車で走行中に
前の車の様子がおかしい…と、
感じた場合はどうすれば良いのか。
例えば異常に遅かったり、
速度が不自然に早くなったり遅くなったりを
繰り返していたり、
フラフラしていたり、急にブレーキを踏んできたり…
…こういった車が前にいると、
不安ですよね。
では、こういった車の後ろを走っている場合
どうすれば良いのかを解説していきます。
前の車の動きがおかしい場合は「危険」
前の車の動きがおかしいと感じた場合、
あなたが今、置かれている状況は
”危険”であると判断してください。
前の車の動きがおかしい理由については
色々なケースが考えられ、
例えば「居眠り・ウトウトしている」「わき見運転」
「高齢者の方が運転をしている」「運転手の体調不良」
「酔っぱらっている」「実はあなたを煽っている」
「単純に運転に不慣れ」など、
色々なケースが考えられますが、
こういった理由までは後ろを走っている立場からすれば
想像はできても、その答えを知ることはできません。
そして、極端な話をすれば、前の車が
急ブレーキを踏む可能性もありますし、
何なら信号待ちでいきなりバックしてくる可能性もあれば
いきなり運転手が意識を失って暴走し始める可能性もあり
”色々な危険”を想定しておかなくてはいけません。
では、どのように対応すれば良いのでしょうか。
道を変更する
自分の安全のことを考えるのであれば
”可能ならその車と別の道を進む”ことを
おすすめします。
例えば、この先の分かれ道で、
おかしな動きをしている前の車が右に行ったなら、
自分は左に行く、という感じで
進む道を変える、ということです。
目的地まで、遠回りになりすぎない程度の回り道であれば、
そうした方が確実ですし、
急におかしな動きをされて、事故に巻き込まれたりするリスクを
回避することができます。
どういう理由でおかしな動きをしているのかも分からない以上、
急に何か、よりおかしな動きをする可能性も十分にあるので、
”できることであれば他の道を進んでしまう”のが
一番確実な方法です。
車線を変更する
気休め程度にしかなりませんが、
2車線以上存在する道路の場合は、
”おかしな動きをしている前の車”とぶつかったりしないように、
”別の車線”に車線変更することも大事です。
車線変更しても、隣の車線などにその車がいる場合
引き続き注意は必要ですが、
ある程度はリスクを下げることができます。
安全に追い抜くことができるのであれば…
できれば”別の道を進んでしまう”のが一番良いですが
法律上問題なく、安全面も十分に確保できている場所であれば
”おかしな動きをしている車”を早めに追い抜いてしまう、というのも
一つの方法になります。
ただし、この際に無理に追い抜こうとして事故を起こしたり、
追い越しできない場所で起き越ししたりしないようにしてください。
また、追い抜く際にも
”おかしな動きをしていた前の車”が突然
”さらにおかしな動きをする可能性”は十分にあるため、
十分に注意しながら抜くようにしてください。
なお、場合によっては追い抜いた車が逆上して
煽って来るなどのリスク
（例えば変な動きをしていた理由が酔っ払いだったなどの場合）も
あるため、慎重に判断するようにし、
危険を感じるのであれば追い抜きはしないようにすることも大事です。
停車可能な場所であれば…
自分の車を安全に停車させることができる場所だったり、
コンビニなどが近くにあったりするのであれば
一度停車して、その車の後ろから
とにかく離れた方が良いです。
一度停車すれば、進行方向が同じであったとしても
その”おかしな動きをする車”はあなたのはるか先に
行くわけですからひとまず危険は去ります。
時間的に厳しい、停車できる場所がない、
という場合を除き、別の道を進むなどの
方法を取れないのであれば、一時停車してでも、
その車とは、別れるようにした方が良いです。
ただ、当然ですが停車できない場所で
急停車して事故を起こしたりはしないようにしてください。
後ろを進む場合は十分な車間距離を確保
別の道を進んだりすることが難しく、
どうしてもその危険な動きをする車の後ろを
走らなければいけないような場面では
”十分に車間距離を確保して走る”ことを
心がけて下さい。
通常時と同じような車間距離だと、
いきなり直線で急ブレーキを踏まれたりした場合、
そのまま追突します。
ですので、
”万が一前の車が急ブレーキを踏んだ場合”でも
追突しないぐらいの車間距離を確保して
走ることが安全面を考えた上では最も
望ましいです。
ただ、可能であればその車とは別の道に進んだり、
追い抜いてしまったりした方が安全なのは確かです。
警察に通報する必要は？
おかしな動きをしている…と少し感じるぐらいでは
なかなか難しいでしょうから、
上のような方法で、”おかしな動きをしている車を回避”することを
優先した方が良いです。
ただし、”どう考えてもおかしい場合”や
”危険運転”などが見られる場合、追突された場合、
急病などであることが確定した場合などは
遠慮せずに通報し、指示を仰いでください。
ただ単に”ちょっと変だな”ぐらいの場合は
自分が回避することを優先しましょう。
まとめ
”おかしな車が前を走っている”という状態は
本当に危険な状態になりますので、
出来る限り別の道を進むなりして、
その車から離れるようにしてください。
極端な話、いきなり大通りを走行中に
何もないところで急ブレーキを踏んでくる可能性もあるので、
甘く見ないことが大事です。
