叩くと直るのはどうして?家電を叩くと直るのは本当なのかどうか。

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テレビや冷蔵庫や
その他の家電など、
家電製品はどうしても使っているうちに
調子を崩してしまうことも
出て来ると思います。

そんな家電を
「叩くと直る」というお話は
昔からよく聞くことです。

では、実際に家電製品を叩くと
動作不良などが直ったりするものなのでしょうか、
それとも、
叩くと実は逆効果なのでしょうか。

その点について、解説していきます。

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高リスクの対処法

「叩くと直る」というのは、
高リスクの対処法です。
実際に、効果が望める場合は確かにあるのですが、
逆に壊れる可能性もあり、
実際に叩いてみた結果、
どうなってしまうかは分かりません。
当然、何も効果がない場合もあります。

これから詳しく説明をしていきますが、
「叩くと直る」ということは
確かに可能性としては「ある」ことで、
ちゃんとした理由も存在します。

一方で、当然のことながら叩けば「壊れる」
可能性も十分にありますので、
直るかもしれないし、壊れるかもしれない、
というのが答えです。

特に、最近の家電(例えばスマホなど)は
どんどん精密になっていますから
昔のシンプルな家電と比べると
「叩く」という行為には弱い場合もあるので
その点も注意をしなくてはいけません。

当然、叩いて直そうとして、
逆に壊れてしまった場合は、
仮にメーカー保証期間内であったとしても、
無償での修理は受付してもらえなくなります。
これは、メーカー保証の説明文にも
ほぼ確実に書いてあることですので、
万が一家電を叩く場合は、
そのことも理解した上で行ってください。

「壊れてしまってもいいから、ダメもとで」
という場合のみ、家電を叩く、という
方法を使っても良い、という感じですね。

では、ここから先では「叩くと直ることがある理由」と
「叩くと壊れる可能性はあるのか」などについて
詳しく解説していきます。

叩くと直ることはあるの?なぜ直るの?

まず、家電製品を叩くと「直る」と言われるのはなぜなのか
実際に直ることはあるのかどうか、お話していきます。

叩くと直ることは、上でも書いた通り「ある」というのが答えです。

たまたま直っただけでしょ?と思う人もいるかもしれませんが
”叩くと直る”のには、ちゃんとした理由が存在しており、
基本的に考えられることは、以下の2つです。

・接触不良が、叩いたことによる衝撃で直った
・家電のホコリなどが、叩いたことによる振動で取れたor移動した

この2つですね。

家電製品は内部で何らかの接触不良を起こすこともあります。
それが、叩いた衝撃によって直る、というのがひとつ、
そしてもう一つが、内外部に正常な動作を妨げるような
ホコリ・汚れがあった場合、叩くことでそれが取れたり、
別の場所に移動したりして、結果的に動作が改善する…
これがふたつ目の理由です。

叩いて直るとすれば
多くの場合はこのどちらかでしょう。

実際に叩いて直ることもありますし、
「壊れてしまっても仕方がない」と
一か八かで、叩くのであれば
問題はありませんが、当然、本来「叩く」ことは
家電製品にとってはダメージとなります。

後述するように「壊れる」こともありますので
その点は注意してください。

簡単に言えば
「家電にダメージを与えて直そうとするショック療法」
という感じです。

当然、回復せずにただ単に壊れる可能性もあります。

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叩けば壊れることも当然ある

家電製品は本来、衝撃に弱いモノです。
叩くことによって↑のように
接触不良やホコリなどによる不具合が解消される
可能性は当然あるのですが、
逆に、そういったことが解消されずに、
家電が「壊れてしまう」可能性も十分にあります。

そもそも、接触不良や汚れ以外の原因で
家電の調子が悪い場合、当たり前のことですが
叩いただけで直る可能性は低いです。
内部のシステムが故障してしまっていたりすれば
当然、叩いても絶対に直りません。

そして、上でも書いた通り
叩けば家電製品にダメージを与えることになりますから、
上のように叩いて直ることもあれば
壊れてしまうこともあります。

最初に書いたように、叩いて壊れてしまった家電は
メーカー保証期間内だったとしても
「自分で勝手に壊した」という扱いに
なってしまいますから、注意するようにしましょう。

叩くべき?叩かないべき?

家電製品を叩いてみるべきかどうか、
叩かないべきかどうか、
目安をご紹介しておきます。

⇒壊れてもいいや、という場合
これは叩いてみても良いと思います。
もしかしたら直るかもしれません

⇒壊れたら困る場合
叩くと壊れる可能性もあります。やめておきましょう

⇒メーカー保証期間内
叩いて壊れてしまった場合、「調子悪い部分」が初期不良だったとしても
自己責任で、有償修理になります。
叩くのはやめましょう

⇒明らかに接触不良などではない場合
叩いても無駄です。余計に壊れるだけなのでやめておきましょう。

こんな感じですね。
ちなみに、最新の家電などは昔の家電と
比べてデリケートになっています。
叩いて直る可能性ももちろん0ではありませんが
リスクもより高まっているので、
その点は注意が必要です。

まとめ

家電製品を叩くと、
確かに直ることもありますし、
直る可能性もあります。
ただ、いずれにせよ、近いうちに壊れる可能性は高いです。

また、接触不良以外の原因だったり、
叩いても直らないことも多々ありますし、
逆に壊れてしまう可能性も十分にありますから、
このあたりは忘れないようにしましょう。

「叩けば直る可能性はあるけど、
壊れる可能性もある」
というのが、答えになりますね。

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