です。

そのアパートやマンション、その家が
建てられてから何年が経過したか、
ということを示す年数ですね。

新築だったり、
築5年だったり、
築10年だったり、
場合によっては築30年の物件、それ以上の物件もあります。

ですが、築年数が経過していれば経過しているほど
当然のことながら
全体的にダメージを受けていることが多いですし
色々なデメリットも生じます。

お部屋探しの際には、
そういった部分も判断しながら選んでいきましょう。

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古い物件にも良いところはある

築年数が古い物件が”一概に悪い”ということでは
ありません。
古い物件にも、良いところはあります。
ただ、後述する通り”デメリット”があることも
また事実ですので、
良い部分と悪い部分をしっかりと頭の中で計算した上で
どうしていくかを決めていくことが
重要になります。

築年数の古い物件のメリットとしては
「家賃が安い」これに尽きると思います。
他にも細かなメリットはいくつかありますが、
築年数の古い物件の大きな魅力としては
「家賃の安さ」になります。

これも立地条件などにより異なりますが
実際にお部屋探しをしてみれば
「築年数の古い物件は安い」ということが
分かると思います。

家賃は基本的に毎月支払うものですし、
最初は物件によって敷金や礼金(家賃の〇ヵ月分)などが
発生することもあり、初期費用も掛かります。
そのどちらも安くなる、ということは
非常に大きな魅力になるのです。

他には「見つけやすい(新築などは競争率が高く見つけにくい)」点や
「欠陥住宅かどうかなどが新築に比べると分かりやすい」
などのメリットはあります。

ただし、先ほども書いた通り、
築年数の古い物件にはたくさんのデメリットも
存在しています。
そういった点をしっかりと理解した上で
判断していきましょう。

耐震面の不安

築年数が経過していればしているほど
「耐震」という面では不安が強まります。

老朽化による建物自体の劣化も
勿論、心配すべき点の一つではありますが、
それ以上に注意しておきたい部分が
「耐震基準」ですね。

時代と共に建築物の耐震性に対する基準が
変わっていて、その「基準」が変わる前に
建築された建物は
「現在の耐震基準」ではなく
「建築された当時の耐震基準」を満たしているものに
なるため、今の基準よりも、緩い基準のもと
建築された建造物になります。

1981年の新耐震基準スタート以降も
細かな変更が何度も行われていますが、
特にこの、1981年の耐震基準の改正については
一つの判断基準にするとよいと思います。

もちろん、先ほども書いたように、
耐震基準云々以前に、
建物はどんどん老朽化していきますので
耐震性に関しては、基準がどうこう関係なかったとしても
どんどんリスクは上がっていきます。

全ての建物がそうではありませんが、
築年数が古くなっていればなっているほど
地震の揺れを強く感じやすかったり、
倒壊や一部倒壊などのリスクも高まります。

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水回りの不安

築年数の古い建物の不安な点のひとつが
「建物全体が老朽化している」ことです。

ただ、これはある程度リフォームなどによって
カバーしている物件があるのも事実です。

が、それでもなかなかボロを隠しにくい部分が
「水回り」ですね。

水回りに関しては、築年数が経過していれば経過しているほど
きつい状況になっている、と考えてください。

勿論、売りに出されている物件である以上、
お風呂にせよ、トイレにせよ、
使うこと自体は出来るとは思いますが
例えば、悪臭がしやすい状況になっていたり
(常にトイレから悪臭がしているような物件もあります)
水が詰まりやすかったり、水回りのトラブルが
発生しやすかったり…
そんな状況になっていることが考えられます。

リフォームなどにより、トイレなども「一見綺麗」に
見えるところはいくらでも探せばありますが、
それでも内部の部分に関してはやはり劣化している
ケースが多く、悪臭や虫などの発生リスクは
築年数が経過していればいるほど、高まるでしょう。

また、そういったものがどうしても苦手!という人は
よく考えたほうが良いですね。

建物自体も当然老朽化している

トイレ以外の部分に関しても、
やはり、築年数が経過していればしているほど
細かな部分も含めて、
何らかの不便な点や、気になる点が
出てきてしまう可能性は高いです。

耐震などの問題以外にも
「ここが汚い」だとか
「ここが劣化している」だとか
そういう部分は、リフォームなどがあまりされていない場合は特に
目立つと思います。

少しでもそういった部分を気にしたくない!という場合は
築年数が経過していても、
なるべくリフォームやメンテナンスが行われている
物件などを選ぶことをおすすめします

虫が多い傾向にある

築年数が経過していればしているほど
「虫」などが出てきやすい傾向にあります。

これは、水回りなどから虫が発生したり
するのもそうですし、
老朽化などにより、虫が侵入しやすい環境に
なってしまったりすることも、
原因の一つになります。

ただし、勘違いしてはいけないのは
「虫」に関しては周囲の環境なども大きく影響しますし
新築=虫が出ないということではありません。

周囲に飲食店があったり
木々が生い茂っているような場所だったり、
近くに虫の発生・寄って来るような要因があれば
新築でも虫は多いです。

「築年数が古い」はあくまでも
”虫が多くなりやすい一つの要素”でしかありませんので、
その点は勘違いしないようにしましょう。
(もちろん、築年数も虫が多くなりがちな一つの要素ではあります)

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設備面のデメリットも

最近建てられた物件のほうが
「設備面」が充実している可能性は高いです。

オートロックなどの”防犯面”もそうですし、
トイレなど水回りの設備の充実、
ネット環境の有無などなど、
新しい物件のほうが、こういった点においては
期待できることは多いかと思います。

古い物件=必ずしも設備面が充実していない、ということでは
ありませんが、比較的新しい物件の方が
充実した設備が整っているケースが多い、というのは
紛れもない事実です。

築年数を一つの参考に

部屋や物件を決める際には
「築年数」を一つの参考にしましょう!

安いのは確かに魅力ですが
同時に上のようなデメリットが
存在しているのも事実です。

が、「築年数」が全てではありません。
同じ築年数でも
リフォームやメンテナンスがしっかり行われている場所もあれば
ボロボロの状態のところもあります。
また、築年数以外の要素で「住みにくい」状態に
なってしまっているようなところもあります。

このあたりは実際に内見などをしてみて、
自分の目で判断する必要があります。

新築に近ければ近いに越したことは
(お金のことを考えなければ)ありませんが
築年数の古い建物=悪い とも限りませんし
逆のパターンもあります。

お部屋探しの際は内見などもしつつ、
築年数が経過している物件などを見る際には、
さらに、注意深く様子を観察してみましょう。

まとめ

私は仕事(お店)で、
築年数不明(おそらく40年以上経過してそう)の
建物を借りたことがありますが
リフォームされていた部分は綺麗でしたが
やはり水回りはかなりニオイがしていましたし、
虫も比較的多めにはなっていました。

また、建物自体も
リフォームされていない部分に関しては
だいぶ時代を感じさせる雰囲気になっていました。

築年数が経過していればいるほど
どうしてもそういう部分は出てきてしまう、というのは
実感としてありましたね。

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